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どうしてガンになる?(4)予防方法「防ぐための新12か条」と治療方法

 

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がんにならないような予防法を習慣化しよう!

生活習慣の「環境」に食物を含めると、がんの95%は環境要因となり、特に食物と喫煙でがんの2/3を占めると推定されています。

遺伝子異常をおこさせる物質(変異原物質)には 放射線・ウィルス・紫外線・魚の焼け焦げなどがあり、がん細胞を増殖させる物質には、タバコ・農薬・化学性添加物・人工甘味料・女性ホルモン・胆汁酸・高塩分などがとりあげられています。

 

がんの原因の寄与割合

食物35% ・ たばこ30% ・ 感染10% ・ 出産や性生活7% ・ 職業関連4% ・ アルコール3% ・ 地質や物理的因子3% ・ 環境汚染2%・欲品添加物1.5% ・ 産業製品1.5% ・医療品や医療1%

「がんを防ぐための新12か条」

国立がん研究センターがん予防・検診研究センターから、日本人を対象とした疫学調査と現時点で妥当な研究方法で明らかとされている証拠を元に、「がんを防ぐための新12か条」が公開されました。

  1. たばこは吸わない
  2. 他人のたばこの煙をできるだけ避けるトレーニング
  3. お酒はほどほどに
  4. バランスのとれた食生活を
  5. 塩辛い食品は控えめに
  6. 野菜や果物は不足にならないように
  7. 適度に運動
  8. 適切な体重維持
  9. ウイルスや細菌の感染予防と治療
  10. 定期的ながん検診を
  11. 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
  12. 正しいがん情報でがんを知ることから

<出典データ 国立がん研究センター

 

がんの予防として世界がん研究基金・米国がん研究協会では「食物」についての予防法なので、記しておきます。

しかし、日本人と米人では環境も風土・体型や体質などが違うので、若干違和感を感じるかもしれませんが、「食」に対する注意はほぼ同じです。

 

  1. 食品と食事
    精製度の低いデンプン質などの主食食品が豊富な、野菜や果物、豆類、植物性食品を中心の食事をする。
  2. 体重の維持
    BMI(体重㎏/(身長m)×(身長m))を21~23に維持し、成人期の体重増加は5㎏未満になるようにする。
    BMIの計算記事はこちら:体格指数(BMI)と適正体重を計算
  3. 運動の維持
    仕事で体を動かさない方は、1日1時間の速歩を行うなどの運動を心がける。
  4. 野菜と果物
    1日400~800gまたは5皿以上(1皿は80g相当)の野菜類や果物類を食べる。
  5. その他の植物性食品
    1日に600~800gまたは7皿以上の穀類、豆類、芋類、バナナなどを食べる。なるべく精製していいないものが良い。
  6. アルコール飲料
    積極的には飲酒は飲まないようにする。飲むなら1日男性は2杯(=日本酒1合)、女性1杯(=日本酒5勺)。
    ・日本酒  1合(180ml)
    ・焼酎   0.6合(100ml)
    ・ウイスキー ダブル1杯(60ml)
    ・ワイン   グラス2杯(200ml)
    ・ビール   大ビン1本(633ml)
  7. 肉類
    赤身の肉(牛肉羊肉、豚肉)を1日80g以下に抑える。
  8. 油に気をつける
    動物性脂肪を控えて、植物油を使用して総エネルギーの15~30%の範囲に抑える。
  9. 塩分
    塩分は1日6g以下にして、調味に香辛料やハーブ・お酢を使用し、減塩の工夫。
  10. 食品の貯蔵
    常温で長時間放置すると菌が増えるので注意して、カビがはえた食物は食べない。
  11. 冷蔵庫での保存
    腐りやすい食物の保存は、冷蔵庫で冷凍庫を利用。
  12. 食品添加物と残留物
    残留物(添加物、汚染物質など)に気をつける。規制下では心配不要。
  13. 調理法
    直火焼きの肉や魚、黒焦げの食物を避ける。
  14. 栄養補助食品
    この勧告を守れば、あえてとる必要はない。
  15. タバコ
    タバコを吸わない。副流煙に気をつける

<出典 世界がん研究基金・米国がん研究協会>

がん細胞の増殖のスピードから逆算すると、1個のがん細胞が発生して人を死に至り占めるまでに15~30年の時間がかかると考えられています。

若ければ若いほど進行が早いので進行具合は人それぞれですが、ガンが広がる速さよりもガンを抑える生活習慣(食生活)をすることで、がんの進行が早いか、現状維持ができるか…がんに勝つことができるか?とガンとの追いかけっこになります。

そしてもしガンになっても、様々な治療法があり食の習慣の改善と同時に行うことで、ガンに打ち勝つこともできるのです。

一般的ながんの治療方法

がんの治療は様々ありますし、高度先進医療なども進められています。

  1. 手術
    ある臓器にとどまっているがんと、まわりのリンパ腺をメスで切り取る治療法です。がん細胞を完全に切除できれば、がんは完治することになります。ただし、切り取った部分以外にもがん細胞が存在すれば、再発の可能性が残ります。
  2. 放射線治療
    臓器にできたがんにだけ、あるいは、予防的にそのまわりのリンパ腺などをふくめて放射線をかける治療法です。ある決まった範囲にだけ影響を与えるので、手術と同じ局所療法です。
  3. 化学療法(抗がん剤治療)
    抗がん剤などの化学物質を点滴や飲み薬の形で投与するもので、化学物質が全身に行き渡る点で、手術や放射線治療と異なります。 全身に転移がある状況では、理屈上、唯一効果のある治療法です。しかし、ほとんどのがんで完治するためには、局所治療である手術か放射線治療か、どちらかが必要です。

<出典データ 国立がん研究センター

がんになってしまう前に、定期検診を受けることをおすすめします。

そして、簡易的な検査を受けてみることも、「がん」や胃がんのもとの「ピロリ菌」など自宅でできるので、基本は病院で検査することですが、時間の確保ができないなど、状況が許されない事情がある方にはおすすめです。

 
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<健康を意識した目的別レシピ>
   




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