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小豆粥と緑豆粥でデトックスとダイエット効果!スローフード薬膳レシピ-小正月

 

小豆粥を食べる小正月

1月15日は「小正月」です。

小正月は「女正月」とも言われ、年末年始の女性の多忙をねぎらう行事が多く、豊作や女性・子供に関わる家庭的な行事が多いようです。

年神様を迎えるお供えした“しめ縄や門松”などを焼き払う「どんど焼き」が行われ無病息災を願います。

そして、「小豆粥」を食べる習慣があり、小豆の朱色には、昔から邪気を祓う力があると言われているので、家族の健康を願う意味があるのです。

お粥は消化が良いので、胃腸が疲れた時や正月で食べすぎた後、二日酔いの次の日などにピッタリです。

鍋で簡単に作れますし、ダイエット食品を買うよりもかなりリーズナルブです。

 

お正月太りは小豆粥で体をリセットして!

 

小正月は、お正月から散々食べたことで、体重が増えた私とお嫁さんがダイエットを始める日。

ふたりとも10年続けている“お正月ダイエット方法”ですが、確実に1ヶ月で3kg痩せ標準体重に戻るので、お正月は3kgまで太っても大丈夫と思い食べてしまうという、暴飲暴食に日々でした。

夕飯の食事は朝食べて、私達の夕飯は野菜を加えたお粥料理です。

お通じが良くなって、1ヶ月続けているとお腹スッキリしてきます。

おかゆに合うご飯のお供や、雑炊のようにする野菜も低カロリーなものが多い上、お粥は、太るモトの炭水化物の摂取量を減らす事ができるのです。

お粥や雑炊に飽きない方法は、雑炊のように「小豆と野菜」という組み合わせで、ダイエットも長期間をイメージすることです。

小豆に多く含まれるビタミンB1は糖質をエネルギーに変える酵素の原料になるので、「食物繊維」を加えることで、脂肪と疲労の蓄積を防ぐ事が出来るので、緑黄野菜のかぼちゃなどと合わせることでダイエット効果がアップされます。

私は、朝はガッツリ夕飯メニューにして、お昼と夕飯を「小豆+野菜の雑炊」にしていまが、ダイエット目的ではない場合、朝に食べると良いとされているので、お正月で疲れている体をリセットさせる意味で、朝食には「小豆粥」がオススメです。

私は、体重が戻ったら、10日に1食をデトックス目的で、小豆粥を食べています。

関連記事:【小豆(あずき)】おうちの薬膳-解熱・利尿・消腫・散血など「解毒のお薬」10日に1食は小豆粥

禅寺では毎日朝食にお粥を食べる「粥有十利しゅうゆうじり」という言葉があります。

お粥を食べていると、実践していて本当に感じることができます。

粥有十利しゅうゆうじり

  • … 肌つや顔色をよくする
  • … 体力をつける
  • 寿 … 寿命を延ばす
  • … 食べ過ぎず体が楽になる
  • 詞清弁 … 頭の働きが良くなり、言葉も清く爽やかに
  • 宿弁を除く … 胸にもたれない
  • 風除 … 風邪をひかない
  • 飢消 … 空腹を癒す
  • 乾消 … 喉を潤す
  • 大小調適 … お腹の調子を整える

小豆粥と緑豆粥は利尿・浮腫対策ができ体のデトックスに効果的

薬膳で「小豆」は陽性・「緑豆」は陰性で、秋から冬・春は陽性で体を温める“小豆”をお粥に使用し、赤小豆は、湿気はあるけれどまだそれほど暑くはない季節までによい食材で、暑い夏にデトックスをするのであれば、陰性で体を涼める“緑豆”でお粥を作るのをお薦めします。

 

小豆(あずき)は漢方で「解熱・消腫・散血・解毒・利尿作用」があることから、むくみなどの「解毒の薬」として利用されています。

小豆の効能について、サポニンの抗菌性・抗炎症作用・溶血作用・脂質代謝改善作用、種皮色素のアントシアニンの抗酸化性などが報告されていることで、多くの病気の予防になることがわかります。
小豆に含まれる豊富な食物繊維には便のやわらかさを保つ働きがあり、食物の腸内滞留時間を短くしたり、インシュリンの分泌を正常化するなど、肥満や糖尿病、大腸ガンなどの予防に効果があるといわれています。
小豆は糖質やたんぱく質、またこれらの栄養素を代謝するビタミンB1やビタミンB2などを豊富に含みます。
ビタミンB1はごはんやパンに多く含まれる糖質をエネルギーにし、ビタミンB2は脂肪分をエネルギーにするので、カロリーに換えるのに不可欠な栄養素です。
また鉄分や亜鉛、カルシウム、カリウムなどのミネラルも豊富に含んでいます。

<TOMOIKU-「【小豆(あずき)】おうちの薬膳-解熱・利尿・消腫・散血など「解毒のお薬」10日に1食は小豆粥」記事より>

詳しくは関連記事でお役にたてると思います。

 

夏のお粥には、緑豆粥がオススメ!

