【秋の体調不良の原因-症状-対策】養生で改善し食べ物で体を整える「食養生」

秋は体調を整えやすい季節のはずが…

秋には夏の暑さや湿気によってダメージを受けた体を癒して、体力を整えておく季節です。

現代の生活は乱れてしまい、猛暑によるエアコン使用は仕方がない気候になっていまい、体調不良を感じる人が増えています。

快適な室内から、室外での暑さの極端な温度差が体を疲れさせ、暑さによって食欲不振や不適切な水分補給などで、体は弱っています。

東洋医学では、秋は体にトラブルが出にくい季節なのですが、現代では難しくなっています。

中医学では「未病千防みびょうせんぼう」という言葉があり、体調不良や悩みが、疾病・病気に確定してしまう前の「未病」であるうちに、予防をして未然に防ぐという意味です。

秋こそ体を養って、免疫力の必要な冬に備える季節とされています。

 

秋にこんな症状の体調不良を感じますか?-気象病と秋バテ

季節の変わり目で、気持ちの良い秋晴れがあると思ったら台風…

雨が続く日や、どんよりした空模様でジメジメした感覚から、急に喉がカラカラになっている乾燥…と、体で察知ができず自然な調整ができなくなってしまい、体調不良を感じるのが「秋」です。

5月・6月・9月と気象病になりやすい中、夏の疲れを引きずってしまうのが秋バテで、様々な症状があります。

  • 体が重くてだるい
  • 気分がスッキリしない・うつ状態
  • 睡眠不足でいつも眠い
  • 頭痛でじんわり締め付けられる・ズキズキする・頭全体の痛み・刺されるような痛み・偏頭痛など
  • 胃腸の荒れでお腹の調子がおかしい・痛む・便秘・下痢・ムカムカする・ガスがたまりがち
  • 吐き気で気持ちが悪い・動悸・息切れ
  • 肌荒れで吹き出物・乾燥肌
  • 目がかゆい・ドライアイ…など

体調不良で病院に行っても、何も見つからない…それは未病状態で、体がSOSとサインを出しています。

このような「季節性変化疲れ」による、体調不良になることは誰にでもあることです。

しかし、気象病と他の原因の症状が重なった、ダブル症状には注意が必要です。

これらの体調不良は、内耳とも関係しているので、耳の血行をよくするマッサージをするだけでも、かなり軽減します。

そして、自律神経の乱れが体調不良の原因とされることが多く、生活習慣や食事の注意が必要です。

下記関連記事で自分の状態をチェックシートで確認してみて下さい。

注意をすることとして、胃腸の機能を高める・利尿作用・熱をとる・体を温める・デトックス・精神安定と疲労回復する食材などの薬膳を紹介していますので、関連記事も合わせてお読みいただくことでお役にたつと思います。

 

 

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秋の体調不良の原因と症状「秋の養生3つの基本」

自然界の動物たちは、実りの秋である食べ物をいっぱい食べて冬の準備をします。

人間も同様、冬に備えて蓄えたいのは、ウイルスなどに勝つ体になるための「免疫力」を強化する必要があります。

  • 夏バテを引きずらないようにする
  • 乾燥している空気に注意する
  • 免疫力の要の胃腸を丈夫にする

秋の体調不良の原因と症状

秋は空気が乾燥しているものなのですが、日本の秋は湿気が残っていて、乾燥と湿気の状態が日々変わります。

湿気がある日もあるので、乾燥している状態の対策を怠りがちになります。

秋口になって、くしゃみや咳が出たり、喘息がひどくなって体調不良を感じる方が増えてくるのは、夏の疲れを引きずって乾燥する秋に突入してしまうからです。

夏の汗で奪われた体の潤いをしっかり補って、冬の乾燥に備えなければなりません。

秋の乾いた空気を吸い込む鼻や口や肺などの呼吸器が、ダメージを受けやすくなっています。

鼻やのどの粘膜は、細菌やウイルスの侵入を防く、免疫システムの第一関門で、粘膜の強化を養生しておくことが大切です。

鼻やのどが乾燥してしまうと、ウイルスの吸着力が低下して免疫力が落ちて、粘膜に炎症を起こし熱をもって腫れたり、ウイルスが繁殖して風邪やインフルエンザなどを発症しやすくなります。

