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TOMOIKU*ブログ
2.102018
玄米クリーム・玄米粥は滋養強壮・病中病後・解熱「手当て食-万能滋養食」作り方!
Contents
日本人の財産「玄米」は生命のもとがオールマイティーに揃っている優れもの!
穀物の中で一番栄養がバランスが優れている玄米は、そのまま食べてしまうと消化不良を起こすと言われていますが、従来の無農薬農法と人が咀嚼を行っていれば、何も問題がないものです。
しかし、無農薬のお米の流通も少なく、柔らかいものを好むようになった現代人には難しい問題になっているのかもしれません。
質の良い血液をつくり、人にとって不要な毒素(添加物・農薬・重金属など)を排泄してくれる玄米は、無農薬玄米をよく噛んで食べることで、心身共に健康になれる食材です。
理想のお米は農薬不使用の有機米としていますが、農薬を使用している玄米でも食べられるという研究結果がありました。
農薬を使用された玄米でも、ぬか層に様々な物質を吸着して排出する食物繊維や強力な解毒作用を持つフィチン酸があり、そのフィチン酸は残留農薬など有害物質を排出する力が強いため、白米食よりも玄米の方が体内に残る残留農薬が少ないという研究結果がありました。
<TOMOIKU関連記事一部抜粋:玄米食は食の原点!デトックス効果!抗酸化作用を確認して健康とキレイを手に入れよう!>
我家は、白米に玄米・麦・雑穀を混ぜてご飯を炊くことが基本にしています。
常に食べることが難しいと感じられている方でも、疲れている時や病中・病後の回復食として是非「玄米粥」「玄米クリーム」を身近な「手当て食」として考えてみることで、一歩健康な体へと近づいていかれると思います。
玄米の栄養成分や構造などの関連記事がありますので、合わせてお読みいただくことでお役に立てると思います。
玄米ご飯-玄米は一物全体!
人間に必要な栄養素すべてが含まれているのは、関連記事にて綴っているので、玄米ご飯の炊き方について説明します。
今の炊飯器は優れているので、玄米を炊いてくれるものが多くありますね。
土鍋での炊き方
- 玄米 3カップ
- 水 玄米の2.5倍(土鍋の大きさで若干変わります)
- 天然塩 小さじ 1/4
鍋に洗った水をつけておいた玄米と水・塩を火にかけて、沸騰したら弱火で40~50分ほど炊き、そのまま蒸らします。
圧力鍋での炊き方
- 玄米 3カップ
- 水 3と3/5カップ(土鍋の大きさで若干変わります)
- 天然塩 小さじ 1/4
- 圧力鍋に洗った玄米と水・塩を入れてフタをして中火にかけます。
- おもりが回ったり、おもりが下りたりと圧力鍋の構造で様々なやり方があるのですが、沸騰したら強火で2分そのまま。
- 弱火で25分、火から下ろして10分蒸らします。
- 圧を抜いて、しゃもじで天地返しをしてできあがりです。
通販では手軽に無農薬の玄米が入手できますね。
私はいつも購入するお店が決まってます。
玄米粥・おもゆ-腸の弱い人や病後食・幼児・高齢者におすすめ
胃の調子が良くない…体力がないな…と感じられた時や、玄米ご飯だと消化不良を起こす人や病後食・幼児・高齢者の方におすすめしたいのが、玄米粥ですが、それでも心配な型は玄米クリームがおすすめです。
玄米を炊いて、玄米を食べる分取り出して水増ししてお粥にする方法が一番ラクです。
冷凍庫に炊いた玄米を1食分に小分けして、冷凍庫でストックしておくと、いつでも玄米粥ができます。
炊飯器・土鍋・圧力鍋でお粥を作りたい場合は、玄米の炊き方で水を3~4倍にすることでお粥になります。
玄米クリーム-滋養強壮・病中病後の回復食や離乳食・朝食を食べられない人におすすめ
病気になることなく使うことがなかった場合は、スープにして飲んでいます。
野菜などを加えた「玄米クリーム」をスープにした朝食は、体をポカポカにしてくれます。
朝食を食べてくれないと悩んでいるお母様から相談された時、私は「玄米クリームスープ」をおすすめしています。
体がまだ起きていない状態でも、時間がどんどん過ぎていく朝。
子供のダラダラ食べている姿にイライラして、つい朝から怒鳴ってしまう…ということもありますね。
玄米クリームスープから、少しづつ固形の野菜などを加えていくことで、栄養満点で内蔵も少しづつ優しく動かすことができるようになります。
多めに作っておきて、
本当は、咀嚼することで脳も目を覚ますので、食べることが一番なので、玄米クリームスープからスタートして行きましょう。
玄米クリームは手当て食・万能滋養食!
