TOMOIKU*ブログ
1.232020
クリーンイーティングとは!ヴィーガン・マクロビオティック・ベジタリアンの違い
“食”問題で遅れている日本
日本は先進国で、とても便利な国です。
食のメニューなども充実しているかのように感じますが、世界では遅れていることが問題となっています。
日本で行われる「東京オリンピック」もあり、日本の国際化が広がっていく中で、外国からいらっしゃる方々への準備として遅れているのが浮き彫りになっているのが“食”の問題です。
世界には、宗教上の理由やアレルギー、自分の考え方などから様々な理由で”食の制限”がある人がいます。
もちろん、そういう人たちは日本にも少なからず存在してはいます。
しかし、日本のベジタリアン・ヴィーガンや、ゆるいベジタリアン人口調査で、4.8%であることから、家庭内での商品開発や外食におけるメニュー開発が遅れてるのが現状です。
日本人と比較して外国人にはベジタリアンの人が多く、ゆるいベジタリアンではなく、完全な菜食主義者「ヴィーガン」が世界的に増えています。
日本にも、「精進料理」というベジタリアンの食文化があります。
当ブログでも紹介していますが、私個人の考えで、健康のために週に数日取り入れてみませんか?…と、すごくゆるい紹介をしています。
「精進料理」は、肉や魚・卵、においや刺激が強いものを使った料理をしません。
仏教僧が食べる料理で、必要のない殺生を避けて、すべての命に感謝する精神修行が加わっています。
禅に学ぶ生活:精進料理の禅ごはん:https://tomoiku.com/product/zen/
このように、宗教的教義や栄養や健康の保持・生命の尊厳が主軸になっています。
現代の傾向として、環境問題や食料問題などの、地球環境保全や途上国援助のために自らが菜食ライフスタイルを選択する新たな思想も生まれ、菜食主義が増えています。
ヴィーガン・ベジタリアン・マクロビオティックとは何?違いは?
ヴィーガン・ベジタリアン・マクロビオティックは、何となく肉を食べないで野菜生活をしている人達…というイメージですが、境界線は何でしょう。
ここでは深く書いていませんが、数行で語れるほど軽い感覚ではなく、それぞれの生き方から生まれる深い想いがあって実践しているのだと、私は思っています。
ヴィーガンとは
ヴィーガンの思想は、「絶対菜食主義者」徹底した菜食主義を貫くことで、人間は動物を搾取することなく生きるべきという考え方です。
そのため動物や昆虫に至るもの…肉や魚はもちろん、乳製品である卵、チーズ、バター類からはちみつやゼラチンなども一切食べません。
なぜなら卵や乳製品は、それを生み出す鶏を苦しめ、早期の死をもたらしたりするからです。
ヴィーガンという生き方の根底にあるのは「動物愛護の精神」です。
自分の健康志向から生まれたものではありません。
肉の代替として大豆や豆腐、牛乳の代わりに豆乳やココナッツミルクを使って食を楽しんでいます。
ヴィーガン思考は、食だけに限らず、生活用品にもおよび、革製品の靴やバッグ、衣類ではウールの服は身につけませんし、コスメ用品の洗顔料やボディーソープなども、ハチミツ、牛乳、卵、動物性油の成分が抽出されているものは使いません。
生活全般において「動物性の素材を一切使わない」のがヴィーガンの生活です。
マクロビオティックとは
自然の流れや秩序に沿って生きるライフスタイルで、健康的に生きるための方法の一つとして、動物性食材を避けることを勧めています。
玄米などの穀物を中心に、旬の野菜、海藻、豆などを環境に合わせバランス良く食べ、他のベジタリアンと違って、肉食を避けることが軸になっているわけではありません。
動物性タンパク質や精製された食材はなるべく控えはいますが、季節に収穫されたものを余すことなく丸ごと食べるのが特徴なので、小魚などをよく使います。
「身土不二」や「一物全体」などの、昔からの言い伝えを実践しているのがマクロビオティック生活をしている方々です。
ベジタリアンとは
ベジタリアンとは様々なタイプの菜食主義者の総称です。
一般的に「菜食主義者」をベジタリアンと呼び、肉や魚などの動物性食品をとらず、野菜・芋類・豆類など植物性食品を中心にとる人。
肉類に加えて卵や乳製品なども一切食べないビーガンもベジタリアンに含まれています。
植物性食品と卵は食べる「オボベジタリアン」
植物性食品と乳製品を食べる「ラクトベジタリアン」
…と、タイプに分かれています。
宗教や環境、アレルギーや病気など健康のためとスピリチュアルな理由など、ベジタリアンになる背景は様々です。
ベジタリアンとビーガンは混同されがちですが、メディアが発信するベジタリアンは体の健康のために生活し、ビーガンは心の健康にウェイトを置いているような印象を受けます。
人気の食事法「クリーンイーティング」とは
「クリーンイーティング」とは、加工品や添加物の食品を避けて、高品質なものやオーガニック・地産品などを食べて心身共に健康を目指すことです。
今、アメリカで流行している食スタイルです。
その「クリーンイーティング」とは、できる限り自然に近い食品を食べる食事のスタイルなので、体に良いものを取り入れることで、余分な老廃物や脂肪のついた体から解放され、体の中から健康的になる「インナービューティー」を叶えてくれます。
(インナービューティーって…まだ、私の煩悩が邪魔していますが…ヾ(^o^;) )
特別なものを揃えたり買い足したりすることなく、日々の食生活で、選ぶものをちょっと変えるだけで実践できるお手軽な食事法のことなので、私の理想とするところです。
しかしクリーンイーティングでは、動物性食品を食べないというヴィーガンの思想に近い人と、良質な肉や魚は食べると言う二手に分かれているようで、その曖昧な部分でのトラブルも耳に入るようになりました。
基本は、「加工品や添加物の食品を避けて、高品質なものやオーガニック・地産品などを食べて心身共に健康を目指すこと。」ということなので、私の目指すところです。
“食”に環境問題や人道的問題・宗教問題を取り入れることは、段々と狭き道となり、現代社会では矛盾も生まれ、生きにくくなります。
自分ができること…そして、幸せを感じられること…と、自分ができることの線引きが必要です。
私は、家族や愛する人・動物達が、健康に過ごせて明日や未来を感じられる…そんな生活をしたいということが願いで、その中にデトックス効果があり胃腸を休める“精進料理”と取り入れたり、体調によって食の材料を考える薬膳や養生食などを取り入れて、臨機応変に考えていきたいと思っています。
自分の思想や体を考え、自分に合った食事法を選び、笑顔で過ごせる日々を過ごしてくだいさね。
<健康を意識した目的別レシピ>
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