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TOMOIKU*ブログ
2.232017
レーズンとプルーンを比較して栄養の違いを知ろう!プルーンエキスってどうなの?
Contents
レーズンとプルーンを生活の中に取り入れましょう!
私が15歳の頃…今から40年前、プルーンエキスが大々的に販売されるようになって、知り合いにプルーンをすすめられて、母は何と数十万円分のプルーンを購入し、私は毎日大量のプルーンエキスをイヤイヤ食べさせられていました。
父が医師であったことから、「医者が勧めるプルーンエキス」と、母に勧めた知り合いが、父の立場を利用して、他の方にも数万・数十万と購入させていたことから、父の病院として大きな問題となってしまいました。
母が購入したことを知らなかった父が母に激怒し、病院として「プルーン効果を保証したことはない」という訴訟問題に発展していたことから、私にとってプルーンエキスは詐欺集団の商品という位置づけになっていました。
当時は気軽にプルーンエキスが入手できる時代ではなかったので、健康食品系の新しい商品はマルチシステムにて販売されていました。
現代はネットワークシステムとして、人から人へと繋ぐひとつのビジネスとして確立されていて正当なビジネスになっています。
我家での問題は、たまたま知り合いが父が医師であるという立場を利用しただけのことだったのでしょう。
このようにプルーンエキスに関しては、私の気持ちの中であまりいい印象がなかったのですが、自分に子供が生まれて、液状になっているプルーンエキスはとても便利な食材だったので、自然食品店で購入していました。
当時私が疑問に思っていたことで、現代は多くの方がすでにご存知だと思いますが、「貧血にいい鉄分がいっぱい!」という視点のプルーン。
しかしプルーンよりも、身近な「レーズン=干しぶどう」の方が鉄分がいっぱ~いあります。
コンビニに行くと鉄分(Fe)のドリンクがありますが、プルーンの鉄分(Fe)量だけでできているわけではありません。
でも、鉄分は1日の必要摂取量を摂るのが大変なものなので、効率的に栄養を摂るためにも、レーズンとプルーンの比較をしていきたいと思います。
レーズンとプルーンを比較して栄養の違い
プルーンとレーズン、大小の差だけで、どちらも味も見た目は似ていることから同じ葡萄系の大きいバージョンと思われがちです。
レーズンの原料:ブドウ
プルーンの原料:西洋スモモ
プルーンは生のものが市場にでることが少なく、干したもののほうが流通量が多いため、プルーンはドライフルーツで摂るというイメージだと思います。
レーズンとプルーンの栄養比較
ジュースやヨーグルトに鉄(Fe)が含まれていて、「鉄分はプルーンを摂っていれば大丈夫!」と思われていますが、天然物ではなく添加物としての鉄(Fe)を使用して調整しています。
レーズン=干しぶどう
鉄分含有量と比較すると、100gあたり、ドライプルーンで1.0mg、レーズンで2.3mgで、レーズンの方が鉄や葉酸が多いです。
ドライプルーン
鉄欠乏性貧血でお悩みの方は「レーズン」を摂った方が効率的です。
同じ100gを食べるのであれば、他にも、豚レバー(13.0mg)・小松菜(2.1mg)・枝豆(2.8mg)・切り干し大根(10.0mg)・干しヒジキ(56.0㎎)と優れた食品は多くあります。
鉄分量がそれほど多くないのに、プルーンやレーズンが貧血に効果!と言われる理由は、調理しないで気軽に食べることができ、おやつ感覚でそのまま食べられることと、鉄分以外の栄養素も豊富であることです。
子供のおやつや、何か一口食べたい時…特にダイエットをしていると、小腹を満たす甘さと咀嚼で1粒で気持ちが穏やかになります。
プルーンやレーズンには、鉄分の他にも栄養素が豊富に含まれています。
プルーン:食物繊維、ビタミンA、ビタミンE、葉酸
レーズン:食物繊維、カルシウム、カリウム
1日の必要な鉄分量
成人男性:8㎎くらい 成人女性:11㎎
プルーン:100個
レーズン:700粒
こんなに食べないと1日の必要な鉄分量が摂れません。
しかし、他の栄養素とのバランスがよく、ビタミンB6や葉酸といった造血に必要な栄養素も豊富です。
水溶性食物繊維が豊富なことから、腸内善玉菌の増殖を促してくれるので、腸内環境の改善が期待できます。
このように、ひとつの栄養素が単純に多い・少ないという問題だけではなく、他の栄養素によってつくりだす力なども加わるのです。
ひとつの食材で1日の必要な栄養が摂れないという例ですが、あらゆるものを摂りながら、気軽に食べるモノやおやつに・サラダなどのトッピングと生活に取り入れるといいモノです。
レーズンとプルーンの豊富な食物繊維は腸内環境を整える
レーズンには生のブドウに比べて食物繊維が4倍・プルーンは生のプルーンの5倍以上もの食物繊維や鉄分が含まれていると言われています。
野菜や果実は乾燥した方が栄養価がアップすることが多いですね。
乾燥することで凝縮してしまいますが、繊維だけは凝縮せずに残っている上、他の栄養素がアップすることもあります。
食物繊維が豊富である食材は腸内環境を良くするので、腸内環境を悪くする傾向の動物性食品と一緒に摂ることで、消化不良の予防・便秘の改善などの効果を発揮して腸内を整えてくれます。
