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春が旬「あかもく・もずく・めかぶ」海藻に注目!“フコイダン”が多いのは何?デトックスと栄養効果効能

 

 

春のデトックスは1年間の健康を左右する

春は冬の季節に溜まった毒素を排出し栄養を効率よく摂取できるかどうかで、1年間の健康を左右するほど重要なことです。

その短期の区切りである1年を何事もなく過ごし、その健康な状態が数年…数十年と継続されることで、高齢になっても元気に過ごせる結果に繋がっていきます。

冬は寒さに備えて体の中に栄養と脂肪を蓄えるのですが、同時に老廃物も溜め込んでしまう季節です。

春になると溜まった老廃物や毒素を体から排出しようとする機能が高まるのですが、そこで排出せず冬の老廃物をそのまま溜め込んでしまうことで、様々な体内機能が低下して、いつまでも体調不良のまま過ごしていくことになります。

まずは、「解毒」「利尿」「発汗」作用を促す食べ物や運動で、スムーズに毒素などを排出するようにしましょう。

自然の食物って、地域別でもすごくバランスが取れていて、海に住む人達には「海の幸」山の住む人達には「山の幸」と、今のように冷蔵保存ができない時代でも、その土地に合った「旬の栄養」がちゃんと用意されているんです。

“わかめ”など、旬の時にとれたわかめは、カリウムが60倍にもなっていて、デトックスをする時期ならではです。

旬にはその季節に良い効能があること…ほんとうに自然は素晴らしいです。

春が旬の食べ物で、海の旬のデトックス食材は「海藻」…山の旬のデトックス食材は「山菜」です。

 

デトックスで体の掃除です。

その後は「体を整える」ことです。

 

私たちの体には日常生活の中で、不要物を排出する機能が元々備わっていて、デトックスとは、日常の生活で体内に取り込まれたうちいらないものを体外(汗・尿・便・爪・髪など)に意識しないで排出するという意味です。

大量に老廃物や毒素を排出しているのが便なので、腸内環境の状態が重要だと言われているのです。

食物繊維を摂っているのに便の出が良くないという方は、海藻などの腸内細菌の餌になり腸内をスッキリさせる水溶性食物繊維が不足していることが原因が多いので、海藻を摂ることで水気を含んだ出やすいお通じになることが多いです。

春の海藻類を摂ることで、デトックスができ汗が出る汗腺の汚れも流されるので、デトックスができて肌の状態もよくなります、

 

そして、春の旬の食べ物は、デトックスもしてくれるけど、弱った体に効果的な栄養を与えてくれます。

その代表的な食材が、海藻類と山菜です。

 

そして、暖かくなってくる季節なので、軽いストレッチやヨガなど、無理な運動ではなく気持ち良い汗を流すことも体を整える大切なことです。

 

春が旬の海の幸!海藻類

日本は四方を海に囲まれていて、日本沿岸に生息する海藻は1400種以上とも言われている海藻の宝庫です。

 

日本人は海藻を古くから食用としてきている民族で、世界的に海藻を日常で食べる国はほとんどないため、日本人は海藻を食べるめずらしい民族になるようです。

海藻類のもつ栄養が群を抜いて優れていることから、海外では医学的な角度から多くの研究がなされ、私たち以上に注目して健康食品に取り入れたり医薬品にされつつあるのです。

 

私たちは日常で食べることができるのですから、1日1品海藻類を食べるようにしていきたいですね。

1日で食べたほうがよい食材の「まごはやさしい」の「は=わ」は“わかめ”を指しています。

海のそばで暮らしていない限り生の海藻の入手は難しですね。

通常は乾燥や塩蔵などの処理がされている海藻を食べざるを得ないのですから、早春に採取された生の海藻を食べられる季節では、生の海藻も食べるようにしましょう。

 

春から初夏にかけて生の“わかめ”や“めかぶ”が新鮮でリーズナブルに出回る季節です。

わかめの茎にできるひだ状の胞子葉がめかぶです。

茶色をして購入する時に、美味しそうに見れない人にいるようですが、旬の海藻類は新鮮な磯の香りと独特の歯ごたえがあり、90℃以上のお湯にさっとくぐらせると美し緑色になって、本当においしそうですよ。

 

旬の海藻類の効果効能

海藻の食物繊維が豊富で腸内のデトックスを促し、他の食品では得るのことのできない栄養を摂取することができます。

よく知られている海藻のネバネバのフコイダインは、抗ガン医薬などの研究も進み、サプリメントとして日本よりも海外で注目されているほどです。

 

フコイダインはがん予防とピロリ菌駆除

  • 免疫力の向上とがん予防
    ヘルパーT細胞は、キラー細胞に異物を排除するように感染した細胞を破壊させ、「NK(ナチュラルキラー)細胞」に害のある細胞(腫瘍細胞など)を攻撃するように指示するのです。
    海藻が保持しているネバネバ成分のフコダインで、NK細胞を活性化する働きが、免疫力の向上やがんを予防する効果が得られると言われています。
  • ピロリ菌駆除
    50歳以上の約80%の人はピロリ菌を保菌していると言われています。
    フコダインはピロリ菌が好む胃粘膜の粘性物質と同じ硫酸基を含み、フコイダンを食べることで、胃の粘膜の保護してピロリ菌がフコイダンに吸着され体外へ排出されるのです。
    ピロリ菌が胃壁に付着するのを防ぐ役割があり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃ガンの原因にもなるピロリ菌の駆除も、春のデトックスで徹底的に減らしていきましょう。
  • 育毛効果
    フコイダインには髪を生やすための毛母細胞を活性化させ、新陳代謝がよくなり健康的な髪を作る作用があります。効果を望む場合は、わかめなどフコイダインがすくない海藻ではなく、ネバネバが多いあかもくやもずく、わかめの茎であるめかぶを食べるようにしましょう。

