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TOMOIKU*ブログ
3.112017
【大根湯】台所で作る風邪薬・胃腸薬の作り方|解熱発汗に第一大根湯・利尿は第二大根湯!皮膚や腰痛にも先人の知恵
Contents
大根の消化酵素が胃腸を整える!台所で作れる風邪薬や胃腸薬
大根は生でもおいしく、煮ても漬けても大根ほど様々に調理される野菜は少ないですね。
大根の根の部分には、消化酵素が多く含まれているため、食物の消化を助けるとともに腸の働きを整えてくれる効果があります。
胃液の分泌を高めて消化を促進する働きが認められているので、胸焼けなどに「大根おろし」を食べるとスッキリするように、胃の不快感が解消してビタミンCが肝臓の働きを高めてくれる胃にやさしい野菜です。
大根のビタミンCの分布は平均しておらず、中心部より表面の皮に約2倍も多く含んでいるので、皮はむかずに食べたほうがいいですね。
根の部分よりも「葉」の方がカロテン・ビタミンC・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ビタミンE・カルシウム・マグネシウム・鉄・葉緑素・食物繊維など、栄養豊富な緑葉野菜です。
酵素は発ガン物質の解毒や免疫細胞を活性化し、辛味成分の中には肝臓で有毒物質を分解し抗菌・抗癌・抗炎症・解毒作用・咳止め…と語り尽くせないほどの効能が多いのも特徴です。
「大根葉」は大根干葉湯として、大根の葉を乾燥させお風呂の湯に浮かせて使用することで、子宮筋腫や冷えとりに良いのです。
葉には代謝促進・血液浄化の機能が多く含まれ、干すことによってさらに有効成分が増加します。
大根湯で健康茶は第一大根湯と第二大根湯では効果が違う
大根は熱が出た時にすばらしい薬効と価値を持っていることはよく知られていることですが、解熱発汗剤・利尿剤としてすばらしい効果を発揮します。
解熱発汗剤として第一ダイコン湯を使用し、利尿剤として第二大根湯を使用します。
第一大根湯・風邪の解熱発汗剤として効果
熱のある風邪には、第一大根湯に即効性があるのを感じます。
皮膚病(皮膚炎・帯状疱疹・じんましん・とびひ・アトピー皮膚のかゆみ止め)や貧血・妊娠中のつわり・耳鳴り・ニコチンの解毒などに有効です。
発熱、のどの炎症、下痢、便秘、腰痛、肩こり、生理痛、胃もたれ、お腹の張り、膀胱炎などにおすすめです。
効果がありすぎるので、虚弱の人、心臓病、結核性の方は使用しないようしましょう。
焼き魚の付け合わせにある大根おろしは魚の毒消しになるように、肉魚の毒消し効果があります。
第二大根湯・利尿剤として使用-前立腺肥大、膀胱炎、慢性腎臓病
腰痛の骨や筋肉の異常からくる痛みは、炎症や腫れを取り去ってくれる「梅醤番茶」がおすすめですが、胃、肝臓、腎臓、卵巣、子宮などからくる痛みには、第二大根湯がより効果的です。
動物性食品の食べ過ぎで血液がドロドロしていて、腎臓機能が低下している人に、腎臓の詰まりを取り除き排尿を促すので、前立腺肥大、膀胱炎、慢性腎臓病などのとき、尿が濃く出が悪いときには多めに飲みます。
体内にたまってしまった余分な水分を排泄するので、むくみも解消します。
大根湯の作り方!風邪薬や胃腸薬を台所で簡単に作れる
急に発熱には1回400cc、それ以外の症状や解毒には1日1回200ccを飲みます。
材料 400ccの場合
- 大根おろし(大根の下の部分):大さじ山もり3杯
- 根生姜おろし:大根おろしの1割
- 醤油:大さじ1~1.5杯
- 三年番茶:2カップ(400cc)
お茶を選ぶ注意点
安価に販売されているお茶は、化学肥料と農薬で汚染されていて、農薬を使った茶葉にそのまま熱湯をさして飲むことになってしまうので、効能を期待しているお茶が、農薬も共に飲むことになってしまうことは、私は怖いことだと思うのです。
お茶を選ぶにあたって、一番大切なことは、有機栽培(無農薬栽培)で、パッケージを読むと、様々なメーカーが販売しています。
私はティパックを選んでいますが、急須で飲むタイプのもご近所のスーパーで見つかると思います。
三年番茶:身体を温める健康茶です。
生姜:生の生姜-消化促進、殺菌・抗炎症作用。加熱した生姜-体を温めるショウガオールが含まれています。
醤油:タンパク質を分解する酵素やアミノ酸がたくさん含まれ、殺菌作用があります。
長年伝えられてきたことで、先人たちの知恵をいただきましょう!
<健康を意識した目的別レシピ>
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