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TOMOIKU*ブログ
3.72019
“ボンボニエール”干菓子や金平糖など漆器・陶器・ガラスで彩る生活
時間にゆとりがある日、緑茶のお供に小さな和菓子を、お気に入りの器を使って楽しみながら過ごす時間…
日々がどんなに忙しくても、ちょっとした合間に自分のために時間を作るようにしています。
それがたとえ数分でも…心のお薬になるんです。
お金持ちになりたくてお財布を気にするのだから、私たちの命の源である食品にも、居心地の良い場所になりやすいように「器」にも気を付けています。
Contents
小さな和菓子、干菓子や金平糖を「ボンボニエール」に忍ばせて…
私は水分の少ない乾燥した干菓子を、常にボンボニエールに忍ばせています。
緑茶をいただくときのお供に、干菓子は甘すぎず…ホッとする時。
ちょっと甘いものが食べたいときは、金平糖。
干菓子または乾菓子(ひがし)は、落雁や和三盆など、粉状の材料を成型して作る和菓子です。
金平糖は、表面に凹凸状の突起がある球形で甘く、上品なお菓子ですね。
干菓子・金平糖とも昔からある伝統工芸のお菓子です。
急な来客でも、干菓子・金平糖など“ボンボニエール”に入れておくと、慌てることなくかわいいお菓子を用意できます。
小さな和菓子「干菓子」を“ボンボニエール”に忍ばせて…という題名なのは、忍ばせておかないと、孫や男性陣がバクバク食べちゃうから…。
ひとつ・ふたつ…がおいしいのに…ゆったりした時間が台無しになりそうな、パクパク食べる雰囲気にヾ(^o^;)
遊びに来たお客様にお出しするお菓子に…
私とお嫁さん達でゆっくりお茶をするときに…
そんな時に登場するのが、“ボンボニエール”
孫も女の子なので、いっぱい食べたいのを我慢して大人の様子を観察しながら、我家の女子会に参加することもあります。
孫はそんな時、お茶を点ててくれます。
私にとって“ボンボニエール”でいただく干菓子または乾菓子(ひがし)は、ゆっくりできる時間…
自分と時間に対して丁寧に過ごしているような気がします。
「ボンボニエール」とは
今回は緑茶に合う、漆と陶器の“ボンボニエール”を紹介しています。
“ボンボニエール”は、ヨーロッパでは子供の誕生や結婚の祝いなど、おめでたい時に、ボンボニエールに砂糖菓子を入れて贈る風習があります。
日本皇室の宮中宴会の記念品や引き出物として、金平糖と共に贈られることの多い器です。
日本では、結婚・出産などのお祝い事の引き出物として「菓子器」を贈る習慣がありました。
明治以降に西洋の文化が入ってきて、小さなお菓子を入れるための蓋つきの小さな器を“ボンボニエール”と呼ぶようになりました。
私の陶器の“ボンボニエール”は、知り合いの出産祝いのお返しに、我家に遊びに来た時に、“ボンボニエール”に京都の金平糖を添えてくれたものです。
日本の風習に倣って、センスあふれるお友達の贈り物…とても粋です♪
漆器と陶器ボンボニエールで彩る丁寧な時間
ボンボニエールは食器類の様々な材質で作られています。
秋冬は漆器や陶器のものを使うことが多く、春夏はガラス器に変えて四季を楽しんでいます。
我家の漆器のボンボニエール
和菓子が大好きな孫。
女の子なので、自分の“ボンボニエール”が欲しいようです。
8歳なので、もうちょっと作法ができるようになったら、プレゼントしようと思っています。
日本の伝統工芸の小さな和菓子はかわいいので、アクセサリーをみつめるように「かわいい~」と孫は大喜び。
近所で販売している両口屋是清の「二人静」は、清楚な茶花“二人静”を模した、紅白一対の御干菓子です。
甘すぎない上品な和三盆が、口の中に溶ける風味がすごく好き♪
紀州漆器の丁寧に塗り上げた桜柄のボンボニエールは、お嫁さん気に入ってねだられ…購入しました。
紀州塗り(紀州漆器)は室町時代の始まりで、昭和53年に通産省より伝統的工芸品の指定を受けています。
美しく丈夫で使いやすい漆器です。
カルディで桜豆を購入したとき、桜柄の器に入れてみました。
桃色の豆が、桜柄のボンボニエールにとても合います。
私のお気に入りは、大きな花…牡丹かな?
商品の梱包箱もかわいい♪
この“ボンボニエール”なのですが、楽天で1位だったんです。
大きさは上記の桜柄より大きく、お菓子だけでなく小物入れにも使えそうです。
金の蒔絵で描いた、大きな花と唐草を組み合わせたデザインがとても美しい、上品で丸い形状がかわいいです。
木製のボンボニエール
私の横に置いてあることが多い、豆菓子。
コチラは田舎のテーブルの上にいつもありそうな…親しみやすく、どこか懐かしい…
昔から豆菓子入れにしています。
最近、ハマっている豆菓子が、おいしくて…おいしくて…。
「おくやの10種ミックスうまい豆」
甘いタイプはお嫁さんが探して食べちゃうのヾ(^o^;)
でも、私はわさび味や塩豆好きだからいいのだけどね♪
豆菓子で10種類の味がするので、お茶請けにピッタリで、お茶を前に会話をしていると、このお豆止まらないんです。
豆が苦手という友達も、おしゃべりしながら知らず知らずに食べていました。
ガラス製のボンボニエール
ガラス製のボンボニエールには、ゼリーやチョコレート味を入れています。
チョコレートでもカカオ70%以上の小さいタイプを常に入れて、1日1個は食べています♪
キラキラ光るきれいなガラスのボンボニエールも大好き!
カラフルなゼリーをいただいたら、ワクワクしてしまう…ガラスからも漏れるきれいな色合いがかわいい♪
小さな洋菓子でも、包まれたものによっては、透ける色合いが素敵です。
金と銀に包まれたアーモンドチョコはカルディのものです。
ガラス製でも、切子のボンボニエールが欲しいのだけど…まだ手に入れていません。
やはり高価なものなので、検討したいと思っているうちに数十年の月日が経ってしまいました。
ちょっとしたお菓子が、とても素敵なオブジェにもなってしまう…そんなガラスの器が大好きです。
棚にちょこっと置かれているガラスのボンボニエール…その前の通るときの間食として、食べてしまいます。
陶磁器のボンボニエール
いただき物のボンボニエールは「たち吉」です。
結婚の引き出物でも多く使われているものです。
デザインもシンプルでかわいい♪
漆の“ボンボニエール”もかわいいけれど、いただいた陶器のボンボニエールも素敵!
今は、孫が独占して使っています。
どうしても欲しいのでしょうね…。笑
それも、コレ!
海外のボンボニエールも素敵だけど、私は「たち吉」や「ノリタケ」の国産食器が大好きなんです。
お気に入りのボンボニエールに、小さくて上品な和菓子を入れて、自分の心と体にやさしい丁寧な時間を過ごしていきたいな…。
きっと…私は…ボンボニエールを使った、ゆったりとして穏やかな時間の背景が好きなんだと思います。
<健康を意識した目的別レシピ>
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