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TOMOIKU*ブログ
7.242019
ニオイの原因15タイプの対策!体臭対策大丈夫?食事と生活習慣
「汗や皮脂を原因とする体臭(ワキガ・足臭・ミドル脂臭)3つの対策」
Contents
体臭のタイプ15種類の12つ-汗や皮脂以外を原因とする体臭への対策
体臭の種類は「汗や皮脂から発生する体臭」と、「汗や皮脂以外の要因で発生する体臭」と、2つに分類できます。
前ページでは「汗や皮脂が原因である代表的な体臭の3種類と対策」を書いています。
今回は「汗や皮脂以外の要因で発生する体臭」を紹介していますので、ワキガ・足臭・ミドル臭が気になる方は前ページへお戻りください。
体臭タイプ4:口臭の原因と対策
口臭の原因は4つに分類することができます。
- 生理的な口臭
寝る前に歯磨きしたのに、起きた時は口の中が臭くて粘々した感じになりませんか?
口の中が渇き細菌が繁殖して発生することが原因で、朝食を食べたりや活動し始めるとニオイが消えた感じになります。
喉が渇いたときにも匂うのですが、唾液の分泌が増えることで抑えることができます。 - 飲食物による口臭
焼肉などを食べると口臭が気になるように、ニオイの原因となるニンニクやニラを食べたりすることで、匂いを発生させます。
そしてお酒を飲みすぎたり、タバコを吸ったりすることでニオイの原因にもなります。
一時的なニオイなので、時間の経過やお水で口をゆすいだりシャワーを浴びるなどのブレスケアをして対策します。
病気でない限り、いずれは消えるニオイです。 - 病気が原因の口臭
虫歯・歯周病などの口腔内の疾患や、薬を飲んでいることで胃腸内のニオイが立ち込めることがあります。
医師の診断を受け治療受けるようにしましょう。 - ストレスや生活習慣による口臭
乱れた生活習慣・日々のストレスによる身体の免疫力低下が原因で起こります。病気につながることにもなりますので、運動を習慣づけるなど生活習慣を整えることが大切になります。
対策として…
毎朝匂うのは生理的な口臭ですし、生活習慣によって匂う場合もあります。
食べたモノによって食後のニオイが気になる場合は、口臭タブレットで一時的にニオイを消すモノもありますが、食後による口臭では有効ですが、腸内からのニオイなどは根本的な食生活と生活習慣の見直しが必要です。
※口臭の魚臭症について
世界でも700人ほどしか患者数がいないですが、とても症例が少ない病気があります。
魚の鮮度などが落ちたときに腐った臭い、生臭い臭いを発生させる「トリメチルアミン」という物質が体内に発生することでそれが息や汗に混ざって体外に排出されることで口臭や体臭となってしまうのです。
体臭タイプ5:加齢臭の原因と対策
加齢臭の原因は、男女問わず40代以降になると、体の酸化が進んで過酸化脂質と脂肪酸の分泌量が増えることによって発生します。
- 過酸化脂質
過酸化脂質は、体内の不飽和脂肪酸と活性酸素が結びついて発生します。
活性酸素を抑えるためには、有酸素運動や抗酸化作用がある食生活によって改善されます。
食事によってかなりの効果が得られるのが、加齢臭です。 - 脂肪酸(ノネナール)
脂肪酸は肌に付着しやすいために衣類にもニオイがしみつき、水に溶けにくい性質があるので、軽く汗を拭くくらいではニオイは落ちないことから、体や衣類のニオイが定着してしまうこともあります。
対策として…
- ニオイの原因を体を清潔にして落とす
ニオイの原因である皮脂は、加齢臭の原因であると同時に、肌を保護するという役割もあります。
体のニオイを取り除こうと、入浴時に体を強くこすってしまうと皮脂を取りすぎてしまうため、体は皮脂を補おうとするので、かえって分泌が増えてしまうので、ニオイが強くなってしまうので、たっぷりの泡で毛穴の奥から汚れを落とすようにしましょう。 - 比較的緩やかな有酸素運動をする
体の中から整えなければならない加齢臭は、活性酸素を抑えることが大切です。
