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TOMOIKU*ブログ
2.132018
デキストリンや難消化性デキストリンは危険な食品添加物なのか?離乳食にも添加?

Contents
デキストリンは危険な食品添加物なのか?
名称がカタカナだと化学物質のような気がして、危険な食品添加物のような印象を受けます。
しかし「デキストリン」とは、でんぷんの分解物(炭水化物)の総称で、トウモロコシやジャガイモのでんぷんが原材料になった食品の一部になります。
人工的に作られた低分子化したでんぷん成分ではありますが、天然の食品素材のために、添加物には指定されていません。
食品をトロトロにする片栗粉や、豆腐を固めるにがりなどと同じ分類扱いになっていて、天然の澱粉から作られた水溶性食物繊維なのです。
細かく言うと、片栗粉などの澱粉が加水分解されて麦芽糖になる途中の炭水化物です。
デキストリンと難消化性デキストリンの違い
「デキストリン」は、でんぷんを分解したもので、糖質と食物繊維でできあがっている栄養成分です。
食品栄養素の炭水化物に位置しています。
「難消化性デキストリン」は、でんぷんを分解して、食物繊維を取り出した栄養成分です。
食品栄養素の食物繊維に位置しています。
難消化性のデキストリンは、デキストリンの中には消化酵素で消化されないでんぷんがあるので、それを精製・分離加工した水溶性の食物繊維で、摂取しても、食物を加工させた安全なモノとされています。
トクホ(特定保健用食品)では「植物繊維類を含む食品」として使われれていて、消費者庁・アメリカ食品医薬局(FDA)が安全な食品と認可しているものです。
加工食品にデキストリンを使用する理由
それはとろみをつける・粉末を溶けやすくするという特徴があるからです。
離乳食には適度なとろみが必要なために、無味無臭のデキストリンを添加することで、薄味を生かしてとろみがつくので使われます。
自宅で野菜などを乾燥して粉末にしても、購入した青汁のようにお水にキレイに溶けることがなく、固まったダマができてしまうのですが、デキストリンを加えることで粉末が溶けやすくなります。
小腸粘膜からの糖の吸収を穏やかにできることで、難消化性デキストリンが使われています。
とても飲みやすいドリンクになるため、ペットボトルのドリンクにも添加されているものが多いです。
お腹の調子を整える「ビオフェルミン」にも含まれていて、安全とされているものです。
その効果とは、どんなものなのでしょう。
難消化性デキストリン単体に何か効果はあるのか?
原材料がジャガイモやトウモロコシであり、食物繊維であることで、様々な効果はありますが、加工品に大量に添加されているわけではないので、単体で摂取しない限りは大きな期待はできないと思います。
しかし、「食物繊維不足」とされている現代人にとって、数mgでも大きなことなのかもしれません。
難消化性デキストリンの効果
- 水溶性食物繊維なので便秘解消
- 粘り気があるので、栄養素の吸収を緩慢
- コレステロール蓄積を抑え中性脂肪などを吸収して排泄
- 血糖値の上昇を抑える働き
- 糖尿病の予防
- 内臓脂肪が減少
- 整腸作用
腸内環境が整うことで便秘が解消され、腸がきれいになると善玉菌が増えて、健康的な体が作られていきます。
難消化性デキストリン単体で販売されている
難消化性デキストリンは、食物繊維が多く低カロリーなので、便秘解消やダイエットに繋がることから、健康維持に役立てる食物繊維パウダーとして単体で売られています。
私も購入してみようと、調べてみたらダイエット食材のひとつで売られていました。
私は健康食品を作る企業さんとお仕事をいっしょにさせていただいたことがあるので、聞いていたことがあるのですが、原材料を購入した方がお得だということです。
健康食品でもビール酵母など、いかにも良いものとアピールしていますが、とても安価なものなので、かさ増しにも使われます。
良いからと言って、一度に大量に摂取すれば良いものでもないので、各商品の使用方法をよく把握してから使用するようにしなければなりません。
分子量の小さい国産で遺伝子組み換えされていないものを見つけました。
ドリンクに入れても違和感はなく、とろみをつけようと思っても、そんなにトロトロになるものではなく…と言うか…片栗粉のようなトロトロになるものではありませんでした。
葛湯に使う程度に入れてみたいのですが、トロみを感じなかった。
わざわざトロみをつけるのに、使用することもないので、ドリンクに入れる程度です。
商品レビューも高評価なので、ダイエットの効果があるようです。
お嫁さんはそんなに太っていないのに「ダイエット~♪」って喜んで紅茶に入れて飲んでいるので、私は5日間飲んで、喜んでいるお嫁さんにあげちゃいました(^.^;
デキストリンで注意すべき2つの問題点
食品と言えども、注意点があります。
健康食品やドリンクなどで使用されている難消化性デキストリンの原料ジャガイモやトウモロコシは、安価にするために海外のものを使用していることが多く、遺伝子組み換えの原料が使用されている不安があります。
アメリカで作られているとうもろこしの9割が遺伝子組み換えなので、難消化性デキストリンを単体で購入するときには、気をつけるようにしてください。
遺伝子組み換えの食品は、長期間使用することで、発ガンのリスクが高まる可能性があると言われています。
そして、ダイエットに良いと聞くと、どうしても多く飲んで早期効果を期待しがち。
いくら食品と言っても、食物繊維を多く摂取してしまえば、腹痛や下痢を引き起こしてしまう可能性があります。
難消化性デキストリンは食品に位置するもので、体に害を与えるモノではありません。
しかし摂取しすぎると体調不良になることもあるので、異常な量の摂取は避けてくださいね。
<健康を意識した目的別レシピ>




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