TOMOIKU*ブログ
2.252017
ミネラルが10倍のダシをとる「水出し」残り昆布を簡単に食べる方法
Contents
海藻は現代人に不足なしがちなミネラルの宝庫!簡単に食べる方法
海藻は昔から、日本人のカルシウム源として欠かせない食材でした。
現代の食生活は肉や加工食品を多く摂るようになってしまったため、身体が酸性に傾きがちになっています。
アルカリ性食品の中でもトップクラスの昆布を食べることで、健康体であるために弱アルカリ性になるようにしましょう。
昆布の主な栄養素と効能
昆布の栄養素は子供から大人まで必須食品です!
水溶性食物繊維の特徴
昆布には水溶性食物繊維が多く含まれ、煮た時などに出てくる独特のねばり成分は「アルギン酸」や「フコイダン」といった海藻特有のものです。
「アルギン酸」は動脈硬化・高血圧を防ぎ、「フコイダン」は腸から免疫力を高める作用・がん細胞の増殖を抑制する力があると注目されています。
そして、糖質や脂質の吸収を抑え、コレステロール値の上昇を抑えてくれます。
ミネラルの特徴
私達の身体に流れる血液やリンパ液は、海水の成分と似ていると言われれていますね。
ミネラルは体の組織を作ったり、調子を整えたりする大切な栄養素で、昆布は海の中にあるミネラルを吸収し、人間に有害な物はあまり吸収しないという特徴があるので、約80%が体内に吸収されます。
他の食品に含まれるミネラルに比べ、昆布のミネラルは体内への消化吸収率が高いのが特徴です。
昆布100g中のカルシウム・鉄・ナトリウム・カリウム・ヨウ素などのミネラルは牛乳の約23倍もあり、カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍も含まれているのです。
可食部100g中のカルシウム量の例)昆布710㎎ プロセスチーズ630㎎ 小松菜170㎎ 牛乳110㎎
色素成分「フコキサンチン」とうまみ成分「グルタミン酸」
海藻などに含まれる色素成分「フコキサンチン」は、たまった体脂肪を燃やすたんぱく質の活性を上げて、脂肪の蓄積を抑える上、内臓脂肪に作用して、高めの血糖値を下げ正常値の方向に向かせ、筋肉での糖の利用を促すという、内臓脂肪・体脂肪・ダイエットで悩んでいる方の強い力となります。
そして、日本独特のおダシの味のように「うまみ」があると、おいしさを感じられる塩分濃度が低くなるので、美味しく減塩することができます。
健康と美容に欠かせない昆布の効能
- 花粉症やアトピー性皮膚炎のアレルギー
昆布には抗アレルギー成分がたっぷりで、昆布の抗アレルギー成分は脂質なので、抗アレルギー成分を身体にとりこむために、昆布を食べることがポイントになります。 - 風邪の民間療法になっている昆布
日頃から風邪をひかない体力作りのひとつに民間療法の「昆布水」が広く活用されています。
のどの病気やタンが切れなくて困っている時は「昆布水」でとても楽になります。
昆布に含まれるヨウ素(ヨード)は、人間の成長を促進・新陳代謝を調節・甲状腺ホルモンの分泌が促されて働きも活発になるのです - 丈夫な骨のために昆布
成長期のお子様・働き盛りの大人・骨がもろくなる高齢者と食品でカルシウムを摂るには「昆布」がおすすめです。
昆布(乾物)には、牛乳の約7倍ものカルシウムが含まれています。 - 頭の回転と記憶力アップのために昆布
成長期のお子様や、物忘れが気になる高齢者には、ビタミンB1やB2がと、ビタミン類がたっぷりなので、疲労を回復してくれる働きから思考力がアップします。
アルギン酸は、頭の回転をよくする為には欠かすことができません。 - 消化力のために昆布
小腸・大腸・すい臓の細胞が増え、たんぱく質を分解する酵素と糖質を分解する酵素の働きが活発にするために、食物繊維の豊富な昆布を食べて、消化力をアップさせましょう。 - 血管を強くして血圧を一定に保つために昆布
昆布に多量に含まれているアルギン酸は、塩分(ナトリウム)を効率よく対外に排出するので、高血圧や動脈硬化に抜群の予防効果があり、脳卒中や心臓病を起こしにくくして、アミノ酸(ラミニン)で、一時的に血圧を下げる働きがあります。 - 血糖値を安定させるために昆布
