わさび「生・粉・チューブ」表示「生わさびと本わさび」の違いと効果効能!スルフィニルとは

私たちの食卓で、お寿司や刺身・ステーキなどをいただくとき、薬味として活躍するわさび。

香りや味、ツーンとする刺激的なわさびは、お料理に独特な刺激をくれるので、食欲がない時にもいいですね。

私はアツアツごはんに生のわさびをすりおろして海苔を添え、醤油をふりかけるというシンプルな食べ方でも、ごちそうと思ってしまうほど好きです。

昔からお刺身を食べるときに、わさびは欠かかせない薬味。

わさびには特有の辛さ、香りが鮮魚特有の生臭さを消し、淡白な生魚の味にアクセントをつけ美味しさを増してくれる働きがあります。

昔は葉を刻んだものが入浴剤としても使われていた文献もありました。

 

わさびの効果効能を期待できる「日本のわさび」を選ぼう!

 

日本特産の野菜で、飛鳥時代から薬用食材として重宝され、奈良時代の文献に産物として登場し、江戸時代では広く人々の生活に入るようになりました。

わさびは古くから「魚毒を消す」と言われていて、殺菌・消臭効果があり、生魚の臭みを消して食中毒の原因となる病原菌に対する抗菌作用が高いため、お寿司に使われるようになって江戸の食文化が生み出されたのです。

近代では様々な研究がすすみ、抗酸化力は海外でも認められていて、わさびの抗酸化物質スルフィニルを配合したサプリメント『 WASABI 』がアメリカで売れるほどになりました。

その日本特産の「わさび」は、日本市場で便利で安価で大量流通するために、「西洋わさび」が使用していることが多く、わさびだと思って食べているものは、「ワサビスルフィニル」の効果はありません。

スーパーなどで売ってるわさびは、価格が安ければ安いほど「西洋わさび」の割合が高くなってることが多く、日本のわさびが入っていないことが多いのです。

 

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生わさびの効果効能-辛みと香りの秘密

薬膳では、わさびの働きは、余分な水分を排出するという効果があるとされていて、塩や醤油の塩分が気になる方は、料理にわさびを使用することで、減塩しむくみの解消ができます。

わさびの栄養

  • カリウム…体の余分な塩分を外に排出するはたらきがあります。
  • カルシウム…骨や歯を丈夫にします。
  • ビタミンB1・B2…疲労がたまりにくくなり、細胞の再生に良い
  • ベータカロチン…抗酸化作用

わさびにはその他にナイアシンや、リン、マグネシウムなどのミネラルがバランスよく含まれています。

 

生わさびをすりおろすことで生まれる栄養成分

生のわさびの効果を引き出すために、すりおろすという作業をしなければ、独特な風味と効果のある成分になりません。

わさびの細胞が空気にふれることでワサビの辛み成分「シニグリン」が分解酵素と混じりあって、アリルイソチオシアネートという辛味成分に変化します。

 

辛味成分アリルイソチオシアネート

  • 殺菌作用
  • 食中毒予防
  • ピロリ菌の除去
  • 胃がんや胃潰瘍予防
  • 花粉症予防
  • 消化促進作用
  • 利尿作用
  • がん予防
  • 酸化ストレスへの抵抗力を向上
  • 脳の神経細胞の再生を促す
  • 記憶力や学習能力を改善

ペルオキシダーゼ酵素

  • 体に入り込んだ異物の解毒を促進
  • 染色体異常を抑える
  • 発ガンや突然変異を誘発する放射線から体をまもる抗がん作用

ワサビ独特の香りの成分

  • 抗ストレス作用
  • 精神安定作用
  • 血液中の血小板の凝集を抑制し、血液凝固を強力に防せぐ(血液サラサラ)

刺激が強いので、胃腸が弱い方は摂りすぎにはご注意してください。

そして画期的な成分「スルフィニル」には抗酸化作用があるので様々な研究がされています。

 