そして、朝晩の冷えによって、毛穴が閉じて汗腺からの排泄が減って、鼻や肺や呼吸器の負担になるのです。

夏の生活で胃腸を痛めていると、粘膜が弱くなっているので、胃腸障害も悪化してしまいます。

 

秋の体調不良の対策-養生で改善(生活)

健康を維持するには、食事だけではなく、運動・睡眠と心の安定が必要になります。

それは、養生に限らず、生きていくためには、ついてまわるもの。

食事をして体にモノを入れるのあれば、出すという排泄も大切で、生物が生きているうえで起こる体の現象である「生理現象」を満たさなければ生きていかれないのです。

呼吸法で体のバランスを整える-スポーツの秋

私達の体がいちばんパニックに陥る状況は、呼吸が損なわれたときです。

呼吸は1日でおよそ20000前後の呼吸を行っていて、酸素を吸収し二酸化炭素の排出…排毒をしながら、体内の新陳代謝の促進をしています。

呼吸法によって体の気を高め、血液やリンパなどが流れ、心身ともにリラックス効果が期待できます。

体に新鮮な空気を吸い込むことで、体にエネルギーをめぐらせる働きがあり、大きな深呼吸を気が付いた時にすることを習慣にしてみてください。

体調不良だった体と心が、軽くなります。

気が付いたら、腹式呼吸を…!

  • 鼻(口でも可)から6秒~8秒かけて大きく息を吸いこみます。(お腹が膨らみ、空気をパンパンに入れる感じ)
  • 6秒間位その状態をキープします。
  • 吸った息を10秒~12秒かけてゆっくり口から吐き出します。

早寝早起きで生活のリズムを整える

イベントが多い夏!

秋口から、夜更かしや寝不足で乱れた生活のリズムを取り戻しましょう。

夜の室内の照明は暗めにして、睡眠1時間前にお風呂で体を温めてから寝るようにします。

そして朝、カーテンを開けた時には、太陽の光を浴びて、1日が始まるスイッチを入れて、自律神経を整えていきます。

秋から冬にかけて日が暮れるのが早くなりますので、その自然のリズムに体を合わせるようにしましょう。

体調不良を感じている方は、睡眠リズムを整えていくことで、冬を過ごしやすくなります。

 

秋は老化が出やすい!下半身のマッサージ

冬は老化が進む時期なので、秋から老化を防ぐためにも、ひざ下のリンパの流れを良くしてあげましょう。

人の体も引力に影響され、下である足に水や毒素が溜まるので、下から上に毒素を流す力が必要です。

毒素が溜まる量が多くなっている場合、その流れを促すことで老化を防ぐことができます。

  • 足の甲を曲げ伸ばす
    足首を上下に曲げて動かすだけで、足の甲が刺激されます。デスクワークのエクササイズにおすすめ!
  • ふくらはぎからひざ裏にかけてもむ
    両手の親指をふくらはぎの後ろに当て、残りの指はすねに添えます。ふくらはぎを包むようにして足首からひざ下までもみほぐします。
  • 足のツボマッサージ
    ひざの皿の外側にあるくぼみから、指3本分下にある「足の三里あしのさんり」と足の裏にあり、足の指を曲げるともっともへこむところにある「湧泉
    ゆうせん」を入浴後や寝る前にマッサージするのを習慣にしてみましょう。
    できることなら、プロの方の指導を受けることをおすすめします。

 

秋は心を整えることを心がける

秋は東洋医学では、悲しみの感情にとらわれやすくなって、モノゴトをネガティブになりがちになるので、冬に備える秋は、精神力も蓄える時期とされています。

鼻歌でもいい…お風呂に入ったり掃除をしたり…ひとりでいる時、歌うだけでも気持ちは全く違います。

ネガティブな感情を、ドラマや小説などに感情移入でもいいので、思いっきり泣いて流してしまうことも効果的で、スッキリと気分がすぐれることが多いようです。

そして、大きな深呼吸をすることで、怒りや悲しみを吐き出し、頭に血が上った状態を落ち着かせる作用があります。

 

秋の体調不良の対策-食べ物で体を整える「食養生」黒食材の食卓に!