漢方では、夏は熱中症の予防・回復によく利用されるのが緑豆です。
緑豆は、身体にこもってしまった余分な熱を冷まし、体内の余分な水分を排出し解毒をするので、「解毒・解熱・利尿の効果」を期待して、暑さによる熱やむくみがある症状を改善する食材と言われています。
緑豆に含まれるビタミンB1・B2には疲労回復に効果があり、骨の強化・ストレス緩和・体外排出を促して高血圧を予防し、便秘が解消されています。

<TOMOIKU-「緑豆は夏に最適の食材!解熱・解毒・利尿作用・滋養強壮の効果のレシピ8選」記事より>

詳しくは関連記事でお役にたてると思います。

 

気軽にできる“お粥”は習慣にしましょう

 

お粥は体を温めてるので、内臓の働きや血行が良くなり基礎代謝が上がります。

体温が1℃上がることで代謝量が12%上がるので、体を温めることはダイエットに効果的なのです。

そして、小正月での行事やダイエットだけではなく、お粥を食べることは「粥有十利」のごとく、年間通じて意識して食べるように心がけることで、体が軽くなることを感じられると思います。

 

小豆も緑豆も、多くのレシピでは「一晩水につける」と説明されていることが多いですが、小豆は、皮から水を吸収しません。

小豆は白い目の部分から水を吸収するので、一晩水につけなくても十分煮込めます。

この白い目の部分は温度に敏感なので、冷たい温度の水に長時間ふれることで給水口部分が閉じてしまうことがあるので、軽く洗いすぐ煮込むと長時間煮なくても柔らかくなります。

一番はじめに浸水していた水は、酵素抑制物質が溶け出しているので使わないという話があるのですが、「酵素抑制物質」は熱に弱いため加熱調理をする場合は、熱で破壊されるので大丈夫です。

大豆や金時豆は、皮から水を給水するので、一晩水につけから料理するお豆で、皮全体から水を吸収させてから煮込んでください。

そして、小豆を煮ていると白いアクがでますが、きれいに煮込むためにアク取りをする方がいますが、小豆の渋みや苦味は栄養になるので、是非自宅で豆を煮てくださいね。

小豆の効能を最大限に生かせるのは、自宅で煮る際にできる「アク付に煮汁」です。
煮物をするとき、料理方法としてアクを丁寧に取るという作業がありますが、小豆を煮る場合、その捨ててしまう赤い煮汁にガラクトオリゴ糖・サポニンなどの機能性の高い成分が含まれていています。
出来上がった缶づめよりも、自宅で煮汁を作った方が抗菌性や抗酸化性(血圧、コレステロール、血糖値の上昇などの抑制)が高いので栄養豊富な小豆を食べることができます。
小豆を茹でると泡の成分がサポニンです。

<TOMOIKU記事【小豆(あずき)】おうちの薬膳-解熱・利尿・消腫・散血など「解毒のお薬」10日に1食は小豆粥

 

薬膳「小豆粥」レシピのアレンジ

薬膳だからと難しいことではなく、身近な食材として様々な効果があります。

鍋から作るお粥と、炊いたご飯でつくるお粥があります。

予め「小豆」を煮ておいて、冷凍庫で1日必要量を小分けして保存しておくと便利です。

 

お粥で使う小豆の煮方

小豆はサッと洗って鍋に入れ、豆の5倍ぐらいの水の量で煮ます。

火にかけ沸騰したら、中火で10分・弱火でポコポコと沸き立つ程度の火加減で好みの硬さまで煮ます。

水が多いのが希望でしたら、ある程度煮込んでからゆっくりさし水をするのもいいと思います。

 

小豆粥(米から)

  • 米 1合
  • 水 900ccぐらい
  • 小豆 好み
  • 塩 好み(小さじ1)

土鍋にお米・水を加えて強火で炊き始め、湯気が上がってきたら弱火にて10分炊いて火を止めます。

フタをあけて予め煮てある小豆と煮汁(野菜を加えるタイミングも同じ)を入れ、塩を加えて軽く混ぜ合わせて2~3分蒸らして出来上がり

 

小豆粥(炊いた飯から)

ご飯・水・小豆と煮汁をお鍋で煮込むだけです。

好みで塩を加えます。

 

我家の薬膳小豆粥

  • 玄米と大麦と雑穀を炊いておく。
  • かぼちゃ(大根・人参などでもつくります)小さめに切っておく
  • 小豆は煮込んでおいて、1回分に小分けして冷凍庫に保存されているので、1回分を使う

ひとり用の土鍋に米類に水を加え、茹で上がっている小豆と煮汁・野菜を加えて煮込むだけです。

私は塩がなくても食べますが、好みで塩を加えてください。

大麦は食物繊維は豊富なのでダイエット向きです。

栄養抱負な玄米は、皮を剥いでいないので無農薬などにしましょう。

雑穀は好みですが、栄養補助としてもお粥に加えるとバランスよく栄養が摂取できます。

 

雑穀を食べることは昔からの健康法!1食で30品目の栄養を手に入れる06

スローフードとして「薬膳」が注目されていますが、身近な食材で実はどの家庭でも「薬膳料理」は作っているものです。

昔から親しまれていた玄米・麦・雑穀をご家庭の食卓で使っていること…それも、スローフードである「薬膳」なのです。

 

 

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一般社団法人 日本共育ライフ協会内

(合)共育生活研究所

“漢方養生士・中医薬膳師”として「薬膳・ローフードの食事」と、“LOHASライフスタイリスト”として「ロハスな生活」の講座を各地で行っています。


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