有酸素運動は、活性酸素を無害化する酵素SODが活性化するので、体の抗酸化能力を高めることができます。 - 抗酸化物質が多い食事を摂る
抗酸化物質が多い食事は、野菜などの食物に含まれています。
ビタミンA、ビタミンE、ビタミンCなどのビタミン類・ポリフェノール・β-カロテンなど、栄養バランスに気をつけた食事を心がけてください。
栄養計算をしないでパッと見だけで判断できるように「七色健康食事法」の記事が参考になります。
体臭タイプ6:ストレス汗臭の原因と対策
上記の便秘臭は、便秘の改善を心がければ解決しますが、ストレス臭は仕事や人間関係でストレスがかかってしまうなど、根本的な改善が難しいです。
ストレス汗臭は、アンモニア臭に近い汗による体臭で、原因は「ストレス」
自分でストレス要因となるものが取り除ければいいですが、それがなかなかできないのが「ストレス」です。
前ページの「汗や皮脂を原因の体臭」で紹介した、衣類についたニオイの対策は心がけるようにしましょう。
緊張したり恐怖を感じたりする一時の原因でストレスがかかり「ストレス汗臭」が出る場合もあり、継続性のないストレス汗臭と、日々重なる仕事関係のストレスなどは簡単に取り除くことが難しい場合が多いので、そのような時は暴飲暴食を避け、適度な運動などでリフレッシュさせ、規則正しい生活を送ることが改善の道になります。
それがなかなかできないからストレスになることもあるので、気持ちがリラックスできる方法を何か見つけるように心がけましょう。
体臭タイプ7:疲労臭の原因と対策
疲労臭は30~40代以降の方に多く、疲れると体内にアンモニアが増加します。
そのアンモニアが肝臓や腎臓などの機能低下によって分解できず、汗と混じって出てくる体臭です。
これは生活習慣病の手前の症状で、ストレス・睡眠不足・疲労などが蓄積することによって、腎臓や肝臓の機能が低下し、その上暴飲暴食、過度のアルコール摂取や不規則な生活が重なってアンモニアのニオイがする体臭となります。
体を休ませることが大切ですが、生活習慣病の予防同様、ゆっくり入浴する・食生活・生活習慣の根本的な見直しをすることが一番の対策となります。
体臭タイプ8:病気臭の原因と対策
何かの病気が原因で、体臭が発生する場合があります。
アメリカ泌尿器科学会によると、犬は人間の呼吸や汗の匂いから病気を察知し、98%の確率でガンの人とそうでない人を見分けることができたという報告があるように、ニオイは病気の前兆であることもわかります。
糖尿病は甘酸っぱいニオイがするとか、あぶらっぽいニオイは脂漏性皮膚炎であるとか…汗がアンモニア臭になってきたら腎機能の低下や疲労を疑い、便のニオイは便秘から発生する腸内の病気など、ニオイによって体調がわかります。
自分は自分のニオイに麻痺していることが多いですが、今までとは違う体臭のニオイがしたり身内に指摘されたら、医師の診断を仰ぐことをおすすめします。
体臭タイプ9:貧血臭
乳酸やアンモニアが汗とともに出てくることでニオイがする原因に「貧血」があります。
貧血になると体内の酸素が不足してしまうため汗を出すためのエネルギーがつくれない状態にあります。
体は酸素に変わる別のエネルギーとして「乳酸」を作り出します。
この乳酸がニオイの原因となって、酸っぱくアンモニアのようなニオイがするのです。
貧血にならないように、大豆などのイソフラボンを多く含む食品で鉄分を摂取することが大切です。
体臭タイプ10:更年期臭
女性に多いと言われている更年期ですが、最近は男性の更年期も増えているようです。
更年期の症状に「ホットフラッシュ」がありますが、自律神経のバランスが崩れて汗をかきやすくなっています。
更年期臭のニオイはアンモニア臭で、常に発生していることが多いため衣類にしみこみやすくなっています。
前触れもなく汗が吹き出してきたときは、大きく深呼吸をしたり腹式呼吸をすることで症状を和らげることができ、その後はゆっくりとお湯につかり、体を洗って着替えることをおすすめします。
体臭タイプ11:便秘臭の原因と対策
口からどんなニオイになっているのか?…と思いませんか?