抗酸化物質「スルフィニル」とは

日本のわさびには「ワサビスルフィニル」という、人間の細胞に備わっている抗酸化物質を活性化させる働きがあるので、注目が集まっています。

スルニフィルの特徴は活性酸素の発生したから働くのはではなく、常に抗酸化物質を分泌させているので、活性酸素が増えたときでも時間経過がなくすぐに攻撃して取り除き、活性酸素が発生するのを抑える働きがあるのです。

研究の結果、わさびの根茎の部分をすりおろしたものを1日に5g程度摂取することが望ましいと分かりました。5gのわさびがどのくらいの量かと言うと、中くらいの太さのわさびの根茎を1.5センチほどすりおろしたもの。すりおろさないと、ワサビスルフィニルが生成しないので、健康効果を発揮しません。

大抵の場合、わさびはすりおろして食べるものですが、ワサビスルフィニルを効率よく摂取するという意味でも、すりおろすことが重要です。

金印が大学との共同研究の結果:http://www.kinjirushi.co.jp/wasabi/function/
画像出典:金印 http://www.kinjirushi.co.jp/

 

抗酸化物質スルフィニル含む「日本のわさび」の栄養成分と「西洋わさび」の違い

 

日本原産のわさびは、「本わさび」と呼ばれています。

私が「本わさび」と書かないで「日本のわさび」と書くのは、いかにも本物のように表示しているチューブ式のわさびの商標「本わさび」と間違えてしまう可能性があるからです。

スーパーなどで売られているチューブ式のわさびは、西洋わさび100%の場合と、「本わさび」と表示されているものも、西洋わさびに日本のわさびを少々入れているだけで、「本わさび」という商品名にしています。

抗酸化物質の「スルフィニル」は「日本のわさび(本わさび)」にしか含まれていません。

チューブ式わさびの商品名が「本わさび」とされているので、日本のわさびが100%使用されていると勘違いをされている方が多いと思います。

西洋わさびは、ワサビダイコン(ホースラディッシュ)と呼ばれています。

西洋では、ローストビーフの薬味などに使われていますね。

ホースラディッシュを日本のわさびと混ぜて、コストを下げているものがほとんどです。

スルフィニル効果を期待しないで、わさびの香りやツーンとする感覚を求める場合は、西洋わさびでもじゅうぶん発揮してくれます。

 

生のわさび・粉わさび・チューブわさびの違い

刺身などでは上品な風味と味がするわさびを頂きたくても、生鮮の“わさび”は、スーパーでも販売されていないことが多いです。

スーパーの香辛料売り場を見ていると、粉わさび、生わさび、本わさびなどと表示されている様々な“わさび”が並んでいます。

昔からある「粉わさび」・チューブ入りの「生わさび」と「本わさび」と、商品表記の違いによって、どのように違うのでしょう。

生鮮のわさびはすごく高価なのに、粉わさびやチューブ式のわさびは安価に販売されていて、保存期間も長いので添加物が入っているのだろう…と比較してみました。

 

“生わさび”はまろやかで上品

日本古来からある“わさび(山葵)”

