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【葉月】ていねいに暮らす-8月の旬の食材!真夏と秋口(8月中旬以降)の食べ方の違い!

 

立秋が来たら、もう秋?…

そんなことを感じながらも、お盆の頃の海ではクラゲが出現して海水浴シーズンに終わりを告げます。

暑くても自然はちゃんと流れていて、日中は暑くても朝晩はしのぎやすくなっていきますね、

立秋から季節はすでに秋に以降していて、旬のモノはそれに合わせて体が欲するモノも秋の食べ物に切り替えていくことで、過ごしやすくなります。

夏には夏の食べ方が…秋には秋の食べ方があるのです。

8月の中旬ぐらいまでは7月の記事と、下記の内容の真夏の食べ方を参考にしていただくことで、夏バテを回避できると思います。

8月の後半戦は、まだまだ暑さを感じることが多いので、秋のモノを食べるイメージがつかないですね。

ちょっと気をつけたほうがいいことは、夏野菜を生のまま食べたり、冷たいモノをグイグイ飲んでしまうことです。

冷たいものを昼に食べた日は、煮込んだ料理などを意識してみる…と、ちょっと意識した方がいいのです。

真夏と秋口の食事!カリウムとクエン酸を摂って温かいものに切り替える

真夏の食べ方

日本の夏は、緯度のわりに蒸し暑くて、亜熱帯のような気候になりますね。

最近の北海道も暑くなる傾向があります。

ていねいに暮らす7月でもお伝えしていますが、旬の夏野菜にはカリウムと水分が多いことがあげられ、カリウムは体内にこもったナトリウムを消して水分は血中濃度を薄くするので、体が涼しくなって過ごしやすく感じるのです。

野菜だけではなく夏の穀物も同じことが言えます。

初夏に収穫する大麦や小麦は、うどん・パスタ・パンなどの主食になりやすいですが、常夏にご飯が食べたくない時に食べられる候補にあげられますね。

七夕あたりから「そうめん」を食べて、お盆のころにはなすやきゅうりをお供えにするというような風習には、先人たちの知恵がいっぱい詰まっているのです。

常夏、何もしなくてもじわじわと汗をかくことが多く、ミネラルが何もしなくても失われ、代謝まで悪くなるという体の中で悪循環なサークルができていきます。

その代謝を促すのは「クエン酸」です。

クエン酸が豊富な梅干しやお酢を摂るようにしましょう。

常夏の8月は、冷えているトマトやきゅうりなどの生サラダが有効に働きます。

どんどんレタスやきゅうり・トマトをつかってカルパッチョなどの冷たいお料理が食べられる時期です。

そして、食後には、ちょっと温かい飲み物を飲んで体を労ってあげましょうね。

 

秋口の食べ方

秋口っていつから?…自然の気候ではお盆が終わり、海ではクラゲが出現する頃からです。

まだまだ暑さも感じて「残暑」なとど言われて9月いっぱいまで涼しい風を感じることなく「暑い」と感じていても、土の中ではもう秋の準備をしているのです。

8月の中旬ぐらいから、徐々に秋の食べ物に切り替えていきます。0004

食べるものをガラリと切り替えるのではなく、夏野菜を生のまま食べるメニューをちょっと減らして、材料が同じでも温野菜に料理をするとか、冷たい飲み物…特にビールをググーっと飲んでいても、その後には意識して温かい飲み物を飲むとか、ちょっとした意識でいいのです。

煮込んだ料理のものを増やしていく時期になってきているのです。

胃腸の働きをととのえて代謝を活発にして、夏バテの軽減と秋の季節の変わり目の不調を減らすことができる対策でもあります。

体を温める食材(さつまいも・さといも・れんこん・ごぼうなどの根菜)を加えていく時期でもあります。

 

旬の食材を生かして、8月の猛暑と夏バテ対策!

