TOMOIKU*ブログ
10.172016
便通改善ダイエット実行!食物繊維を理解して「大麦」プラスでお腹スッキリ健康になろう!
Contents
健康と美には欠かせない多彩な効用を持つ「食物繊維」
かつて食物繊維は。栄養として利用できないばかりか、他の栄養素の吸収を邪魔する成分と考えられていました。
しかし、今では「体を内側からキレイにする栄養素」をして、積極的な摂取が薦められています。
新しい情報で、効果が180度変わってしまうことには、正直踊らされた感が拭えないですが、良いものは良いと新しい情報をキャッチして、健康維持を食べることで自然にできるようになりたいと思います。
日本人の食物繊維の摂取量が減っている警告
便秘で苦しむ方が多くなっていること話題にしたTVを良く見かけます。
想像してみてください。
自分の腸管に泥のような腐敗物がへばりついていることを…
腸をきれいにすることで、どれだけの病気が回避できるかは、このTOMOIKUでは常に語っています。
右記の<平成23年 国民健康・栄養調査結果の概要グラフ:出典 日経ヘルス>の表をご覧になっていただくとわかりますが、穀類からの食物繊維摂取が不足が問題になっています。
原因:主食の変化
「戦後間もない1950年代は大麦や雑穀、玄米など、食物繊維量の多い穀類をよく食べていましたが、今は精白米や精製した小麦で作ったパンが中心」
<食物繊維の効用に詳しい大妻女子大学 青江誠一郎教授>
食物繊維の摂取量が多いほど、病気のリスクが下がり、穀類からの摂取量が多い方が有効であると結果が出ているようです。
穀類から食物繊維を摂ることが元気で長生きの秘訣!
39万人に男女約9年間の追跡調査で、食物繊維の摂取量が多い人が、総死亡リスクが22%低く、特に穀類からの食物繊維の摂取量が多いほど、ガン・心血管疾患・感染症・呼吸器疾患などの死亡リスクが低かったと結果がでています。
食物繊維の働きを知れば「倍効く」食事に!
食物繊維には水溶性と不溶性があるのは何となくわかっているけど、何が水溶性で何が不溶性?と水溶性と不溶性で効果が違うの?と思われている方もいらっしゃると思います。
<出典 日経ヘルス>
水溶性食物繊維…ダイエットに有効!体脂肪減少効果
糖や有害物質の吸収を抑えてくれる水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサになります。
- 腸のバリアの機能を高めて免疫力アップ
- 腸内の酸性にして悪玉菌を減らしてミネラルの吸収をアップ
- 酸の刺激で腸の動きがよくなり便秘解消ができる。
栄養効果
名 前 | 働 き | 多く含む食材 |
---|---|---|
β-グルカン | きのこで有名なβ-グルカンは強い免疫賦活作用、制癌作用を持つ | 大麦、オーツ麦 |
アルギン酸 | ぬめりにより余分なコレステロールを包みこんで体外に排出する作用 | 海藻全般 |
イヌリン | 脂肪の蓄積を抑え、血糖値を正常化させたり、便秘の改善に有効 | ゴボウなど |
ペクチン | 整腸作用があり、血中コレストロールを下げるので、心筋梗塞や動脈硬化を予防 | 果物 |
不溶性食物繊維…便秘に有効!満腹効果
噛みごたえがあり、食べ物がゆっくりと消化されるので、すぐに空腹にならないので食べ過ぎないですみます。
- 便のカサを増し、腸の動きを良くして便秘解消
- 便の排出スピードを早めて、有害物質が腸にとどまるのを防ぐ
栄養効果
名 前 | 働 き | 多く含む食材 |
---|---|---|
キチンキトサン | 血圧、コレステロールの調整、免疫力の向上、腸内有用菌を増殖、自律神経の調節 | きのこ、エビ、カニ |
セルロース | 便秘の改善や大腸ガンの予防に効果、歯茎やあごの力が強化 | 野菜、果物、穀類、豆類、芋類など |
ヘミセルロース | コレステロールの増加を抑制、腸内環境を整える便秘の改善や予防、有害物質の排泄 | 野菜、果物、穀類、豆類、芋類など |
リグニン | 胆汁液を吸着して排泄させる効果、血糖値上昇の抑制、血中コレステロールを抑制、整腸効果 | 野菜、果物、穀類、豆類、芋類など |
いかがでしょう…食物繊維が私たちの体に必要な食材であることは、ご理解いただけましたか?
では、劇的な食生活の改善ではなく、ちょっとの工夫で食物繊維を増やせるようにするにはどのようにしたらいいのか?
まず、主食を見直しましょう!
主食に取り入れたい一押しは「大麦」です。
白米の一部を「大麦」に変えるだけで、摂取量もグンとあがり、摂りにくい水溶性食物繊維もたっぷり補充できます。
大麦で水溶性食物をたっぷり摂って、あとは根菜や芋などから不溶性をプラス!
おいしく食物繊維をとりましょう!
<健康を意識した目的別レシピ>
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