昆布の食物繊維には、糖分の消化・吸収を緩やかにする働きがあり、血糖値を調整するのにブドウ糖が過分に血液中に入り込むのを遅らせる効果があります。 - きれいな肌のために昆布
昆布に含まれるビタミンB2には、肌を美しく保つ働きがあります。 - ダイエットに昆布
昆布に含まれる3分の1が食物繊維なのでお通じを改善して、昆布のネバネバ成分の水溶性食物繊維が、脂質や糖質の吸収を抑えるので、コルステロールを貯まりにくくなります。 - ツヤのある髪のために昆布
昆布に含まれるミネラル分には新陳代謝を高める力があり、ビタミンB1には疲労回復の働きがあることから、昆布が白髪の予防になるというのは昔から伝えられています。
このように「日本の食の力」は続けて食べることが大切です。
昆布は縁起物ということで、引き出物などに使われるのは「喜ぶ」という言葉に通じるからです。
語呂合わせだけではなく、栄養学的に見ても身体のために大変良い食材なので、昆布は理想の健康食品と言っても過言ではなく、小さなお子様からご老人まで体が喜ぶ食材なのです。
簡単に昆布を取り入れる方法!ミネラルが10倍
健康にいいことはわかっていても昆布巻きなどをイメージして料理が面倒に感じる昆布ですが、とても簡単にできるので習慣化してほしい食材です。
「昆布水」の作り方
昆布を水に一晩漬けるだけなので簡単です。
ポットの水の中に昆布を3時間以上(できれば1晩)漬ければ「昆布水」のできあがりです。
後で料理しやすくしておくために乾燥昆布をはさみでカットしてからポットに入れておくのもいいですね。
一度そのまま飲んでみてください。
日本のうまみの基本の味がしますよ。
その昆布水を熱して、味噌とネギ・豆腐をいれるだけで朝の味噌汁になり、1日のスタートをするのに良質な栄養が摂れます。
少量しか必要ない方でも、保存期間は冷蔵庫で1週間は保つので使い切れると思います。
「水だし」の作り方
昆布・鰹節・煮干しなどを水に一晩漬けるだけ!で簡単にだしがとれます。
私はポットの中でふやけた煮干しの姿が苦手なので、無印良品のポットで具が取り出せるタイプを使用しています。
残った昆布や鰹節・煮干しは食べましょう!
残った昆布などを捨ててしまうなんてもったいないですよ。
花粉症などのアレルギーの方は、食べるようにしましょうね。
3分煮のきざみ昆布煮
好みで醤油・みりんや酒・てんさい糖(砂糖)を加えるだけです!
すでに水を十分に含んでいるので、3分ぐらい煮込んで、放っておけば味が染み込みます。
他にお好みでアレンジをして大豆の水煮や人参・ゴマなどを加えることもできます。
白いご飯にのせると、とても美味しくいただけますよ。
ミネラルをいっぱい摂ることができて、余すことなくいただくことができます。
昆布と青魚に多く含まれている健康効果に優れた成分DHAは煮干しに多く含まれているので、お子様は学習における集中力などの効果もあります。
お湯を注ぐだけのインスタント簡単スープ
簡単と言っても独身の方や料理をする時間がない方もいらっしゃいます。
「カルディ」というお店で購入しましたが、スーパーでも多種多様の昆布のインスタントスープが販売されています。
私は購入しているのは、「海藻トロっとスープ」で、わかめ・めかぶ・がごめ昆布・寒天・昆布・ネギが入っていて、大さじ1杯をカップに入れてお湯を注ぐだけです。
この中にお味噌を入れても美味しかったです。
とろろ昆布もお湯を注ぎ、好みで醤油をプラスするだけと簡単なのに、栄養があるものです。
めかぶのネバネバもおすすめ!多くのインスタントが販売されていますので、スーパーを覗いてみてはいかがでしょう。
日本の昔からの伝統食である「昆布」はお子さんの成長には欠かせないカルシウムやミネラルがいっぱい!
大人の活力になり、骨粗しょう症や認知症などが心配な高齢者とすべての年齢層に必要な栄養が詰まっています。
毎日少しづつでいいのです…日本の食の力を作り置きしませんか?
<健康を意識した目的別レシピ>
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