実りの秋は、美味しいものが多いですね。

秋の体調不良は、季節の恵みを取り入れることで、おのずと必要な栄養の恵みを得ることができ、自然にトラブルを防ぐことができます。

秋のお茶は潤い効果を加える-蒸気法がおすすめ!

空気が乾燥している秋は、のどの健康に気をつけましょう。

咳などは体調不良SOSサインです。

涼しくなって台風が去っていく頃にのどを強くしておくと、免疫力がアップすることで風邪をひかなくなります。

秋や冬のドリンクの養生に「蒸気法」があります。

大きめのカップにお茶を入れ、いれたての熱々の湯気を口で吸いこむように呼吸し、のどの奥に行き渡らせます。

この「蒸気法」という飲み方が鼻を潤い、飲むことで喉が潤うので、秋のホットドリンクの飲み方をちょっと気をつけるだけでも、粘膜の状態は違います。

のどに良いお茶は、たんぽぽ茶・緑茶・菊花茶・カモミールティ・ミントティ・紅花茶・ほうじ茶・ハト麦茶・そば茶など、体調不良ではなくても、秋の飲み物は温かくして「蒸気法」で飲むようにしましょう。

体の内側から潤すドリンクを3つ紹介します。

豆乳+シナモンパウダー(アーモンドパウダーや黒すりごまでもOK)

豆乳を温め、器に入れてから効果ある粉状のものをかけるだけです。

豆乳で潤い、シナモンパウダーで毛細血管を広げ、はちみつの抗菌作用をプラスする…年間心がけていると、お肌が整います。

梨湯

秋の梨は、利尿作用・むくみ解消・二日酔いを軽減・毒素を排出・せきや痰・のどの痛み・呼吸器系の炎症を抑え・コレステロール値の抑制・高血圧の予防・消化器系の働きを整え・疲労回復に効果的です。

そのまま食べても美味しいですね。

ドリンクは、すりおろしてお湯を注ぎ、はちみつの抗菌作用をお好みで加えて、ゆっくりと飲むのも、体全体に潤いを与えてくれます。

れんこん湯

咳や痰・喉の痛み・気管支炎・喘息などには、れんこん湯がおすすめ!

れんこんのすりおろし(大3)しょうが汁(2~3滴)塩(極少々)はちみつ(好み)にお湯を注ぎます。

 

実りの秋の食材と黒い食卓

秋の食養生は、空気の乾燥から肺や呼吸器の働きを守るために、肺やのどを潤す薬効のある食材を摂るようにします。

梨・栗・柿・きのこ類・ぎんなん・秋カブ・れんこん・などの秋が旬の野菜や果物・種実類などは、体液を補って体を潤して咳や痰を止める働きを備えています。

旬のモノを取り入れると共に、テーブルには“黒いモノ”を!黒食材の食卓に!

海苔や昆布・黒ゴマなど、老化を防いでくれる健康を保つ黒い食べ物を食卓に用意して、ご飯や副菜・味噌汁などにパッパとふりかけて、常に食べるようにします。

そして、体を温める発酵食品や調味料(みそ・みりん・醤油・豆板醤・コショウ・とうがらし・コチジャン・納豆など)を必ず食べます。

 

そして、ごはんを炊くときに、肌を潤す“はと麦”と、ビタミン・ミネラルが多い“黒米”を加えましょう。

食卓のイメージは、鮮やかな夏のメニューの食卓から、秋色にするのです。

黒い食べ物を加えることで、秋の体を作るために不足している栄養が摂れます。

 

私は1日1枚の海苔は食べていますが、秋は黒い食べ物を増やしています。

豆乳+シナモンドリンクの他に、黒すりゴマとはちみつを加えてもおいしい…ホッとするひとときです。

秋にはきのこが主役のおかずや、れんこんのきんぴら…梨はデザートに…梨を利用したドレッシングなどで調理をしてみましょう。

実りの秋を楽しんでいると、秋の養生に繋がります。

体の冬支度をしましょう。




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