TOMOIKU*ブログ
6.272018
DHAとEPAたっぷり鮭の皮・ハラミやハラスは低カロリー糖質ほぼゼロ!若返る栄養効果効能
Contents
鮭の栄養の効果効能はスゴイ!
鮭は馴染みの深い魚ではないでしょうか。
今の旅館の朝食はバイキングになっている宿が多く、朝から豪華な朝食を用意していますが、昭和の旅館の朝食は日本の代表的な朝ごはんで、白いごはんにのり・卵にみそ汁・お漬物…メインに焼き鮭だった記憶があります。
そして、お弁当の定番は“しゃけ弁当”
おにぎりの具材の不動の一位はなんと言っても“鮭”です。
最近のコンビニでは、ハラミやハラスを使った鮭のおにぎりが、ちょっと高級感を出して売られています。
油が多いことから、じんわりとおにぎりに染み込んで、本当においしいおにぎりができます。
旬は秋ですが、我が家で旬に関係なく食卓にのる魚のひとつが“鮭”!
我が家では、他に骨がある魚として“ししゃも”も朝食で食べるようにしていますが、“鮭”はアレンジがしやすい食材の魚なのでよく使います。
朝食の焼き鮭から、夕食の鮭のムニエルなど、サーモンのサラダなど、お寿司とバリエーション豊かに調理ができる魚ですね。
魚の中でも、嫌いな方は少ないのではないでしょうか。
そんな鮭は体に良いとか、DHA・EPAで脳に良いとか…
鮭は毎日でも食べてほしいお魚です。
鮭のDHA(ドコサへキサエン酸)とEPD(エイコサぺンタエン酸)はどのくらい?
魚は良質なタンパク質であること以外でも、すっかり健康情報ではおなじみになった、DHA(ドコサへキサエン酸)とEPD(エイコサぺンタエン酸)が含まれ、特に皮の部分にオメガ3脂肪酸が多く含まれています。
そして、血液中の余分なコレステロールや中性脂肪を減少させ、血液をサラサラにする効果が期待できます。
注意点としては、熱を加えすぎた皮を大量に食べると逆に血液を凝固させてしまうこともあるので、身についている分の皮の比率で皮を食べることをおすすめします。
これらの脂肪酸は子供から高齢者までの学習・記憶能力の向上に加えて、生活習慣病(成人病-動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病など)の予防の効果があると言われています。
鮭の注目すべき栄養素(可食部100g当り)
- DHA(ドコサへキサエン酸) 820mg
- EPD(エイコサぺンタエン酸) 490mg
- カルシウム 14mg
- ビタミンD 1300IU
鮭だけの栄養素を表示してもわかりにくいので、さまざまな魚のDHA(ドコサへキサエン酸)とEPD(エイコサぺンタエン酸)可食部100gを調べました。
魚類 | DHA | EPD |
---|---|---|
鮪:マグロ(脂身) | 2877㎎ | 1972㎎ |
鰤:ブリ | 1784㎎ | 898㎎ |
鯖:サバ | 1781㎎ | 1214㎎ |
秋刀魚:サンマ | 1398㎎ | 844㎎ |
鰻:ウサギ | 1382㎎ | 742㎎ |
真鰯:マイワシ | 1136㎎ | 1381㎎ |
虹鱒:ニジマス | 989㎎ | 247㎎ |
鮭:サケ・シャケ | 820㎎ | 492㎎ |
鯵:アジ | 748㎎ | 408㎎ |
鰹:カツオ | 310㎎ | 310㎎ |
真鯛:マダイ | 297㎎ | 157㎎ |
鯉:コイ | 286㎎ | 159㎎ |
鰔:カレイ | 202㎎ | 210㎎ |
平目:ヒラメ | 176㎎ | 108㎎ |
鮎:アユ | 136㎎ | 201㎎ |
鱈:タラ | 72㎎ | 37㎎ |
胃腸が弱い人や、冷えやすい人・体力が衰えている時に、食べやすい“タンパク源”で、さらにさまざまな効果は見逃せません。
白身魚なのに「鮭」が赤くなるアスタキサンチンについて
鮭の魅力はサーモンピンクの色で、きつい色でもなく白でもなく、食欲をそそります。
鮭は赤身魚ではなく、鮭は白身魚です。
白身魚でありながら赤い色をしている鮭には、あのサーモンピンクの色に凄い力があります。
