TOMOIKU*ブログ
2.82018
春の過ごし方で1年の健康が決まる!3つの養性の基本と食べ物「二十四節気の春」
春の過ごし方で1年の健康が決まる!身体の目覚めを促進させる季節
寒いと思いがちな2月初旬でも、自然界ではもう春が訪れています。
春になると大地や木の幹から新芽が萌え出て、冬眠していた動物たちが目覚めるように、春は「目覚めの季節」です。
同じように人間の体も冬の眠りから目覚めて、新陳代謝が活発になるのです。
新芽の生長エネルギーは、寒さで身を丸めて歩いていた冬の体から、縮んでいた体を緩めてペースダウンしていた細胞を起こしてくれます。
若葉の渋みによって、人の体は緩んで全ての細胞が活発に動き出し、滞った流れを修復し、若い葉緑素とミネラルが新鮮な血液を作り出してくれるのです。
中庸食品である、玄米や豆・雑穀ごはんが新しい細胞をどんどん作ってくれます。
中庸について:体が喜ぶ健康的な食べ物を選ぶ簡単な方法!体質チェックシートで陰陽バランスを整える!
心や体にたまった老廃物を外に出し、生まれ変わろうとする、「体の大掃除」の季節なのです。
1年間の体調を決めるのは、「春にどのように過ごしたか」ということが、大きく関わります。
春の3つの養生の基本
東洋医学では、自律神経に影響が出て、イライラしたり落ち込んだりして、春は気持ちが不安定になりやすい季節とされています。
日本では新学期・就職・転勤・異動などと重なり、そのストレスがさらに自律神経のバランスをくずす原因となって、症状としてやる気が出ない上、疲れを感じ眠くなるなど、体と心を整える必要があるのです。
健康の増進に心がけ、病気かもしれないと感じる未病をなおすように養生しましょう。
- 冬の老廃物を春には出し切る
今まで隠れていた不調が、春のトラブルの原因となって現れるとが多くみられます。
老廃物を排出するように、運動や旬のものを食べるようにしましょう。 - エネルギー(気)を高める
春に不調を感じる人は体のエネルギー(気)が不足している場合が多いので、旬のものを食べたり、呼吸法を取り入れてエネルギーを養うようにしましょう。 - ストレスをためないように心がける
ストレスは体の生命エネルギーを妨げてしまいます。
ストレスの発散方法は人によって違いますが、休日に春の緑を感じに言ったり、エクササイズやカラオケなど、自分の好きなことに時間を使うようにしましょう。
春の養生の方法は?
春の養生の方法は、冬に溜めている毒素の排出と体にエネルギーを与え、リラックスすることなので、具体的な方法をご紹介します。
体を伸ばす方法やリラックスする方法は、人によっては具体的に好きな方法を持っている方もいらっしゃると思うので、好きで毎日できる方法を選択してください。
縮んだ体を伸びやかに動かして、老廃物の排出を助けます。
起床・昼食時・入浴前に取り入れて、ゆったりと呼吸を繰り返します。
- 立った状態で、体の力を抜き足は肩幅の開いて力を抜きます。
- 両手の指を組んで、腕を前から上にあげて手を頭の上にゆっくりと伸ばします。
- 2の状態で右側にゆっくりと傾け、わきが伸びるのを感じたら、左側に傾けておなじようにさきを伸ばします。
- ゆっくりと手を下ろして、手首をぶらぶらと揺らします。
- 1から4までを5回ほど繰り返します。
ゆっくりとした動作で、体の様々なところを伸ばすようにして、最後は手や足をブルブル振って縮んだ体を伸ばしてください。
心のバランスがくずれていると感じたら、とにかく体を伸ばしてみましょう。
腹ばいになって両手両足を☓の字のように伸ばして、手と足の指まで伸ばすようにしましょう。
気持ちを落ち着ける呼吸法
心の落ち着きと呼吸には深い関係があります。
ヨガが良いのですが、なかなかできない方も、簡単な呼吸法だけでも行ってください。
正しい腹式呼吸法についての記事は、「おうちdeヨガ-No3」腹式呼吸は健康とダイエットに繋がる!で詳しく書いているので、合わせてお読みいただくとお役にたてると思います。
老廃物の溜まりやすい下半身を動かす
体の老廃物は下半身にたまりやすい特徴があるので、下半身を動かすことで便や尿の出もよくなって、代謝が高まります。
意識的に階段を使用したり、大股で歩いたり、体を倒して両手両足を凹のようにあげて、ブラブラと揺することもとても効果があります。
入浴時の呼吸法
代謝アップでは、入浴中の呼吸がとても有効で、胸を出す半身浴で呼吸とともにお腹を大きく膨らましたりへこませたりします。
座った状態で、足を上下させることも水圧を利用できるので、とても有効です。
春は緑茶の新茶が出回る季節で、お茶の渋味や苦味に解毒作用があります。
体に不要な成分を素早く体外に出すのに役立つので、春の新茶で解毒作用を期待する場合は、食前・食事中に飲むことをおすすめします。
代謝を高める3つの食べ物
漢方や薬膳で代謝を高める代表的な食べ物として、「雑穀・きのこ・豆」があげられます。
普段食べている方も、春には特に多めに食べるようにしましょう。
春の旬の食べ物を食べるようにする
間引きにんじん・新たまねぎ・春キャベツ・グリンピース・わらび・タラの芽・アスパラガス・ふき・菜の花・そら豆・ふきのとう・うど・三つ葉・せり・クレソン・にら・あさつき・春しいたけ・わかめ・岩のり…など
詳しくは関連記事で書かれていますので、合わせてお読みいただくとお役にたてると思います。
二十四節気の春
旧暦は1年のうちのどの季節かを正確に示すことができないため、正しい季節を数える目安になるのが、二十四節気です。
春の二十四節気ごとに、食べ物で気をつけることなどを綴っていきます。
- 立春 (新暦2月4日~2月18日頃)
【立春】旧暦のお正月に想う-「春の息吹を感じる心の余裕」を持つと未来が見える
二十四節気【立春】2/4~18日頃に気をつける体を整える生活と食べ物とは - 雨水 (新暦2月19日~3月4日頃)
二十四節気の春【雨水-うすい】気をつける体を整える生活と食べ物とは - 啓蟄 (新暦3月4日~3月20日頃)
【弥生】啓蟄(けいちつ)虫が冬眠から目覚め活動を始める頃! - 春分 (新暦3月21日~4月4日頃)近日アップ
- 清明 (新暦4月5日~4月19日頃)近日アップ
- 穀雨 (新暦4月20日~5月4日頃)近日アップ
<健康を意識した目的別レシピ>
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