便秘気味の本人は自分のニオイに慣れてしまって、気が付かないことが多いようです。
皮脂や汗と一緒に身体中から便のニオイがでてきています。
気になることで柔軟剤や香水でごまかそうとすると、その甘いニオイと混じっていきます。
柔軟剤は衣類についたニオイを消すことができますが、体臭を消しているわけではないので、他人には甘いニオイと便のニオイが混じっているニオイが鼻につくようになります。
混んでいる電車に乗っていると、この人きっと便秘なんだろうな…と、ニオイでわかることがあります。
腸内で発生した発酵ガスや腸内の便のニオイは血液を通して、体内にも運ばれ体臭がきつくなり、便秘気味の方が炭酸飲料を飲むことでガスが発生しやすくなって、ニオイが強くなります。
腸内で発生したガスは血液を通して、体内にも運ばれますから、体臭もきつくなるというわけです。
便秘中でおならのニオイがいつもよりも強くなったら、便秘臭が発生している可能性があり、その原因である便秘が改善すれば便秘臭もなくなります。
繊維質を多く含む海藻類やキノコ類、野菜、果物や、善玉菌の働きを助けるような食べ物を摂取するようにしましょう。
知らなかった人は驚くかもしれませんが、便秘臭は誰にでも起こりうる体臭で、本人は気が付かないことが多いです。
体臭タイプ12:ダイエット臭の原因と対策
糖質制限などでダイエットをしている最中に、酸っぱいニオイがしたらそれが「ダイエット臭」です。
糖質の摂取を減らしすぎて無理な食事制限することで、糖質の代わりに脂肪を分解します。
その脂肪を分解することでダイエットに繋がるのですが、その分解は肝臓で行います。
その分解の最中に「ケトン体」物質が血液に流れて、そのケトン体が汗による体臭や口臭の原因になって、すっぱいニオイを放出しています。
極度なダイエットをすることで、体は「飢餓状態」だと認識するので、自分の身を守るために脂っぽいニオイがする成分「脂肪酸」と「アンモニア臭」を放ち始めてしまいます。
そのような時は、ダイエットがうまくいっていない危険信号です。
基礎代謝を上げ、バランスが良い食事をとって栄養が偏らないようにして体に負担かかからないように整えてから、ダイエットをするようにしましょう。
体臭タイプ13:生理臭
男性にはない女性特有のニオイに「生理臭」があります。
女性は生理前になるとホルモンの影響を大きく受け、イライラするなどの精神面から、皮脂の分泌が活発になることで皮脂腺につまり、そこが酸化することでニオイを発生させてしまいます。
その上、生理中のナプキンなどでデリケートゾーンが蒸れて雑菌が増えるので、ニオイを発生させています。
ニオイが気になって洗いすぎても、守っている菌も根こそぎ殺してしまうので、顔を洗うように優しく洗うようにしましょう。
気になる方は、デリケートゾーン専用の石けんも販売されていますので、試してみてはいかがでしょうか。
体臭タイプ14:生活習慣が引き起こす体臭の原因と対策
体臭から日々の生活習慣を見直すことは、生活習慣病をの予防にも効果があります。
乱れた食生活は、腸内環境が乱れ体臭を強くしてして、汗も何だかドロドロした感じです。
アルコールをグビグビと大量に飲むことで、代謝時に刺激臭を発し、揚げ物や動物性たんぱく質だけを食べて、野菜不足…と、腸内環境は悪くなり、皮脂の分泌を増やすうえ、体内で活性酸素を発生させて加齢臭をより強くさせます。
タバコは、体内の活性酸素を増やし同時に髪・皮膚・口などの身のまわりにニオイをつけます。
タバコやお酒の量に気をつけ運動をして頻繁に汗をかいて、汗腺の機能が向上してミネラルや乳酸が少なく、サラサラした臭くなりにくい汗をかけるように心がけましょう。
体臭タイプ15:体臭を消すための他のモノと混ざった体臭の原因と対策
ニオイが強い柔軟剤を使うと体臭のニオイもきつく、違う柔軟剤を使うことによって体臭が薄らぐことがあります。
汗と柔軟剤が混じった、100%柔軟剤の香りではない異様なニオイです。
最近の柔軟剤は衣類を柔らかくするだけではなく、ニオイを振りまく化学成分が配合されています。
体臭を柔軟剤で隠そうとする行為が、人には異様なニオイとなっています。
体臭の強い人は自分のニオイは麻痺している人が多いため、気がついてもらえず周りがどのような対応をしてよいのか困っている場合が多くみられます。
アンモニアや便などのニオイがする体臭の場合、かえって柔軟剤を使用しない方がニオイが弱くなるという話をよく聞きます。
自分の汗のニオイと柔軟剤が合わない組み合わせがあるので、親しい人に自分に合うかどうか真実を知りたいと頼んでみてもいいですね。
小手先の対策では解決しない体臭
各家庭に伺うと、その家のニオイってありますよね。
同じ消臭剤を使っても、家庭によってニオイは違っています。
このように体臭も同じで、他人と同じ方法で解決しようと思っても生活や食事が違うので、同じような結果を得ることはできません。
体臭の根本の原因を自分で理解して、身のまわりのことを見直すことからスタートしなければ対策になりません。
次は体臭の原因3つ①体表面体臭②体内体臭③腸内体臭の基本の対策として、衣類の消臭と体内を整える食事についてです。
体臭を改善したい方は、「体臭予防は注意する食べ物と食べて改善する食材で改善!生活習慣対策」の記事も合わせてお読みいただくとお役にたてると思います。
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