病気で何もノドに通らない…朝、何も食べたくない…と、食欲がなかったりノドに通らない人には、玄米を炒ってから長時間煮込んでエキスを絞り出した「玄米クリーム」をおすすめします。
玄米の優れた栄養バランスが、長時間火を通すことで体内に吸収されやすく、何にでも活躍できる「万能滋養食」です。
玄米エキスには酸化熱をとって炎症をしずめたり、素早い造血作用によって血液の破壊による痛みを緩和する力があるので、末期がんの方の痛みにも効果があるとされています。
そんな玄米クリームは、是非家庭の「手当て万能滋養食」として、冷凍庫にストックしておくことで、料理にも使えて便利です。
玄米クリームの作り方
- 玄米 1/2カップ
- 水(無圧の場合5カップ・圧力鍋の場合2.5カップ)
- 自然塩 小さじ 1/10 (お好み)
普通の鍋(無圧)で作る場合
- 玄米をいる
玄米は洗わないでフライパンで中弱火で木べらなどでかき混ぜながらいります。
パチパチ音がして、全体的にきつね色になったらいるのは終わり。 - 別の鍋にお水を沸かしたお湯の中に、炒った玄米と塩を入れて弱火でコトコト約2時間炊く
- ミキサーなどでクリーム状にします。
- 鍋でもう一度煮詰める(クリームの水分が多いと感じた場合は少し煮詰めることでクリーム状になります。
圧力鍋の場合
- 玄米をいる
玄米は洗わないでフライパンで中弱火で木べらなどでかき混ぜながらいります。
パチパチ音がして、全体的にきつね色になったらいるのは終わり。 - 圧力鍋にお水と炒った玄米と塩を入れてセットします。
- 沸騰したらそのまま2~3分待ち、弱火にして約40分炊きます。
- 圧が抜けるまで自然放置します。
- ミキサーなどでクリーム状にする
- 鍋でもう一度煮詰める(クリームの水分が多いと感じた場合は少し煮詰めることでクリーム状になります。
私は低圧、高圧の切り替えができる「パール金属 クイックエコ 3層底切り替え式圧力鍋3.5L」を使ってます。
玄米クリームスープをアレンジして楽しむ!
玄米クリームをダシやスープで伸ばしたもので、解熱・利尿作用・口内炎などの食欲がない場合におすすめです。
体調不良の時には、咀嚼しなくてもよい、薄めるだけのスープが飲みやすいですが、具だくさんのスープに玄米クリームを入れることでとろみも出る上に、この1品で万能滋養食になります。
写真はほうれん草を入れたのですが、混ぜるものは好みで何でもOKで、子供はかぼちゃが大好き!
すりごまと味噌を少々いれるだけでも、発酵食品が加わって完全な栄養食になります。
野菜具だくさんの玄米クリームスープを1食分置換えると、ダイエットに繋がると思います。
病気の時でなくても、胃腸に疲れを感じるような生活をしているとき、優しく流れていく玄米クリームスープはおすすめです。
作り置きとして、冷凍庫に入れておくと、急な発熱やノドの痛みなどに対応できますね。
作るのが大変…面倒くさいから…と思われる方は、賞味期限が長いレトルト食品があるので、お子さんがいらっしゃる方など、数袋ストックしておくと、もしもの時、とても便利です。
<健康を意識した目的別レシピ>
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