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TOMOIKU*ブログ
6.72018
タマネギの間違った調理法で血液サラサラ効果ゼロになる!飴色玉ねぎ時短調理法と効能

【玉葱-タマネギ】生活習慣病・花粉症の予防やに欠かせない野菜!血液サラサラ効果が抜群の玉ねぎ!
Contents
タマネギの血液サラサラ効果をゼロにしていませんか?
家庭料理で多く使われる“タマネギ”
タマネギはユリ科ネギ属で、茎の根元が膨らんで大きくなったタマネギは根ではなくて鱗茎で“葉”の部分になります。
らっきょうやにんにくなども、球根と思われがちですが、“葉”なんです。
日本では明治時代から栽培が始まっているタマネギは、西洋料理だけではなく日本料理でもさまざまな調理方法で使われるようになりました。
料理を美味しくしてくれる硫化アリルという成分がプロピルメカプタンという物質になって、糖度の高いタマネギの甘みを引き出してくれます。
そのタマネギは、“血液サラサラ”になるというキャッチコピーから、食べることで血液サラサラで効果が得られると思われがちですが、調理法によって全く効果がなくなってしまうことが、研究でわかり健康情報もかわりつつあります。
タマネギの効果効能
タマネギの成分がもっとも多いのは糖質で、ビタミン類はあまりありませんが、ネギ類に共通の香り成分の“硫化アリル”がビタミンB1の吸収を助けて新陳代謝を活発にしてくれます。
硫化アリルはタマネギを切ることで発生するものです。
切ると細胞が破壊されて、刺激臭と辛みをもっているので、目や鼻を刺激して涙が出るのです。
コレステロールの代謝を促し、血液サラサラにすることで多くの予防ができることがわかりました。
- 高脂血症を予防
- 糖尿病患者の血糖値も改善
- 動脈硬化・脳卒中・心筋梗塞予防
- 気管支ぜんそくの発作抑制
- 骨粗鬆症
- 癌(ガン)
- 解毒
- 肝機能の強化
- 視力強化
- 老化防止
- 抗炎症作用
- 抗酸化作用
- 殺菌作用…など
しかし多く語られる様々な予防は、タマネギの“血液サラサラ”ができることが前提です。
調理方法や食べ方で効果を失うのは、とてももったいないことです。
効果を期待する時の、“血液サラサラ効果の三原則”があります。
生で食べるからこそ発揮するタマネギの力
殺菌効果もある硫化アリルは熱に弱いので、生食で食べるのが一番効果的です。
そして、タマネギの辛みを抜くために水にさらしてしまうことがありますが、それでは水溶性の硫化アリルが水に流出してしまい効率よく効果が得られません。
硫化アリルは揮発性なので、切ってから空気にさらすようにバットに広げ、15分ほどおくと辛みが抑えられます。
タマネギは水にさらさないようにしましょう。
調理方法でタマネギの血液サラサラ効果を得る方法
タマネギで血液サラサラを得るためには、空気にふれる面を多くしなければなりません。
水溶性の硫化アリルは空気に触れると“アリシン”に変化することから、タマネギは刻めば刻むほど効果を得ることができます。
みじん切りやすりおろして使うことです。
タマネギはみじん切りやおろして、ドレッシングや肉などのソースにはタマネギを使うように心がけることで、血液サラサラ効果が得られます。
みじん切りまで小さく刻まないとしても、スープや煮物で使うとき、いきなり茹でないで、アリシンやビタミンが流れ出さないように、軽く油で炒めることで栄養素を閉じ込めてしまうひと手間が、血液サラサラ効果を少しでも残しておける方法です。
タマネギの血液サラサラ効果3原則
- 生で食べるようにする
- 小さく刻むようにする
- 熱を加える場合、ちょっとだけ油で炒めて栄養を閉じ込める。
いかがでしたか?
タマネギを食べれば血液サラサラ効果を得られるとは限りません。
調理方法や食べ方で大きく変わってしまいます。
ドレッシングやソースで、みじん切りやすりおろして食べるようにした方がお得なのがわかります。
タマネギを食べるだけで血液サラサラというレシピなどの情報が多いですが、研究は常に更新されていきます。
できるだけ“タマネギは小さく刻んで生食するようにしましょう”
飴色タマネギは10分でできる時短方法
カレーやハンバーグなどに欠かせない「飴色タマネギ」は、時間をかけて炒めるほど甘みがぎゅーっと凝縮されて、料理にコクをプラスしてくれます。
しかし、調理時間のほとんどを飴色タマネギに費やすメニューもあります。
飴色タマネギをつくる場合、タマネギを切ってから炒める作業は30分はかかってしまいます。
タマネギはあらかじめ切っておいて、冷凍庫で保存をしておきます。
冷凍することで、細胞壁が壊れて水分や辛み成分が飛ぶので、炒めて10分かからず飴色タマネギができあがります。
タマネギのみじん切りを冷凍しておくことで、めんどくさいなぁ~とおもうようなメニューでも、サッサとつくれたり、ドレシングやソースを簡単につくることができます。
タマネギは飴色に炒めると、砂糖の50倍の甘さでローカロリーであることはとても嬉しい効果があります。
しかし残念なことに、ビタミン類はほとんどなくなっているのです。
血液サラサラ効果があると考えないで、副菜などで血液サラサラ効果がある“酢”を使うなどの工夫が必要です。
茶色い外皮は捨てないで!
すごくもったいないです。
タマネギの皮は、身の30倍の抗酸化作用のケルセチンが含まれています。
発がん抑制・動脈硬化の予防効果がありますが、そのままあの茶色い皮を食べるのは躊躇すると思います。
ガン克服健康スープなどで見かけるのですが、野菜スープなどのダシに使います。
しっかり煮込むことでケルセチンが溶け出します。
そして、茶色の薄皮を日光に1週間あてることで、ケルセチンは4倍になるので、捨てるのはもったいない…という方は、網のような袋にいれて、干してからスープだしにしましょう。
みじん切りタマネギのビネガー漬け:血液サラサラW効果
作り方
我が家で重宝している「みじん切りタマネギのビネガー漬け」は、みじん切りのタマネギにワインビネガーを注いて漬けておくだけです。
冷蔵庫で2週間は保存できます。
ドレッシング・タルタルソース・ポテトサラダなどのタマネギのみじん切りを使用する際に使います。
タマネギ酢健康法など、ちょっとしたブームになっていますが、イタリア料理などでは普通に作られているものです。
みじん切りのタマネギと、お酢の効果をプラスすることで、血液サラサラ効果がダブルになりますね。
普通のお酢が苦手な方でも、酸味が少なくてフルーティーな香りだったら大丈夫という方が多いです。
「みじん切りタマネギのワインビネガー」にオリーブオイルと塩コショウだけでも、おいしいドレッシングができます。
冷蔵庫に作り置きしておくだけで、ワンランクアップされた料理ができて、血液サラサラになる調味料のような使い方もできますので、ぜひ作ってみてくださいね。
最近は“紫のたまねぎ”も多く見られるようになりました。
白いタマネギの栄養価に加えて、紫色のタマネギにはポリフェノールの一種「アントシアニン」が含まれていて、抗酸化作用があります。
辛みも香りもマイルドで、生食にむいているタマネギで、サラダでぜひ使って欲しいタマネギです。
血液の流れが悪いと、さまざまな病気の原因になります。
タマネギの効果が発揮できるような使い方をした方がお得です♪
<健康を意識した目的別レシピ>




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