TOMOIKU*ブログ
2.152017
【鉄火味噌-日本伝統の保存食】おうち薬膳で体に活力を与える陽性食品は常備食にしよう!

日本の伝統保存食で体に活力を与える食品で何でしょう…。
私は、鉄火味噌だと思っています。
戦国時代、武将達は炒り玄米・梅干し・鉄火味噌を持って、長い道のりを歩き、峠を越え、戦いました。
梅干しの1日1個健康法は記事にしていますので、合わせてお読みいただくとお役にたてると思います。
この3点があれば栄養的にも満たされます。
その鉄火味噌の栄養や作り方の紹介です。
鉄火味噌は日本伝統の保存食・健康食
現代は体が冷えてしまうことで、多くの病気を引き起こしています。
冷暖房器具がない時代に、女性の冷えと貧血の改善と考えられていたのが鉄火味噌であり、闘う武将の活力の源のひとつとして滋養強壮に鉄火味噌を摂っていました。
薬膳の角度から考えても、完全なる「陽性食品」です。
冷えることで肝臓にダメージを与えるので、内臓の冷えからくる水毒に効果的なのが鉄火味噌なのです。
冷え症・便秘・動悸・息切れ・心臓病・近眼、神経痛、リウマチ・倦怠感・貧血・造血体質強化・咳・百日咳・結核など、昔の一般の方々は病気の知識もなく、様々な症状に鉄火味噌を摂って改善していたのです。
まさしく自然療法なのですが、先人の方ってどうして科学的分析をしなくても、このような完璧な食養料理を考えられたのかと、頭が下がります。
その先人の知恵となる食養料理は、冷えが引き起こしている現代に見直されています。
運動することも、お風呂でゆっくり体を温めることも、服装の工夫をすることもすべて大切なことです。
そして、現代人に不足している体を温める陽性食品を摂ることに、ちょっと心を動かすことで体調は少しずつ変わっていきます。
鉄火味噌って何?どんな風に食べるの?
レシピがあるサイトでは様々な食材を利用してアレンジしていますが、今回は戦国時代に闘う武将が常備食として持ち歩いていたであろう「鉄火味噌」を紹介します。
火を使い鉄鍋で味噌を炒るので「鉄火味噌」と言われているのですが、基本は根野菜(ごぼう・にんじん・れんこん・しょうがなど陽性の強い野菜)を赤味噌で炒める感じ♪
保存期間を延ばせることができる水分がほとんどなく、短くて2時間位~4時間を鉄鍋の上で炒ってつくり、ふりかけ・調味料などにしていただきます。
一般的に販売されているタイプはそぼろ状のものが多いと思います。
手軽に食べられることが便利です。
炒める時間が短くできて、水分があるのでホカホカご飯の上に添えてもいいですが、私は味噌おにぎりにするために、水分多めにつくっちゃいます。
茄子や他の野菜を炒める時に、味付けとしても使用したり、野菜スティックなどのディップでもおいしいです。
先人の武将のようにお湯さえあれば、味噌汁にすることもできますね。
そぼろ状とペースト状のタイプは用途別の便利さや好みですので、炒る時間を調整しましょう。
鉄火味噌の作り方
市販でも「鉄火味噌」は売られていますが、量から考えると高価な物になるかもしれませんが、自宅で作ることですごくリーズナブルな保存食ができます。
作り方は炒める時間が長いので根気がいるだけで、簡単な料理です。
材料
- 根野菜(ごぼう 2本・にんじん 1本・れんこん 他と同様量)
- しょうが 1片~好み
- みりん 大さじ6
- 豆みそ(赤味噌)300g~好み
- ごま油
- 材料を洗って切る
- ごぼう・にんじん・れんこん・しょうがはスライサーでもOK!包丁で切ったほうがよいとされていますけど、私はスライサーでカットしちゃいます。
- ごぼう・にんじん・れんこん・しょうがはできるだけ細かいみじん切り
- ごま油を熱してしょうがを炒める、油からしょうがの香りがしたら、ごぼう・れんこん・にんじんを焦がさないように炒める(30分位~好み)
- みりん・味噌を加える
- 弱火でへらでかき混ぜながら焦がさないようにする(30位から好み)
鉄火味噌は、お体の弱っているかたや妊婦さんなどにも良く、貧血、免疫力低下、癌、冷え症、心臓病など、とても滋養のある薬膳なので常備しておくといいですよ♪
体を温める先人の知恵を感謝して、おいしい温活してみませんか?
<健康を意識した目的別レシピ>




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