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2.162017
落雁-らくがん“日本三銘菓”四季折々の伝統の和三盆お菓子が可愛い
[最新更新日:2020年2月26日:追記]
Contents
四季折々の伝統和菓子がかわいい
最近、家庭の中でお抹茶をたてるのが習慣になって、茶席菓子を調べることが多くなりました。
茶席菓子である供物で定番の「落雁」は、“打ちもの”と呼ばれて干菓子を代表する伝統的な和菓子の一種です。
古代的な型から現代に合わせたかわいい型まで、四季やお祝いに合わせてかわいいお菓子がいっぱいです。
日本の伝統和菓子「落雁」は、さらっとした口溶けと奥行きのある上品な甘さがたまらなく美味しく、お茶うけに落雁をいただく時間は、「静」という心地よい「時」を作り出します。
和菓子好きで和菓子は購入してきましたが、現在住んでいる東海地方で有名な干菓子は、両口屋是清さんの「二人静」という落雁です。
私と息子の嫁さんと孫と女3人とも大好きで、茶菓子によく食べます。
一口でとろける和風の甘さがたまりません♪
その落雁は歴史ある“日本三銘菓”とされていて、「越の雪」「長生殿」「山川」と日本海に沿う新潟県・石川県・島根県で作られ、現在は各地方で様々な特徴をいかして現代風にアレンジすることによって技術が残され愛されています。
日本三銘菓は3つとも日本海側の「落雁」そして藩主が奨励した品
落雁は献上物であったり、お茶うけとして落雁をいただいていましたが、茶人は政治的な力も発揮する時代で、様々な歴史が重なっていていく、奥深いものです。
その日本の代表的な日本三銘菓をご紹介します。
【越乃雪】大和屋(新潟:長岡)
長岡藩9代藩主、牧野忠精公が病に伏された時、献上された落雁を食べて病が回復されたという話しです。
越後の餅米の寒晒し粉と四国特産の和三盆糖を配合した、口に入れるとホロホロと崩れて大変口溶けの良い、上品な甘さのあるお菓子です。
<出典:大和屋さんHP>
【長生殿】森八(石川:加賀)
森八家の始祖・亀田大隅の胴丸に描かれていた紋章・龍玉を商標に390年、前田利常公の創意と小堀遠州卿の命名により生まれた長生殿。
三百数十年間かわらぬ製法を守り続けていて、溶けた時の舌触りは荒目で、甘さも僅かながら薄くとても上品なお菓子です。
<出典 : 森八さんHP>
【山川】風流堂(島根:松江)
茶人として名高い不昧公の好んだ名菓で、山川は<赤-紅葉の山>と<白-川の水>が対になっております。
口にふくんだ時にさっと溶けて甘味が後を引かず、茶人が好む抹茶の風味を最高に引き出すお菓子です。
<出典 : 風流堂さんHP>
落雁は“打ちもの”といわれる日本の伝統技術
“打ちもの”は、型に入れた菓子の生地を、まな板に“打ち付けるように”して取り出し、材料は砂糖が主役の和菓子で、本来はその“甘さ”をじっくりと味わうものです。
落雁を作る時も「菓子木型」を使用して作られます。
以前TVで観たことがあるのですが、この「型」が海外の骨董で高値がついているように、芸術的なセンスと道具を大切にしている文化が高評価を得ていました。
そのような日本の繊細な技術は北欧の技術と似ているものがあり、北欧スタイルの代表的デザイン「marimekko」がノベルティとして配られたのはピンクのウニッコ落雁を起用しています。
とってもかわいかったです。
茶道の文化とともに発展してきた日本の和菓子は、色やかたちも隅々まで気配りされている繊細で美しいものばかりです。
私達は戦後、海外デザインのモノに注目をしてしまう深層心理がありますが、日本文化を調べていくと、繊細で美しく日本独特の情緒豊かな繊細なモノが多いことを知っておくことが大切なのではないでしょうか。
お気に入りの落雁(らくがん)
そんなかわいい落雁。
春を感じさせる「桜」や月見の季節には「お月見うさぎ」
ひな祭りの「ひな人形」こどもの日には「鯉のぼり」
四季折々、モチーフを楽しめるのも魅力です。
ひな祭りが近くなると毎年数点取り寄せていますが、2020年のお雛様では、カルディで見つけた干菓子も購入しました。
干菓子「スナバのうさぎ-にじいろ」
内容量 干菓子 20g 17個
賞味期限 90日 保存方法 冷暗所にて保存
外装サイズ 9cm×9cm×高さ1.5cm
原材料 和三盆、寒梅粉、グラニュー糖
見ているだけで楽しい干菓子です。1個の大きさは1.6cm程度です。
干菓子「スナバのうさぎ-ココア」
内容量 干菓子 20g 17個 てんさい糖
賞味期限 90日 保存方法 冷暗所にて保存
外装サイズ 9cm×9cm×高さ2cm
原材料 和三盆、寒梅粉、ココア、てんさい糖
見ているだけで楽しい干菓子です。1個の大きさは1.6cm程度です。
干菓子「さぬき和三盆-桜づくし」
原材料名:【干菓子】和三盆糖、澱粉【金平糖】グラニュー糖、着色料
保存方法:乾燥した場所・冷暗所にて保存
内容量:35g
美しい干菓子
落ち着いた大人の集まりに…こんな素敵な干菓子をお出ししたい…そう思う干菓子です。
四季を感じるものをモチーフにされていて、見ているだけでも本当に楽しい!
美しい干菓子の詳細はコチラです。
こんな素敵な干菓子の時、やっぱりお抹茶をいただきたいです。
そして、伝統的な茶菓子の器「ボンボニエール」に忍ばせておきたいです。
孫達と、これがかわいい~おいしいねぇ~と、ワイワイ楽しむお茶の時間…。
ゆっくりと時が刻まれるのを味わう時間…。
そんな時、干菓子をいただくと、とっても幸せな気持ちになります。
<健康を意識した目的別レシピ>
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