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TOMOIKU*ブログ
3.152019
丁寧な暮らしとは?ていねいに暮らすことは「自分軸」を持つこと
Contents
メディアがつくった「丁寧な暮らし」
私が思う「丁寧な暮らし」とは、精神的な豊かさを重視した暮らし方だと思っています。
女性生活雑誌などのメディアが繰り返し取り上げた情報を「丁寧な暮らし」と思って実践したら、疲れてしまうのではないでしょうか。
しかし、写真に写されたイメージに憧れ追い求めてしまうと、“生き方”が見えなくなってしまいます。
雑誌の具体例だけではなく、なぜその人が「丁寧な暮らし」をしているのか…という背景に大きな意味があります。
子育てをしている最中に起業したこともあり、5時起床24時就寝と時間に追われる生活をもう40年続けています。
私の生活の基準は「自分と家族の健康」です。
家族が病気になった時、家庭を守れなかった自分が許せなくなる…と思い、食事にだけは気をつけて生きてきました。
適当な食事で済ませている生活を続けていると、いつか必ず体が結果を出します。
子どもの体を作っているのは、台所を預かっている者の考え方ひとつで決定されます。
時間の合間をぬって作り置きをしたり、時短料理でも栄養だけは考えてきました。
ていねいに暮らすことは「自分軸」を持つこと
「ロハス生活で丁寧な暮らし」というブログ名にしていますが、時間とお金に余裕がある人がまったりと生活をしている人を対象に綴っていません。
メディアがつくった「丁寧な暮らし」ですべてを読み取るのは大変だと思いますが、小手先の「〇〇手作りをすること」が「丁寧な暮らし」ではないのです。
丁寧な暮らしは「自分や家族を大切に思う気持ち」から派生する生活で、自分軸を持つことだと、私は思います。
モノやモノゴトに自分軸を持つと、何が大切なのかが見えてきます。
それはきっと、人ひとりひとり違うものなのではないでしょうか。
そんなことを考える日々、日本の姿としての「禅」と「道」について深く考えるようになりました。
イメージされる「丁寧な暮らし」に疲れたと感じる
心地よいライフスタイルを追求するとされる「丁寧な暮らし」
家事や料理を丁寧にこなして、季節感を大切にしながら日々を過ごし、モノにもこだわるというライフスタイルに思われがちです。
“丁寧な暮らし”をしていると感じさせる人の特徴ランキング
- お菓子・パン、ジャム、味噌などを手作りしている
- 保存食、添加物なしの食生活
- 年賀状、暑中見舞い、お中元、お歳暮などといったイベントをこなす
- 庭やベランダでハーブやプチトマトを栽培している
- 時短家電を購入せず、効率よりも時間をかけることを重視
- 衣・食・住にこだわりがあって、シンプルで整ったインテリア
- 自然素材や手作りの雑貨に囲まれている。100均ではモノは買わない
- モノを捨てる
- 季節を重視する
- 時間に余裕を持たせる「まったり・ゆっくり」
実際、雑誌等では上記で書かれているような生活をしている人が「丁寧な暮らし」をしているように紹介しています。
しかし、一方では「丁寧な暮らしに疲れた」という言葉を聞いたり、SNSでも目にしますが、それは“木を見て森を見ず”という諺の「木」の手入れで疲れてしまうのではないでしょうか。
「丁寧な暮らし」について考える-木を見て森を見ず
木を見て森を見ず
“木を見て森を見ず”という諺の「森」を考えた時の実践が、自分軸である「丁寧な暮らし」です。
小手先の実践を一生懸命やることが「丁寧な暮らし」ではないと思います。
丁寧な暮らしを実践している人には、お金と時間に余裕があると思われがちです。
忙しく働いている方が、丁寧な暮らしはできない…と思うのは、時間がないからだと思っているのではないでしょうか。
「丁寧な暮らし」は生き方から生まれる実践
自分を大切にしたいと思っていませんか?
自分のことを愛しいと思っていませんか?
自分の心と体を大切にする行為を、面倒くさいとかウザイとか思いますか?
ウザイという言葉は嫌いですが、メディアで「丁寧な暮らしがウザイ!」と書かれていたので、わかりやすい言葉として使いました。
自分の人生を大切に生きて行きたいからこそ、人はいろいろなことを考えています。
ライフスタイルに憧れて「丁寧な暮らし」の実践を試みたけれど疲れてしまったら、一度立ち止まって「自分の大切な人生」について考えてみてください。
そうすると、“丁寧な暮らし”をしていると感じさせる人の特徴ランキングのような生活に自然に動いていくと思います。
私の場合は「自分と家族の健康と幸せ」を軸にしているので、体に害があるのか?ないのか?わからない不透明な保存食や添加物を避ける食生活を心がけ、パンやジャム、梅干しや味噌・麹などちょっとの時間があるときに作るようにしています。
四季に合わせた料理は、薬膳や料理の栄養面から当然の結果だと思います。
そして、キッチンガーデンなどは、新鮮なハーブがちょっと必要な時に目の前にあるメリットが大きいからです。
そして、高価なブランド雑貨を購入しているように思われがちですが、便利で良質なものを追求し長く使える一生モノは、同じ傾向の自分軸を持って生きている人たちと、同じモノを選択好んでいるのだと思います。
でも、仕事で時間がないことが多いので、時短家電をフル活用しています。
時短家電を使用すると、ハンバーグをつくる時間が、1/4になります。
掃除機がないと、毎日掃除ができないと思われるほど時間が足りません。
子どもに害のあるおもちゃを避けてきましたが、高価であることから、必死に働いてきました。
世の中、時間を余らせている方はそうそういません。
みんな忙しい中、“時間”を作っているのだと思います。
だから、時間を作るために住空間がシンプルになる。
住空間がシンプルになると、ごちゃごちゃしているよりも、掃除が楽で隅々まで行き届く。
意識していなくても、同じ方向に向いているのだから、“丁寧な暮らし”をしていると感じさせる人は、同じ生活のように見えるかもしれません。
しかし、その人たちの“自分軸”は皆違うでしょう。
思考や環境で、同じ人はいないからです。
自分が大切にしている軸を中心に、自分流「丁寧な暮らし」をすればいいのだと思います。
時間がないから丁寧な暮らしができない…そう思ってしまうのはとても残念です。
亡き父が私に伝えていた言葉で、ガンジーの言葉ですが、私の自分軸にしています。
“Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever”
永遠に生きるかのように学び、明日死ぬかのように今日を生きる!
自分軸で考え、無理のない身の丈にあったライフスタイルを目標に、自分に与えられた時間を悔いのないように、感謝の気持ちを込め、生産的な仕事や活動、自分を高める活動を心がけること。
精神的な豊かさを重視した暮らし
それが「丁寧な暮らし」だと、私は考えて生きています。
<健康を意識した目的別レシピ>
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