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TOMOIKU*ブログ
3.252018
「お茶漬け」時間がない時、お酒の〆(シメ)に!“お茶漬けの汁の基本”日本のスローフードでファストフード!
Contents
時間がない時、お酒の〆(シメ)やお客様にお茶漬けはいかがでしょう
「お茶漬け」はごはん・緑茶・梅干し…と、日本が誇る食材をいかして、ササッと作れる簡単で便利な偉大な知恵の結集です。
お腹を満たすごはんに、抗菌作用がある汁の緑茶と万能な栄養を誇る梅干し。
現代の食生活に合わせて、中華や洋食、そしてエスニックの食材で楽しいお茶漬けも増えました。
時間のないときや、お酒の〆、お客様にも重いお食事の後に、さっぱりしたお茶漬けを食卓に出すと、大変喜ばれます。
手軽に作れてさらりと食べられるのが「お茶漬け」で、その一椀のシンプルな料理にホッとしたりします。
お茶漬けの素を使うのが、一番簡単な食べ方ですが、私はどうもあの添加物の塊が気になってしまい、シンプルなお茶漬けを食べています。
「化学調味料」を「うま味調味料」のような表示をされるようになり、アミノ酸があの美味しい味を出していますが、添加物は毎日同じものを大量に食べなければ、人間の体の解毒作用が働きます。
たまに食べるお茶漬けの素が直ぐに毒になることではないのだと思いますが、今回は庶民の日常生活に浸透し長年愛されている江戸時代から受け継がれているお茶漬けを紹介しています。
日本のスローフードでファストフード!
お茶漬けの具材や汁は、各地域で根付いている漬物だったり、肉や魚の佃煮などの常備食を使うことが多いので、実に「スローフード」として食材をいかした料理です。
食べ方は炊きたてのごはんをそのまま使ったり、水でごはんを洗ってサラサラにする方法など、手間のかけ方は様々ですが、常にある具材でサササッと作ることから、元祖日本の「ファストフード」とも言われています。
お茶漬けが嫌いという方は、少ないのではないでしょうか。
お米を中心とした食文化なので、様々な工夫がされていて、現在の私は基本とされているようなお茶漬けばかりを食べてきたので、全国の特産物を入手して、様々な「お茶漬け」を食べてみようと思いました。
必ず、各地域の特徴があるので、すごく楽しい料理になりそうです♪
“お茶漬けの基本”お茶漬けは一椀のシンプルな料理
私は緑茶のほかに、ほうじ茶や烏龍茶、私は昆布茶・梅昆布茶などもよく使います。
お出汁や具材によっては塩だけの時もあり、具材によって汁も変えてみて、お茶漬を楽しんでいます。
さっぱりサラサラといただきたい場合と、ちょっと上品に…と、碗にかける汁によって味の変化をもたらすことができます。
地域や好みによって定着していることもありますが、ごく一般的なお茶漬けのお汁を紹介します。
「お茶」でいただくお茶漬け
日本茶には茶葉の栽培方法や摘み取る時期、製造工程によって様々な種類がありますが、全国的に緑茶や番茶が多く親しまれているようです。
緑茶(煎茶)・玄米茶・ほうじ茶
相性の良い具材-あっさりした具材(梅干し・漬物・塩昆布・佃煮など)
- 緑茶
カテキンとカフェインが多く含まれているので、「酔い覚めの薬」と言われていて、渋味・苦味・旨味などの味わいがあります。 - 玄米茶
香ばしいことから、具材に茶葉をふりかける地域もあります。 - ほうじ茶
緑茶が煎られているので、カフェインが半分になり、渋味や苦味がなく香ばしくなっています。
抹茶・玉露
相性の良い具材-脂が多いもの(刺身・うなぎの蒲焼・天ぷらなどの揚げ物)
- 抹茶
緑茶を擦ったもので、緑茶の効果に食物繊維も加わります。 - 玉露
緑茶の最高級品で、味や色・香りが良く、ビタミンやアミノ酸が豊富です。
緑茶よりもカテキンが多く、脂肪を分解してケットウリを下げる効果があります。
麦茶・そば茶・黒豆茶はノンカフェインで効果を狙う
- 麦茶
食物繊維やミネラルが豊富で、体の熱を冷まし利尿作用があります。 - そば茶
ルチンが含まれているので、高血圧・動脈硬化・糖尿病予防が期待されています。 - 黒豆茶
脂肪の吸収を抑えて、代謝を促進させるので、肥満予防になり、血中コレステロールの酸化を防いで血液サラサラにする効果があります。
「だし汁」でいただくお茶漬け
和食には欠かせない料理で、天然素材の「うま味」を引き出して抽出された「だし汁」は、お茶とは違った美味しさを引き出してくれます。
味噌汁などに使う「だし汁」は水だしでポットで作っておくととても便利です。
そのお出汁に塩や醤油をプラスするだけで、お茶漬けがとてもおいしくなります。
「水だし」の作り方は過去記事にあります(*^^*)
- 鰹節
発酵食品で和風だしの代表で、うま味と香りが上品です。 - 昆布
昆布は海藻類でも「うま味」が発見された最初の食べ物で、鰹節や椎茸と合わせることで、更に旨味成分がアップします。 - 煮干し
小魚を干したもので、奈良時代から調味料として使われていて、明治時代から味噌汁やうどんの汁に使われるようになっています。 - 醤油
世界でも人気がある醤油は、風味と香りは和食以外でも使われるようになりました。 - 塩
塩には海塩・岩塩・湖塩と三種類あり、天然の塩はミネラルも多いです。
こんぶ茶・梅こんぶ茶のお茶漬けも美味しい!
