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TOMOIKU*ブログ
10.132018
還元麦芽糖-マルチトールとは?糖類ゼロノンシュガー低カロリー「チョコレート」が甘い理由
[最新更新日:2020年1月31日:追記]
糖類ゼロ!ノンシュガー低カロリーチョコレートが甘かった!
糖類ゼロでノンシュガー!低カロリーと謳っていると、ちょっと嬉しくなっちゃいます。
糖質制限のブームもあり、そのようなキャッチフレーズの食品をよく見かけます。
ダイエットを意識している人や、糖質制限をされている方にはうれしい食品なのではないでしょうか。
私はもともとチョコレートが好きで、脳を活性させるカカオの摂取目的もあるので、カカオが70%を超えるチョコレートばかりを食べていました。
カカオが70%を超えるとあまり甘くないのですが、私はそれはそれで好きなんです(^^)
関連記事:チョコレートは本物を!安いチョコの危険を暴く?健康になるどころかガンや糖尿病に?
カカオ70%以上のチョコレートを購入しようと、楽天を検索していたら、今一番売れているチョコレートが、「ノンシュガーのクーベルチョコレート」
なんと、糖類ゼロ 糖質オフ シュガーレス 低糖質…と、チョコレートではなかなか見られないキャッチフレーズ!
初回限定はお安いので、購入してみました。
チョコレート専門店なので、こだわって作っています。
市販されているチョコレートに比べて、カカオが多く入っていると思います。
カカオ70%以上のチョコレートは甘くないのですが、きっと甘いんだろう…でも、ノンシュガー???
チョコレートが届いて一口!
かわいい箱に入っていて、少量ずつ食べられるように個包装になっていて、1日1枚10g(63mm×26㎜)で50枚入っています。
1枚約47カロリーなので、他のメーカーのミルクチョコレートより約12~15%カット!
同じように甘いです!普通のチョコレートみたいに…。
レビューもリピーターが多い上、続々と注文が入っているようで、糖分摂りすぎと悩んでいる方の救世主的チョコレートのようです。
お店のこだわりも、職人が作るのが大変な配合のようで、チョコレート専門店だからこそ作れたのかもしれませんね。
お店のこだわり
- 糖類ゼロ
砂糖・乳糖・麦芽糖・ぶどう糖・果糖は一切使用していない。 - 美味しさ
国際基準のベーグルチュールで、ココアバター以外のバーム油の代用品を使用していない。 - 低カロリー
使用している天然甘味料マルチトールは、砂糖に甘みがにているのに、カロリー約50%カットしている - 安全
合成甘味料は一切使用していません。
…と、甘みを出すのに、苦労している様子です。
カカオ70%以上のチョコレートを食べていた私は、苦みに慣れていたので普通に甘いチョコレートは一口で十分でして…ヾ(^o^;)
喜んで食べていた家族と分けました。
そして、おいしかったこのお店のカカオ分80%のチョコは、1枚あたりのカカオポリフェノールが200㎎配合されているので、次回はカカオ分80%を購入してみます。
でも、どうしてこんなに、ノンシュガーで甘く作れるのか?
調べないと気がすまないので、「天然甘味料マルチトール」について調べてみました。
マルチトールとは?(還元麦芽糖)
購入したチョコレートに、「マルチトール」と表示されていました。
マルチトールは、糖アルコールの一種で、麦芽糖(マルトース)に水素を添加して、還元され製造するので「還元麦芽糖」とも呼ばれています。
マルチトールと名前が似ている「マルトース(麦芽糖)」がありますが、性質は異なり別物なので、間違えないようにしないといけません。
マルトースは水飴の原材料のことです。
マルチトール(還元麦芽糖)の食品分類は、添加物ではなく「天然素材」の食品として取り扱われています。
甘味度は砂糖の70%~80%で、現在は“低エネルギー甘味料”として、パンや菓子類や飲料・米系菓子・漬け物などに使われています。
低カロリー甘味料の一種で、カロリーは砂糖の1/2です。
今のところ、マルチトール(還元麦芽糖)は、安全性が高く刺激性もほとんどない安心して使える成分と言われています。
ダイエット食品や、GI値は砂糖に比べて1/3程度なのでインスリン分泌を刺激しないので、糖尿病患者さん向けにマルチトールを使った食品が作られ、トクホ(特定保健用食品)に利用されている成分でした。
調べていると良いことづくしに感じますが、何か不安材料はないのでしょうか。
マルチトール(還元麦芽糖)の危険性は?
マルチトール(還元麦芽糖)は、体でどのような働きをするのでしょうか?
の約70%が大腸でつかわれ、10~20%が小腸でブドウ糖(グルコース)とソルビトールに分解され、ぶどう糖が吸収されて、残りは排泄されていきます。
マルチトール(還元麦芽糖)ほとんどが分解・吸収されないで、大腸で腸内細菌に利用され脂肪酸となり体内に吸収。
その後エネルギーになります。
体に影響される動きは何もないようです。
では製造工程では、安全性の確保はできているのでしょうか?
マルチトール(還元麦芽糖)の原料は、とうもろこし・じゃがいもなどのデンプンから作られています。
ここで、問題があるように感じるのが、他の商品同様、遺伝子組み換えの問題です。
しかし、とうもろこし・じゃがいもなどの遺伝子組み換え商品を、現代では避けることができません。
多くの食べるもの…特に外食では完全にアウトです。
何も食べられなくなってしまうほど、調味料や食品では、甘み成分としてとうもろこし・じゃがいもなどのデンプンを使います。
その中でも、危険のある製造工程と比較的安全な製造工程があります。
自分の体を守る“一線”が、どの部分にこだわっていくのか?
私はできるだけ添加物は避けて生活をしていますが、とうもろこし・じゃがいもなどは、麦芽糖(マルトース)になった時点で原料である作物の出処が不明になるので、調べようがありません。
マルチトール(還元麦芽糖)が気になる範囲でしたら、様々な味付け調味料やパンなどの加工食品が食べられなくなります。
すべて手作りで…畑から…と行動を起こしている方は、自分の体を守る“一線”が違うのです。
たぶんデンプンの材料となる作物は、無農薬栽培のものではないので、オーガニック商品ではありません。
おいしいものが溢れる現代で、これは大好きで食べる、でも他のことに気をつける…という範囲で、「食を楽しむ」ことも幸せを感じる大切なことだと、私は思っています。
おいしいチョコレートは、幸せなひとときです♪
<健康を意識した目的別レシピ>
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