アミノ酸「アルギニン」は食物繊維の一種

  • 腸内環境改善
    食物繊維には腸内の環境を改善し、腸内の毒素や老廃物などの不要なものを吸着して排出させます。
    腸内の動きを促進させるため、便秘の解消に効果的です。
  • コレステロールを下げる
    アルギニン酸(食物繊維の一種)が含まれる食べ物と一緒に摂取した食べ物の中にあるコレステロールを包み込んで、体外に排出させます。
    腸内のコレステロール吸収が防げるので、血中コレステロール値が下がる効果が期待されるのです。
  • 血流の改善と生活習慣病の予防
    アルギニンは体内で一酸化窒素を作り出す働きがあり、一酸化窒素には血管を拡張させる働きがあるので、血流がスムーズになります。
    冷え症や動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞など生活習慣病の予防効果が期待されています。
  • 花粉症の緩和効果
    体の免疫機能を整えて、IgE抗体の生成を抑える働きがあるといわれています。
  • 体臭と口臭の改善
    アルギニン酸には、体臭の原因になる成分のアンモニアを包み込んで体外へ排出するという働きがあります。
    唾液の分泌を促進させる働きがあるので、口内の細菌の繁殖を抑えて口臭の予防もします。
  • 成長ホルモン促進
    病気への抵抗力アップや体の傷を早く治す効果があり、食欲を抑える働きがあるため、食欲抑制剤に利用されています。
    筋肉を増強させ脂肪の代謝を促進する効果が期待されていることから、成長ホルモンの分泌を促進させる働きがあります。
  • 美容の保湿サポート
    肌は角質層、表皮層、真皮層に分かれていて、角質層はNMFという天然保湿成分により守られています。
    肌トラブルはアミノ酸と水分不足が原因とされていて、NMFは約40%がアミノ酸のため、角質層を保湿するという効果があるのです。

※フコステロールという栄養分もアルギニンと同じで血栓予防効果が期待できます。

 

ミネラルの種類も十分!

  • カリウムは塩分の排泄を促す
    細胞内の水分量や浸透圧を調節ので、ナトリウムの排泄を促す作用などがあり、むくみの解消や高血圧の予防に効果的です。
  • カルシウムは骨粗鬆症予防に!
    カルシウムが不足することで、骨からカルシウムが過剰に溶け出して血液中へ流れていくので、そのカルシウムが血管の内側に溜まってしまうので、高血圧や動脈硬化の原因になることがあります。
  • ヨウ素は 交感神経を刺激して代謝を促す
    タンパク質の合成や酵素の働きに関係するとされるホルモンの材料になります。
    基礎代謝を促し、甲状腺ホルモンを作りコレステロールの低下や老化防止などの相乗効果があります。
  • ビタミンKは「止血のビタミン」
    血液の凝固に関与する大切なビタミンで、ビタミンKが不足することで、皮下出血や粘膜出血などの出血性トラブルが起きやすくなります。
  • 亜鉛・鉄分・マグネシウムなど
    亜鉛は味覚の維持に効果があり、鉄分マグネシウムは貧血予防に役立ち、骨を形成する作用など、様々な栄養を含んでいます。

海の恵みを食べ方を知っている国なのですから、食事に取り入れていきたい食材です。

 

旬の海藻類の種類とフコダインが多いのは?あかもく・もずく・めかぶ?

旬の時期だからこそ、“めかぶ”を料理してみてください!

フコイダン含有量が一番多いのがアカモクです。

もずくのフコイダン含有量250g(g/kg 乾燥重量)です。

フコイダンの含有量がもずくの3倍!あるのが、“あかもく”です。

あかもくの食物繊維はわかめの1.8倍!カルシウムはもずくの3倍と、良いことづく目です。

あかもくを食べることで、フコダイン効果を効率よく得られることができます。

そして、海藻のなかで日本人の食卓に欠かせないのが、“わかめ”ですが、フコイダン含有量15g)で、その茎である“めかぶ”のフコイダン含有量は80gであることから、旬の時には5~6倍のフコダインを含む“めかぶ”をおすすめします。

そして、アカモクとワカメをミネラル類で比較すると、カリウムが約1.6倍・鉄が約5.2倍・カルシウムが約1.2倍と、その豊富な含有量がわかります。

 

 

海藻ネバネバ料理

 

海藻類は、ポン酢や三杯酢、ごはんにのせたり炊き込んだり…みそ汁にいれるのは定番ですね。

細かくカットすればトロトロに…

ちょっと炒めたかったら大きめにカットをします。

ごま油で、海藻と山のきのこを炒めたりするのですが、旬の春の山菜とあわせると、効果がアップしますね。

夕食の副菜には、必ず海藻類をプラスします。

上記の生のめかぶは相当な量があったのですが、300円!すごくリーズナブルです。

 

 

 

春には生のあかもくが出回りますね。

あかもくの乾燥物の時には、煮物にすることが多いですが、乾燥されていないあかもくの時には、とろとろにしてご飯にかけると美味しいです♪

そろそろ取り寄せる時期になりました。

私は、あかもくは週に1回メニューに加えていますが。乾物を常に多めにストックしています。

乾燥物は非常食としても、何か合った時栄養満点なので、多くストックしています。

ストックしておく食材も、栄養価が高いものだといいかなぁ…と。

そんなことが起きないことが、一番です。

乾燥の乾物は常にストックしておいてます♪

街のスーパーで生わかめとめかぶに出会うと、もう春なんだなぁ…。とデトックスを開始しています。

海藻はデトックスの救世主!

フコダインが多い、海藻類を是非食べてくださいね♪

 
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<健康を意識した目的別レシピ>
   




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