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TOMOIKU*ブログ
1.202017
【睦月】ていねいに暮らす-大寒の寒たまごは無病息災・金運アップの縁起物!

Contents
二十四節気の「大寒」の意味や時期は?
大寒は、「だいかん」と読み、二十四節気の最後の節気で、季節を表す言葉の一つです。
二十四節気とは、季節を表す言葉に四季(春夏秋冬)があり、二十四節気は四季よりも季節を細かく24に分けているのです。
1年を24で割ると、より詳しく気温や天候の移り変わりを明確にできるので、自然の天候に左右されやすい農業従事者を中心に、暦として昔から活用されてきました。
読んで字の如く、一年で最も寒いのが、この大寒の時期です。
冷え込みもはげしく、寒さが大きいと書くことから寒さが最も厳しい頃となります。
暦の上では、1月20日からが一年で最も寒い時期と言われていますが、実際には1週間ほど後から2月4日までに最低気温を更新することが多いようで、その間に寒稽古や寒修行と呼ばれる神事があり、氷点下の中、ふんどし一枚で海や川に入る姿のニュースを見たことがあると思います。
大寒が終わると次は「立春」
すなわち暦の上では春がやってくることになっています。
大寒は寒いからこそ、栄養価の高い食材と、安全な食品の仕込みができていた
大寒には、「冷気が極まって、最も寒さがつのる時期」という意味があるゆえに、その寒さを利用して味噌や醤油、日本酒などの仕込みが始まる時期でした。
気温が低いこの時期の水は雑菌が少ないと言われているため、長期保存の必要なこれらの仕込みに大寒の時期の水を使うそうです。
外では子供達が雪で遊び、雪でかまくらをつくって「祭りごと」も行っていたようです。
寒たまごは無病息災・金運アップの縁起物
大寒の寒さでも耐えてできた野菜や卵には「自然の力」が備わっています。
大寒の日に産まれた卵は「寒たまご」と呼ばれて、1年間無病息災で過ごせると昔から大切に食べられてきました。
寒さが厳しいこの時期に産卵されたものは、滋養成分がたっぷりで、大寒の終わりごろには、鶏が春の気配を感じて卵を産み始めるころとされています。
冬の間に体に貯えた栄養分がたまごに含まれているということで、「無病息災」の祈りも含まれ、寒中にたまごを食べると金運が上がると風水では言われています。
たまごは「生」の象徴で、楽しみ事やお金を生み出す力があると言われていて、白身の白は財運・黄身の黄は金運を上げるとされています。
1年間はお金に困らないとか…。
縁起のいい食品とされていますので、寒たまごをあったかーいごはんの上にのせて「たまごかけごはん」など、ぜひ食べてくださいね。
そして、寒い冬に食べる食材として、卵と黒いきくらげ・とうふの炒め物など…おすすめです。
寒い冬に食べると良い食材レシピ:卵と生きくらげの中華炒め
- 卵…2個
- きくらげ…水に戻して90g
- 豆腐…反丁
- 長ねぎ…1/2本
- ごま油…適量
- 塩こしょう…少々
- 鶏ガラスープの素…小さじ1
- ラー油…好み
<作り方>
- 生きくらげは水に戻して水気をよく拭き取ったあと、食べやすい大きさに切ります。
- ネギはナナメ切りにして、豆腐は好みで切って小麦粉を振るい、卵はボウルに割り入れ塩こしょうを加えて混ぜ合わせます。
- 熱したフライパンにごま油をひき、、きくらげとネギを中火で15秒〜30秒ほど炒め、フライパンの隅に移動し、豆腐を焼きます。
- 鶏ガラスープの素を加え混ぜ合わせます。
- そこに卵を加え、外側から内側に巻き込むようにして炒めていきます。
- お好みの固さに火を通したら完成です。ラー油をすこしかけても美味しいですよ!
冬を超えるための栄養がいっぱい詰まった卵は、無病息災・金運アップの縁起物なので、食べましょうね~という話でした。
<健康を意識した目的別レシピ>




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