鮭は川の上流で生まれ海に移動して回遊、産卵のために故郷の川に帰るという長旅をする一生を過ごします。
その過酷な生体運命がゆえ、エビの仲間であるアスタキサンチンを多く含むオキアミやヘマトコッカス藻を取り入れているものを餌にして、筋肉に貯めているので、身がエビ色のような赤になっています。
筋肉に貯め込むのは、海の長旅のストレスで体内で作られてしまう活性酸素に対抗するためです。
泳ぐ時に必要な筋肉の中にアスタキサンチンを常に溜め込むことで、活性酸素から身体を守っています。
そして、浅瀬で生まれた卵は、強い紫外線にさらされてしまいますが、アスタキサンチンの力によって卵を守り、また大海で泳ぐことができるのです。
その力は、鮭が厳しい自然界を生き抜くための宿命ゆえ持っているパワーです。
鮭に含まれる特別な栄養素“アスタキサンチン”効果効能
日本は海で囲まれた地形から、昔からエビ・カニ・タイなどの海産物から赤いアスタキサンチンを摂りいれてきました。
アスタキサンチンは赤い海産物で自然と口にしているのですが、最近の健康情報によってヒトの体内で合成することはできない貴重な栄養素であるため、健康食品として「サプリメント」もよく目にするようになりました。
そのアスタキサンチンの効果効能は、ビタミンCの約6,000倍・ビタミンEの約500倍・β-カロテンの約40倍・コエンザイムQ10の約800倍という、高い抗酸化作用です。
同じ抗酸化作用でも、ビタミンC・ビタミンE・β-カロテンなどはその効果を発揮する働きが、細胞膜の内側や細胞膜の中心部分と働く場所が一部であることが多いのですが、アスタキサンチンは、細胞膜の内側や中心部分の両方で働く他に、脳や目などの部分にも入り込む栄養素として、抗酸化作用を発揮しています。
『健康』に関するアスタキサンチンの効果・効能
- 脳の老化や予防
- 眼精疲労の軽減や予防
- 動脈硬化の予防や対策
- 血管の老化防止
- 悪玉コレステロールの減少
- 善玉コレステロールの増加
- 筋肉疲労の予防と回復
- 筋肉痛の予防
- 疲労回復効果
- ダイエット効果
- メタボリックシンドロームの対策
- エイジングケア
- 紫外線のダメージカット
- シミの予防
- 美白対策
- シワや肌のたるみの予防や対策
- 肌の老化の予防
- 肌の乾燥対策
- 皮脂の分泌の抑制
- 自律神経のバランスを整える
食事でアスタキサンチンを摂取する場合には、赤色の魚貝類を意識するのですが、身の色が赤いのでアスタキサンチンが入っていると勘違いしてしまうのはカツオやマグロで、アスタキサンチン入っていないので注意が必要です。
アスタキサンチンを多く含む食品
アスタキサンチンを多く含む食品は、鮭やエビなどです。
エビやカニに多く含まれているアスタキサンチンは、生きているときは赤色以外の色で、加熱してタンパク質とアスタキサンチンが分離して鮮やかな赤色に変化します。
- 桜エビ 7.0mg
- オキアミ 3.0mg~4.0mg
- 紅鮭 2.5mg~3.7mg
- イクラ 2.5mg~3.0mg
- 金目鯛 2.0mg~3.0mg
- たらこ 2.0mg~3.0mg
- ギン鮭 2.3mg
- 毛ガニ 1.1mg
- 甘エビ 0.8mg~1.0mg
- キングサーモン 0.9mg
- 白鮭 0.3mg~0.8mg
- すじこ 0.8mg
- くるまえび 0.6mg~0.7mg
桜えびや鮭のふりかけがおすすめです!
桜えびや鮭など、毎日少しずつでも食べることをおすすめします。
作り方:栄養たっぷり常備食「自家製ふりかけ」レシピ7選!市販品「京らー油ふりかけ」最高!
アスタキサンチンは熱を加えることで赤くなるので、熱を加える前は赤色だけではなく、オレンジ色や朱色・黒っぽいエビなどがあります。
アスタキサンチンが含まれていない食べ物と間違いやすいのは、マグロやカツオです。
アスタキサンチンは脂溶性成分なので、サケやエビなどは油と一緒に摂取すると効率が高まり、油を使った料理(ムニエル・フライなど)との組み合わせると効果的です。
養殖鮭の化学物質の危険性!天然鮭の皮やハラミ・ハラスは食べましょう!