そのような作用から、ダイエットに向いていると言われていますが、ドライにする製造工程で“砂糖”を添加することもあり、砂糖は腸内環境を荒らしダイエットに繋がらない可能性があるので、商品表示を確認するようにしましょう。
むくみ改善や骨を強化!抗酸化食品レーズンとプルーン
体にむくみがあることで、太ってみえたり体調不良を起こすので、むくみがない体づくりをしたいものです。
レーズンとプルーンにはカリウムが100g中に750mg・プルーンには100g中に480mgも含まれているんです。
ドライのレーズンとプルーンには、カリウムが豊富に含まれていて、浸透圧を整え、細胞内にある余分な水分量を調整して排出してくれます。
塩分が多めの食事を摂っている可能性がある方など、塩分を体外に排出する働きがあり、レーズンやプルーンにはむくみ改善や血圧を調整するはたらきがあります。
カルシウムもレーズンやプルーンには豊富に含まれています。
レーズンにはカルシウムが100g中に65mg・プルーンには39mgも含まれているんです。
骨や歯を丈夫にする役割があるので、育ち盛りの子供のおやつやヨーグルトやサラダなどに添えて、砂糖が添加されていないレーズンを食べさせてあげましょう。
女性は生理によって骨ももろくなりやすいことや、高齢者の骨粗鬆症予防として、大人でも常時食べたほうがよい食材です。
そして、レーズンやプルーンには、もうひとつ注目すべき、紫外線などの有害な物質から身を守るために必要な成分のポリフェノールやアントシアニンが豊富に含まれています。
これらの栄養素は強い抗酸化作用と、ガン予防などに効果を発揮してくれるので、老化防止・アルツハイマーの予防・血糖値を正常化・糖尿病の改善・動脈硬化の防止・がんを予防などにの生活習慣病全体に効果を発揮します。
レーズンやプルーンを日常で使う方法
レーズンをサラダに添えたり、カレーに添えたり…と、子供や女性は特にレーズンを意識して食事をすると、貧血などの予防にもなります。
私はリキュー酒に漬け込んで、ケーキに入れたりします。
林檎とシナモンとの相性もよいので、是非作ってみてください。
作り方は下記の記事にて書かれています。
プルーンエキスとプルーン粒、どちらがいいのか?
プルーンエキスは食物繊維が豊富で、しかも水溶性・不溶性のバランスがいいということがメリットとされているのですが、プルーンエキスの場合、食物繊維が微量になってしまうので残念です。
内容は、粒を液状にしたものなので、食物繊維以外には変化はあまりありません。
私が購入しているプルーンエキスは「プルーンエキス100%の無添加」にしています。
しかし、ソルビトール、果糖・ブドウ糖などが含んで甘く美味しくしているプルーンエキスが多く販売されています。
その添加物が入っているほうがいい!という方と、プルーンだけでできているエキスがいい!という方、考えは人それぞれです。
液状になっていることで、料理につかいやすくゼリーなども簡単にできるので、メリット!
特に咀嚼ができない状態の子供やご老人の方々には、おすすめです。
欧米では「ミラクルフルーツ」「ワンダーフルーツ」などとよばれているプルーンやレーズンは、貧血や便秘など、足りない分を補う・おやつなどで食べる食品という位置づけでは、おすすめです。
今回、私が声を大にして言いたいことは、プルーン1粒で鉄分OK!とか、プルーンエキス1サジでOK!とか、信じられなことで、鉄が多いのはプルーンよりもレーズンで、他の食べ物に比べて栄養価が高くバランスのよいミラクルフルーツであることは確かであるということです。
若い女性に多いの鉄欠乏性貧血や、私自身が経験した更年期障害における鉄分不足の場合は、食品を頑張って食べても補えないほどの必要量となり、私の個人的な気持ちは食品で栄養は十分摂れると頑張っていたのですが、鉄と葉酸をバランス摂取することはとても大変で、結局、重度更年期障害になってしまいました。
薬局でよく見かける妊婦さん用の葉酸を含む鉄剤だけで回復したので、お悩みの方はおすすめです。
プルーンエキスでおやつ作り
家族のティタイムの時に「◯ーちゃんコーヒー!」と孫も同じような飲み物を欲しがるので、コーヒーと同じ色になるプルーンエキスをお湯やミルクで溶かして飲んでいます。
6歳の子供が自分でつくる「きなこ飴」
黒豆や大豆でできているきな粉とプルーンエキスをコネコネして、昔なつかし「柔らかいきなこ飴」を作って冷蔵庫にいつもストックしています。
通常は黒蜜でつくるものをプルーンエキスで作って、孫の大豆のおやつになっています。
孫が自分ひとりでつくれる「おやつ」です。
- プルーンエキスを好みの量をボールに入れる
- きな粉を①にいれる
- ゴムベラでこねる
- 粘土の棒状ができるくらいの硬さまできな粉を足していく
- 棒状幅1.5cm位にして包丁でカット
- 使用していたボールにきな粉だけを入れて、カットした飴を入れる
- すべての飴がきな粉と絡むようにボールをふる
- できあがったら、容器に入れて冷蔵庫に保存。2週間は保存できます。
6歳の孫がひとりでつくれる簡単な健康なきなこ飴です。
飴といっても咀嚼ができるタイプ「昔なつかし きなこ飴」など販売されているよりも若干柔らかい感じで出来上がります。
プルーンエキスを黒砂糖(液状)にしてたまに作りますが…作るとね…すご~く…おいしい。
<健康を意識した目的別レシピ>
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