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みかんが原因?手のひらが黄色になる「柑皮症」と「黄疸」の可能性

 

[最新更新日:2020年2月7日:追記]

みかんで肌の手のひら黄色になるのは病気「柑皮症」食生活から?

冬といえば、こたつで暖まりながら、そばには猫がいてみかんを食べるというのが、部屋のイメージでした。

みかんを食べすぎると、黄色い肌になると言われていますね。

しかし、少量しか食べていないのに、手のひらが黄色くなる怖い病気の可能性もあります。

ワックスがいけないという方もいますが、まずは基本のカロテンが原因です。

みかんを食べすぎて、肌が黄色くなるのは「柑皮症」(かんぴしょう)という立派な病気です。

ミカンの中に含まれるカロテンという物質(ビタミンAの前駆物質)が脂溶性のため、体の脂肪組織に沈着してしまうためなのだそうです。
また、高脂血症の治療中の方や、肝臓でカロテンをビタミンAに転換しにくい場合も、柑皮症が生じやすくなる。
<出典 ライブドアニュース>

ミカン以外にカロテンを含む物質であるかんきつ類、人参、カボチャ、マンゴー、とうもろこしなどといった食品を多く摂りすぎても、柑皮症が起こります。

赤ちゃんや犬など、人参とカボチャ料理を食べると、まず便が黄色っぽくなります。

柑皮症の場合は、食べるのを控えればいいのですが、肝臓の機能障害によって起こる「黄疸」(おうだん)の疑いもあるため、手のひらや足の裏などの症状があったら、まず、「柑皮症」なのか「黄疸」(おうだん)なのか、病院で診察してもらいましょう。

黄疸とはビリルビンという色素が何らかの原因で血液中に増加して、全身の皮膚や粘膜に過剰に沈着した状態で、肌が黄色く感じるのです。

日本人の初期病状で発見がなかなかできないのは、黄色人種のためでわからず気が付くのが遅いとも言われています。

柑皮症とは?

肌が黄色くなる「柑皮症」に原因があります。

悠長に「食べ過ぎ…」と考えでは危険です。

柑皮症はミカンの摂取をやめれば元に戻りますが、重要なのは「柑皮症になりやすい体の状況」です。

ミカンの中にカロテノイドという色素の仲間が体に入ると、脂肪について皮膚の下に沈着します。

カロテノイドの仲間のβークリプトキサンチンは、肝臓でビタミンAに変換されますが、変換できなくなったり、余ったものが血液中の脂肪に溶けるのです。

みかんで「柑皮症」になりやすい人は、血管に流れる脂肪が多いと考えられているので、体に脂がたまりやすい状況にあるため、大きな病気に繋がってしまう可能性があるということです。

若しくは、肝臓が弱ってしまい、ビタミンAに変換できない可能性もあります。

人の体は、原因なくして変化はしません。

もし、適量のみかんを食べているだけなのに、手のひらが黄色くなってしまっている場合、気軽に考えずに血管や肝臓について検査をしてみましょう。

 

手が黄色くなる病的な黄疸の症状

全身の倦怠・疲労感、皮膚のかゆみ(掻痒)、感冒様症状、 発熱、尿の色が濃くなるなど、様々な症状が出る場合、黄疸になっている可能性があります。

黄色くなった皮膚を、みかんのせいにしていると、後で取り返しのつかない病気であることもあるので、気を付けてください。

溶血性貧血・肝細胞性黄疸・肝内胆汁うっ滞型黄疸・閉塞性黄疸・体質性黄疸などで黄疸になっている場合があります。
柑皮症同様、肝臓が原因で起こる肝炎などにも注意が必要です。

  • 急性肝炎は、ウイルス、アルコール、薬剤、自己免疫など様々な原因で起こります。
  • 慢性肝炎は、ゆっくりと症状が進行していくので、通常は黄疸を起こしません。
  • 肝硬変は、肝炎が進行し肝臓が硬くなり機能が落ちていて、黄疸がある場合は肝細胞の機能がかなり低下しています。

黄疸には様々な原因がある

  • 生もの摂取の有無:生ガキはA型肝炎による急性感染を起こす可能性
  • 海外渡航歴:住血吸虫やマラリアなどによる感染でも急性肝炎による黄疸を起こすため、流行地域への渡航の有無
  • 家族歴:閉塞性黄疸の原因になる肝臓がん、胆のうがん、胆管がん、すい臓がんなどを患っている家族がいないか?
  • 輸血・性交渉の有無:B型肝炎ウィルス感染により急性肝炎を起こす
  • 薬剤歴・薬物使用歴:急性の薬剤性肝炎を起こす可能性
  • 飲酒歴:大量にアルコールを飲むとアルコール性肝炎になります。

柑皮症や黄疸など、いずれにしても、皮膚が黄色くなるのは“肝臓”が悲鳴を上げている状態であるということです。

手や顔が黄色なんじゃない?みかんの食べ過ぎなんじゃないの?…で自己解決しないでください。

その中には、危険な病気も含まれているのかもしれません。

みかんは気軽にビタミンを取ることができる果物です。

食べすぎると手のひらが黄色になりますが、1日の果物摂取量が約200g程度とされているので、大人1日に2~3個が適量です。

無農薬やノーワックスのみかんの皮は漢方で処方されるほど、びっくりするほどの効能があり、おすすめの果物ですが、やはり適量を食べるのが一番です。

皮を捨てることなく、乾燥させて食べるように、作り方も紹介していますので、余すことなくみかんを食べるようにしましょう。

 
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<健康を意識した目的別レシピ>
   




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