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顔の乾燥・ニキビ(吹き出物)のできた位置別で男も女も薬膳で肌を整える!

 

キレイになりたい!と、どんなに高級な洗顔や化粧品を使用しても、一時は改善したように感じられて安心できるかもしれません。

しかし、皮膚に限らず根本を治さなければ、また同じことが起こります。

東洋医学では、体内の状態を見て判断する「面診」という診断方法があります。

舌を見てもわかるのですが、顔のトラブルが出た場所から体の中の状態を知って、体の内側からケアしていこうという考え方です。

肌の状態は女性の方が気にされる方が多いと思いますが、男女問わず皮膚は一番分かりやすい健康のバロメーターです。

特に、ニキビや吹き出物の出る場所で、自分の不調になりやすい内蔵がわかります。

全体的な乾燥肌は薬膳で健康肌に!

全体的な乾燥肌は薬膳で健康肌乾燥肌などでコスメを利用しすぎると、コスメの合成成分によって、お肌は乾燥肌から敏感肌になり、何を使用しても効果を得られないようになってしまいます。

そして、体の「潤い」が少ないということは、体液や肌だけでなく、目の乾きにからドライアイになったり、髪の毛がパサつき、のどが渇き気管支などが乾燥して咳が出るなど、体のあらゆる部位にトラブルの症状が出ます。

乾燥の影響を最も受けやすいのが、「肺」で、肺が渇くと空咳が出やすくなるなどの呼吸器系のトラブルになります。

大腸の働きとも関係が深いために皮膚にも影響が出て、乾燥肌になったり便秘などから吹き出物などの不調を招くのです。

肺の働きを補う食材を食べるようにしましょう。

【乾燥肌の方の薬膳食材】

大根、れんこん、ユリ根、玉ネギ、長ネギ、白菜、蓮根、山芋、シソ、ショウガ、ハト麦、松の実、銀杏、白ごま、クルミ、卵、牛乳、豆乳、豆腐、いか、豚肉、牡蛎、白きくらげ、はちみつ、柚子、梨、柿、ぶどう

次は、ニキビや吹き出物など荒れる顔の位置などで体の中の状態を見ていきます。

 

ニキビ・吹き出物のできた位置で体の中を整える薬膳

ニキビや吹き出物の原因は、洗顔が原因や皮膚の皮脂分泌が多い・毛穴が汚れでふさがった・便秘という理由だけではありません。

高温多湿の時期は、外気の熱のせいで臓腑に熱がこもってしまい、余分な水分や毒素と熱を毛穴から排出しようとしてニキビや吹き出物に変化しやすくなります。

その他の原因として、普段の食事の内容はもちろん、ストレスや成長時の青年期や更年期などのホルモンバランスの崩れなどで、ニキビや吹き出物が出る原因は様々です。

「肝の熱」おでこ・こめかみの髪の生え際から耳の横

「肝」はストレスに弱いので、イライラしたり不安や心配ごとがあるなど気持ちの抑鬱が長引くことで肝に熱を持つのです。

「肝の熱」効果的な薬膳的食材
そば、セロリ、せり、ゆず、ライム、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、菊花、ハッカ、くちなし、ジャスミン茶、ハブ茶など
陳皮(温州みかんの皮を干した薬膳食材)

「肺の熱」鼻や頬

「肺」と鼻関係は中医学では関わりが深く鼻・鼻の中などの鼻の周りや、頬にニキビができるのは「肺」に熱がある状態です。

肺に熱がある時は乾燥肌と同じように、鼻水や痰が粘り気が強くて色が濃くてニキビや吹き出物は膿をもっているので化膿しやすくなります。

「肺の熱」効果的な薬膳的食材
はと麦、大根、ゆりね、ゴーヤ、きゅうり、レンコン、空心菜、白きくらげ、豆腐、梨、びわ(実)、びわの葉茶、ドクダミ、ドクダミ茶など

「胃の熱」口の周り

「胃」の中に熱を持つ原因となるのは暴飲暴食です。

口内炎や口の周りに吹き出物が出やすくなるのは、胃の熱が上へ上がるためトラブルとなって現れるのです。

不規則な時間や、油っぽいもの・甘いものを食べる食生活で、体内の水分が老廃物となってドロドロになって皮膚に症状があらわれ、肌や頭皮がべたつき毛穴より吹き出物となります。

油ものの食事や味の濃いものを控え、あっさりさっぱりとした和食メニューにしてみてください。

「胃の熱」効果的な薬膳的食材
玄米、はと麦、小豆、緑豆、緑豆春雨、緑豆もやし、白きくらげ、カリフラワー、ほうれん草、青梗菜梨、冬瓜、きゅうり、山芋、空心菜、トマト、アロエ、すいか、梨など

「腎の熱」顎や首

「腎」は生殖機能を管轄しているので、腎の働きが低下してホルモンのバランスが崩れると、あごから首にかけて赤みがある紫色のニキビが出やすくなります。

「腎の熱」効果的な薬膳的食材
ごぼう、昆布、ひじき、もずく、わかめ、なつめ、うずらの卵、栗、牡蠣、ほたて、はまぐり、なまこ、すっぽん、冬虫夏草、ハスの実など

 

薬膳でデトックスしてキレイなお肌になりましょう!

健康体操

薬膳では、症状に応じて足らないものを補充するというだけではありません。

体内のいらない物を排除して、滞っているものを体全体に行き渡らせて、体質や症状に合わせて食材を選んで調理法を考えるのです。

毒素を排出しやすくし、肌荒れにもいい食材に、たけのこ・きのこ類・きくらげ・ごぼう・じゃがいもなどを食事に加えていきましょうね。

ストレスを溜めないようにすることが一番なのですが、なかなか難しい問題です。

ストレス発散が簡単にできるようなら、誰も悩むことはありません。

適度な運動を心がけましょう…と、生活習慣病予防などでも言われますが、なかなかできることでもないと思われる方…。

運動はちょっとだけ、遠回りして歩くとか、意識して歩いてみるところからはじめてみませんか?

肌は生活を表してしまいます。

鏡を見て自分の健康異常を発見できるようになるといいですね。

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TOMOIKU*Recipe by purpose 
<健康を意識した目的別レシピ>
   




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(合)共育生活研究所

“漢方養生士・中医薬膳師”として「薬膳・ローフードの食事」と、“LOHASライフスタイリスト”として「ロハスな生活」の講座を各地で行っています。


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