辛味と香りが最も良いのは、すり下ろしてから10分なので、“食べる直前にすり下ろす”ことが鉄則です。

生のわさびをほんの少量、箸で取って醤油に付けて粉やチューブ式のわさびと食べ比べてみると、歴然と違いが分かります。

食べる直前にすりおろすので、道具が必要です。

金属性のおろし器は風味を損なうので、木製・陶器・プラスチックの物を選ぶようにしましょう。

わさび専用の“鮫皮おろし”という鮫の皮でつくられているおろし器でつくると、繊維が細かくなって舌触りも滑らかになります。

ツーンとするのは最初だけで、香りが口の中に広がり、本当に美味しいです。

わさびは酸素と触れることで「シニグリン」という辛味成分が生まれます。

細胞を細かく摩砕できるサメの皮のおろし器で、円を描くようにすりおろすのが美味しくできるコツです♪

料亭やステーキハウスなどで出される鮫皮おろしは、一番小さいタイプが多いです。

生わさびの保存方法

キッチンペーパーを濡らして軽くしぼって、わさびを空気が入らないように包んでからラップして冷蔵庫で保存します。

キッチンペーパーで乾かないように気をつければ、野菜室でおよそ1ヵ月は保存可能です。

表面が黒く変色してきても、その黒い部分を削ぎ落とせば中身は使うことができます。

旅先で多めに入手したわさびは、ラップで包んだ状態で、半年ぐらいは冷凍しても大丈夫です。

“粉わさび”は添加物が少ない

 

缶に入っている“粉わさび”は、乾燥されているので、保存期間が長く傷む心配がないので、常備しています。

生わさびが入手できない時、わさびの風味が必要な料理の時、とても便利に使っています。

「粉わさび」の原材料名を見てみると西洋わさび、着色料と書かれていて、余計な添加物が入っていません。

【原材料】西洋わさび、着色料(クチナシ、紅花黄)

西洋わさびが100%なので、スルフィニル効果を期待できるものではありませんが、チューブよりも危険添加物が充填されていないことと、着色料も天然の植物なので、缶に入っている粉わさびを使っています。

 

チューブのわさび「生わさびと本わさび」の違いと添加物

チューブ入りのものは、生のものに比べて安くて簡単に手に入りますし、粉わさびのように練る手間がかからず気軽にわさびを使うことができます。

チューブ入りに使用されているのは、わさび大根(ホースラディッシュや西洋わさびとも言われる)と呼ばれるものを本わさびと混ぜて、コストを下げている“わさびもどき”なのです。

わさび大根類は、色が白くて粘り気がないため、緑色に着色したり添加物を混ぜ込んで「わさび」に見せかけています。

わさびではない別物なので、効果や効能も違います。

メーカー側のわかりにくい表示が問題になり、だんだん明確になってきました。

それでも、メーカーの商品における欺瞞体質は本当に変りません。

 

  • 本わさび
    日本原産のわさびで、栽培方法別に分類すると「水わさび」と「畑わさび」に分類され、西洋わさびと比べると風味豊かで全く違います。
  • 西洋わさび
    ヨーロッパ原産のわさびで、ホースラディッシュ・わさび大根・山わさび・西洋わさびとも言われています。
    価格が西洋わさびのほうがリーズナブルで、本わさびよりも西洋わさびのほうが辛味は強いと感じますので、肉料理などすごく相性が良いわさびです。

チューブには「生わさびと本わさび」とされ、これは商品名であって、本わさびの使用率がさまざまです。

「生わさび」は、「本わさび」と「西洋わさび」のミックス品です。

  • 「本わさび入り」…本わさびの使用率が50%未満
  • 「本わさび使用」…本わさびの使用率が50%以上
  • 「本わさび100%」…加工デンプンなどで量を増やし、添加物が入っているため純粋なわさびだけではありません。
  • 「ミニパック」…包装面積が30c㎡以下のものは、原材料名などが免除(寿司屋のわさびや弁当の醤油・ソースパックなど)

添加物:食塩、コーン油、ソルビット、加工デンプン、トレハロース、セルロース、香料、酸味料、増粘多糖類

参考:S&BのHP:https://www.sbfoods.co.jp/honnama30/contents/09/

今回“わさび”を調べるために「本わさび100%」を購入してみましたが、ツーンとするワサビの風味はいかせていると思いました。

添加物が気になる方は、ぜひ「粉わさび」を使用してみてはいかがでしょう。

 

無添加のチューブ式のわさびもありましたので、使ってみました。

原材料も安心して使えるような気がします。

原材料:本わさび(静岡産)
オーガニックなたね油
大豆(非遺伝子組換え大豆使用)
水飴(非遺伝子組換え国産産澱粉使用)、
赤穂の天塩

今回は本わさびに西洋わさびが混入されていて、消費者に誤解を招くように販売されていることをお伝えしたくて記事にしています。

西洋わさびに効能がなく、悪いということを伝えたくて記事にしたのもではありません。

西洋わさびにも、辛味成分アリルイソチオシアネートなどの成分の効果があるわさびなので、日を改めて“せいようさわび”について記事にしてまいります。

 

わさびを効果的に食生活に取り入れる方法

お刺身を食べたりお寿司を食べる時意外に、どのようにしてわさびを食べていますか?