旬の夏野菜は、薬膳では「寒涼性」と言って、体の中の余分な熱を冷ますの食材が多いです。

8月下旬から体を温める根菜類(さつまいも・さといも・れんこん・ごぼうなど)も見かけるようになります。

種 類旬のもの
野菜あおとうがらし 明日葉 いんげん えだまめ おくら かぼちゃ きくらげ きゅうり さといも ししとう しそ(大葉) 新生姜 ズッキーニ つるむらさき とうがん とうもろこし とまと なす にがうり にんにく パプリカ ピーマン みょうが モロヘイヤ レタス …など
果実いちじく かぼす シークワーサー すだち なし パイナップル ぶどう マスカット マンゴー メロン もも ゆず …など
魚介類あなご あゆ えぼだい いわし かじきまぐろ かます かわはぎ かんぱち きす すずき たちうお …など
海鮮物あわび アオリイカ スルメイカ ウニ くるまえび けがに こんぶ さざえ まだこ …など

旬の野菜を取り入れることは、薬膳では基本となります。

 

旬の野菜ゴーヤのレシピ

夏バテ知らず!ゴーヤチャンプルの基本

ゴーヤの苦味成分には血糖値を降下させ、血圧のコントロールをする働きがあります。

ゴーヤとの相性が良い豚肉には、疲労回復がありビタミンB1が豊富にあります。

薬膳では豆腐や卵も胃腸を補う効果があるとして使われるので、食欲がない夏にはうってつけのおかずです。

材料

  • ゴーヤ 1本
  • 豚肉(薄切り) 200g
  • もめん豆腐 1丁
  • たまご 2個
  • ごま油 大さじ2
  • 醤油  大さじ2
  • みりん 大さじ2
  • 塩コショウ 少々
  • かつおぶし 好み

作り方

  1. ゴーヤを縦に切ってスプーンでワタを取って3mmの薄切りにします。
  2. 苦いのが苦手な人は、ゴーヤをボウルに入れて塩を少々まぶしてもみます。軽く水洗いをして水気を切ります。
  3. 豆腐は水切りをして、ひと口大にちぎっておきます。ちぎることで断面積が増えて凹凸が多いことで味が染み込みます。
  4. 豚肉はひと口大に切って、塩・コショウで下味をつけます。
  5. フライパンにごま油をひき、溶き卵をいれて木べらなどで大きく混ぜて、半熟状態になったら一度皿にとる。
  6. フライパンに豚肉・ゴーヤ・豆腐の順に入れて炒めて具材に火が通ったら、卵を戻して醤油・みりんで味付けをします。
  7. 器に鰹節をちらしてできあがりです。

※私は卵をはじめにつくらないで、豚肉・ゴーヤ・豆腐に火が通ったら、フライパンの半分に具材を寄せて、空いた場所で卵を作って、混ぜるという方法で作ってしまいます。

 

作り置き:厚揚げのゴーヤのチャンプル風

作り置きには豆腐を厚揚げにすると水分が出ることなく作り置きでもおいしくいただけます。

私はもめん豆腐でつくるよりも、栄養がよりアップするように「厚揚げ」で作ります。

夏野菜を加えることで、栄養もアップ!抗酸化食材であるビタミンCが豊富で、体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくってくれる赤や黄色のピーマンを使うようにしましょう。

我家ではキノコなども加えて作ることが多いです。

オイスターの味付けも私は好きです。

ゴーヤが苦くて苦手は方は、薄切り2~3mmにして塩もみして10分ぐらい放置して、水で流して水切りをしてくださいね。

それでも苦く感じる方や子供達には、ゴーヤ1本に対して、塩小さじ1/2と砂糖小さじ2を使用して10分放置して、水洗いをして水切りします。

大人になると、あの苦みがいい!という方も多いのではないでしょうか。

ゴーヤは暑い地域で作られ、暑い時に食べるもので、「長寿食」と言われていても、体を冷やす作用が強いので、夏に食べるようにしましょう。

 

お盆の時期からは生野菜を食べる回数を減らして、体を温める秋の食材も増やして調理方法を工夫するようにすることが、常夏から秋口の食べ方になります。

お盆過ぎには根菜を食べるようにしましょう。

 

 
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(合)共育生活研究所

“漢方養生士・中医薬膳師”として「薬膳・ローフードの食事」と、“LOHASライフスタイリスト”として「ロハスな生活」の講座を各地で行っています。


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