お茶漬けの素を常に使っていると、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
こんぶ茶や梅こんぶ茶にお湯をかけてもいいですし、緑茶でもおいしくいただけます。
簡単にすませたい時には、お漬物などにも利用できるこんぶ茶・梅こんぶ茶は、とても便利です。
ただ単にお茶として飲むだけではなく調味料になります。
“ぶぶあられ”をプラスして香ばしく!
私は「ぶぶあられ」が入っているお茶漬けが大好きです。
お茶漬けの素にも入っている、もち米でできている小さな丸いあられのことです。
「ぶぶ」とはお茶や湯を表す言葉で、熱い湯茶を吹く息の擬声語にもとづいています。
祗園花街で芸者さんが暇なことを「茶を挽く」といい、「お茶」という言葉を避けて「オブ」や「ブブ」と言うようになりました。
赤ちゃんに白湯を飲ます時に、「オブ飲む?」と京都出身の方の言葉で、「オブ・ブブ」をいうことを知りました。
そして、お茶漬けは京都弁で「ぶぶ(おぶ)漬け」とも呼ぶこともあるようです。
そのことから「ぶぶあられ」は京都で生まれて、お茶漬けに使われている粒状のあられです。
私は、茶系のぶぶあられを購入しましたが、たまにカラフルなぶぶあられを購入することがあり、孫はカラフルなぶぶあられが「かわいい~」って喜びます。
シンプルな我家のお茶漬け5選!
梅茶漬け
梅の最高峰の紀州南高梅の桃のようなほんのりと甘い香りと、柔らかいかわいに肉厚な果肉の日本のスローフードである梅干し。
その梅干しをこわして汁に浸透させるのが好きなんです。
のりをたっぷり、ぶぶあられとシソが私のお気に入りです。
しそを三つ葉にすると、さらにさっぱりしています。
基本は緑茶で頂いています。
塩鮭茶漬け
甘塩鮭を焼いて、三つ葉とのりやぶぶあられで食べることが多いです。
ワサビを添えてピリッとした塩鮭のお茶漬けも、美味しいワサビが入手できた時に必ず食べるメニューです。
「鮭といくらの親子茶漬け」は、北海道の海の幸たっぷりで、ごちそうのおちゃずけになりますね。
緑茶ではなくて、和風だしでいただくと、とても上品なお茶漬けになりますし、塩っぽい漬物との相性もいいです。
明太子(たらこ)茶漬け
たらこは添加物量がNo.1なので、月に1回無添加のたらこと明太子を取り寄せています。
たらこをスパゲッティなどに使いますが、お茶漬けにするのが一番贅沢をしている気持ちになります。
右の写真は明太子なのですが、着色されていないので白っぽいです。
熱を加えても、きれいなピンクになりませんが、とてもおいしいです。
楽天でNO1の「たらこと明太子のお試しセット」がとても美味しかったです♪
無添加無着色のたらこや明太子は、磯の臭いが強い場合がありますが、こちらのたらこや明太子はとても上品なお出汁に漬けられているのがわかります。
鯛(刺身)茶漬け
鯛のお刺身を購入するとき、ちょっと多めに購入してしまうほど、鯛のお茶漬けが好きです。
鯛は生なので、熱湯をかけて、ちょっとだけ殺菌します。
そして、生のわさびをスリスリしていただく、鯛のお茶漬けは緑茶でシンプルにいただきます。
わさびの香りと、海の香り…マッチしています。
そして、捨てがたい食べ方は、和風ダシでいただく鯛のお茶漬け。
どちらも、わさびを添えてたべます。
サーモンのお茶漬け
サーモンをお花にして、自家製のたくあんを中心に…
お客様がいらした時、大人気でした。
ワサビを添えていますが、三つ葉との相性がよく、緑茶や和風ダシと、どちらもおいしくいただけます。
少々塩を入れた方が美味しいです。
写真の黄色い自家製たくあんなど、お漬物の作り方が過去記事にあります。
今回は、ここ半月で我家の食卓に上がったシンプルなお茶漬けを紹介しました。
次回、1ヶ月後ぐらいで、ちょっと違ったお茶漬けを作って紹介します。
鯛茶漬けとサーモン茶漬けは、お客様がいらしたとき、お酒の〆で大人気!
お茶漬けは好きな人が多いと感じます。
食欲がないけれど、何か食べて出かけなければならい時、お茶漬けは胃に持たれず腹持ちもいいので、よく食べています。
添加物が多いお茶漬けの素とは違って、味に物足りなさを感じるかもしれませんが、日本のスローフードである食材を生かした、サッササッとできてしまうファストフード「伝統のお茶漬け」を食べてみませんか?
<健康を意識した目的別レシピ>
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