安価で売られている鮭のほとんどが養殖です。
アニサキスなどの寄生虫は、基本的に養殖の鮭にはつかないといわれています。
殺虫剤によってアニサキスなどの安全は確保されていますが、養殖の鮭には「劣頭条虫」という特有の寄生虫がいます。
日本の輸入量全体では、チリが68%・ノルウェー 11%・アメリカ10%になっていて、チリがとても多く輸入されています。
日本に輸入される生のサケは、90%以上がノルウェー産で、ノルウェー政府が国内消費者には「鮭など脂の多い魚には、有害汚染物質が蓄積されている為、若い女性や妊婦は週2回を超えて食べないほうがいい」と警告しています。
そして、養殖の鮭には天然ものよりはるかに多くのPCB (Poly Chlorinated Biphenyl/ポリ塩化ビフェニル)をはじめとするダイオキシン類や塩素系殺虫剤などの有害物質が含まれているとも言われています。
チリ産の養殖鮭の養殖場は沿岸部にあるため、畑などでまかれた農薬に含まれる化学物質が流れ込んでしまっているのです。
化学物質は養殖鮭、特に脂肪部分に蓄積されているので、注意しましょう。
天然鮭も、海の汚染があり人間の捨てるゴミによって、鮭がマイクロプラスチックを飲んでしまっています。
マイクロプラスチックとは5mm以下の微細なプラスチックのことです。
レジ袋などのプラスチックごみの破片や洗顔料のスクラブなどが海に流れ出てしまうことから、海洋汚染の危険性もあります。
天然・養殖など品質チェックは、不可欠となっています。
天然鮭の皮を食べるようにしましょう。
鮭を食べる時、皮を残してしまっていませんか?
皮を食べないほうが良いという情報もありますね。
それは養殖鮭の皮の裏には、ダイオキシン類や塩素系殺虫剤などの有害物質が含まれている可能性があることと、皮を焦がしてしまうと、発がん性物質が含まれるということです。
しかし、炭のような焦げではなく、普通に焼き魚を食べるぐらいのこんがりとした焦げであれば、気にして食べないマイナスよりも、食べて得るプラスの方が大きいです。
天然鮭の皮を食べた方がよい利点として、魚の皮に含まれるコラーゲンは、“マリンコラーゲン”と言って、動物性のコラーゲンに比べて吸収率と純度が高いのが特徴で、健康食品・化粧品・医療の分野などにも用いられている優れモノです。
- 美肌効果
- 関節症
- 骨粗しょう症予防
- 動脈硬化予防
- 老化を防止
- 代用皮膚
- 止血剤
コラーゲンは、ビタミンCと一緒に摂ることで合成の働きが高まるので、野菜やレモン汁などといっしょに摂るといいです。
身についている皮のバランス量を摂ることで、摂りすぎることはありませんので、食べ過ぎには注意しましょう。
天然鮭のハラミ・ハラスは低カロリー糖質はほぼゼロ
天然鮭でハラミやハラスが売られていたら、私は必ず購入しています。
最近はコンビニのおにぎりでも、ハラミ・ハラスを具材にしたものがヒットしています。
鮭のハラスはお腹の肉部分で脂が乗っていて美味しい部分なので、おにぎりにすると適度な脂がごはんに染み込んでおいしくなります。
脂が乗っていて、マグロで言うトロの部分が、鮭ではハラミ・ハラスにあたります。
カロリーが高そうに感じますが、脂がのっていても100gあたり130キロカロリーと低カロリーで、糖質はほぼゼロなので血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。
しかもハラミ・ハラスの脂は、栄養が豊富でダイエットにも最適だと言われて良いことづくしです。
DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれています。
そして、100gのハラミを食べると1日に必要なビタミンDを摂取できることから、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病の予防になります。
中性脂肪やコレステロールを分解し、血糖値の上昇も穏やかな上、低カロリー糖質はほぼゼロであることから、体脂肪が気になる人は、サプリメントで摂取するほどです。
我が家ではハラミ・ハラスを食べることが多いので取り寄せています♪
低カロリーで糖質が低く、抗酸化力ありビタミンDがたくさん摂れ、DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)豊富。
鮭のハラミ・ハラスには皮もついていてコラーゲンも豊富で、疲労回復・眼球疲労や脳の活性!
小さいお子さんから高齢者まで、体の健康におすすめしたい食材です。
<健康を意識した目的別レシピ>
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