大量に食べるものではなく、わさびの効果を期待するには、普通の方は1日3g(小さじ1ぐらい)を摂取するといいと言われているので、食べ過ぎには注意しましょう。

※金印の研究では5gとされていました。

胃腸が弱い方が急に大量に食べると、腹痛や下痢を起こすことがありますので少量から食べるようにしてください。

なかなか毎日と言う訳にはいきませんが、西洋わさびで摂る必要はないと思っています。

新鮮な生のわさび「本わさび」をおすすめします。

入手方法としても大手スーパーかネット販売・生産地でしか販売していないので、入手困難であることや、経済的にも決して安価なものではないので、毎日食べるのは大変です。

チューブで添加物が充填されていても、効果が期待できる「本わさび100%」をおすすめします。

いつまでも冷蔵庫にわさびがあるのも、気になりませんか?

 

刺身以外の魚や肉料理でも、わさびを使う

わさびは魚料理だけではなく、お肉にも非常に相性がいいです。

素焼きをして、わさび醤油で食べてもいいですね。

【豚肉のわさび醤油かけ】

ローストビーフや塩麹に漬け込んだ豚のブロックなどを、薄切りを素焼きして、わさび醤油でいただきます。

 

ご飯にわさびを添えるだけでも美味しい

お寿司に使われるわさびですが、自宅で簡単にできる丼ものでもいいですよ♪

 

【わさび丼】

ごはんに鰹節と海苔をのせ、わさびを添えるだけの素朴な丼ものですが、すごく美味しいです。

写真ではねぎ味噌も添えています。

 

【わさび茶漬け】

ごはんに小口ネギをパラパラのせて、海苔の上に天然塩を少々かけて、中心にわさびを添えています。

だし汁で食べるわさび茶漬けは美味しいです!

 

調味料にわさびを混ぜるだけ

市販のドレッシングもおいしいモノが多く作られていますが、自家製は混ぜるだけのシンプルなドレッシングが簡単にできます。

好みがあると思いますので、味見をしながら整えてください。

【わさびドレッシング】
酢 大さじ1 ・ わさび 小さじ1と1/2 ・ 塩 少々 ・ オリーブ油 大さじ2を混ぜます。

【わさび醤油ドレッシング】
オリーブオイル 大さじ1 ・ しょうゆ 小さじ2 ・ わさび 小さじ1/2 ・塩 少々を混ぜます。

【わさびバター】
バター(常温にもどす) 大さじ2・わさび 大さじ1/2を混ぜます。

【わさび味噌】
味噌大さじ1 ・くるみ3粒程度 ・ すりごま(白) 小さじ1 ・ わさび小さじ 1/2を混ぜます。

 

市販されているマヨネーズや胡麻ドレッシングにわさびを混ぜても、美味しいです。

わさびチーズが売られているように、チーズの上にちょびっとわさびを添えるだけ…とか

わかめときゅうりとしらすにわさび醤油をかけるだけ…という簡単な組み合わせも、とても美味しいです。

単なる薬味としてだけではなく、お茶漬けやドレッシングなど身近な料理に活用して、「ちょっとだけ“わさび”」と、普段の料理にプラスして冒険してみてはどうでしょう。

そして、出先で生鮮のわさび“本わさび”にであったら、効果効能が高くおいしくて上品なわさびを食べてくださいね。




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