- Home
- 生活と食材の注意&デドックス解毒食品
- ピロリ菌を意識した10種の食べ物を食事に取り入れる!原因菌は加齢と共に増加
TOMOIKU*ブログ
5.82018
ピロリ菌を意識した10種の食べ物を食事に取り入れる!原因菌は加齢と共に増加
胃がんの99%の原因菌である「ピロリ菌」は年齢と共に増える!
がんの原因といえば、乱れた生活習慣や遺伝、タバコ…などをイメージする人が多いのではないでしょうか。
しかし研究がすすみ、胃がんは感染症で99%がピロリ菌感染が原因と言われています。
かわいい名前の「ピロリ菌」…その名前と裏腹に、体に害をもたらす胃がんの原因菌です。
胃がんの原因は「ピロリ菌」という、胃の中に住む細菌であることが分かってきたので、1994年にWHO国際がん研究機関は「ピロリ菌が胃がんを誘発する」と発表しています。
日本国内で胃がんによって命を落とす人の数は年間約5万人と多く、その原因菌であるピロリ菌は、50歳以上では70%以上に達するという、日本人の感染率がとても高いのです。
胃がんはストレスが多く、お酒を飲んでいる人に多いと言われていた時代もありました。
現代では「ピロリ菌」を除菌することで胃がんが発症する確率が減ることが広まり、自分がピロリ菌を保菌しているのか?どのように予防すればいいのか…ということを知っていることで「胃がん予防」ができるようになりました。
ピロリ菌に感染したからといって、潰瘍や胃がんが必ず発症するわけではなく、感染したほとんどの人に胃炎は起こすのですが、病院にいく人が少なく、薬局で胃痛などの薬を飲んで済ませてしまう人が多いのが現実です。
ピロリ菌は除菌しない限り胃の中にすみ続けるので、慢性的な炎症が続くため胃の粘膜を防御する力が弱まってしまいます。
そしてストレスやバランスの悪い食事、発癌物質である農薬や添加物・化学性物質などの攻撃を受けやすいため、無防備な状態となってしまうのです。
胃がん以外の胃疾患の発症率も高める可能性がある「ピロリ菌」は、除菌することで胃がんの発症を3~4割ほど減らすことができるので、検査をすることをおすすめします。
検査をして除菌をすることや、除菌に良い食べ物を食べるなどを意識していることで、胃がんになる可能性がすごく低くなるのだから、病気になって高額の医療費を負担することを避けることができますし、家族が笑顔でいられるのは健康が基本で、一番幸せなことだと思うのです。
ピロリ菌の自宅簡易検査を受けてみよう!
日本人の約3,500万人、4人に1人がピロリ菌を保有していると考えられています。
ピロリ菌の正式名称は“ヘリコバクター・ピロリ”と言って、らせん状の細菌であるヘリコバクターが、胃の出口付近であるピロルス(幽門部)から多く見つかるるで「ヘリコバクター・ピロリ」と命名されました。
感染源は、幼少時、食べ物を親が噛んで唾液がついた状態で与えられたことで感染し、一度ピロリ菌に感染すると、一生の付き合いとなります。
ピロリ菌に感染している胃は、ヒダが厚くなっていたり粘液が多い。さらに長年感染している人は胃のヒダがなくなってきます。ピロリ菌に感染しても自覚症状は乏しいのですが、内視鏡で見ると、れっきとした病気だと思わされます。
日本での潰瘍などを含む患者の平均7.8年の観察で、ピロリ菌陽性者からは約3%の人にがんが見つかりましたが、陰性者からは1例も見つかりませんでした。
早期胃がんで内視鏡治療をした500人以上を対象に行った研究では除菌した人のほうが、その後の胃がん再発率が明らかに抑えられていました。
<予防色湯普及協会:胃がんの99%がピロリ菌-鈴木英雄医師(消化器内科)>
治すことが困難なら、最初から病気にならないようにすればいい。
最初のプロジェクトは「胃がんを防ぐこと」で「予防医療」に力を入れています。
予防色湯普及協会の発起人は堀江貴文氏です。自分たちはとても簡単なことで防げる病気で命を落としてしまっている事実に衝撃を受けて立ち上げている協会です
予防色湯普及協会では「あなたのピロリ菌感染確率」がYes/No診断があります。
是非診断してみてください。
健康診断で「ピロリ菌」までしていますか?
されていない方が多いのではないでしょうか。
- 自治体や勤務先で調べる方法
一部の自治体・企業健康診断・人間ドックの検査をする医療機関ではピロリ菌の検査を行っていますが、オプションになっていることが多く意識していないと検査をしていないことが多いのです。
検査料は無料から1,000円程度と安価でできるので、健康診断の時には「ピロリ菌検査」を希望しましょう - 胃などの異常を感じて医療機関で調べる方法
腹痛などの病状で受診し、医師がピロリ菌の感染を疑った場合は、簡易検査ではないので内視鏡・血液・便などの検査をします。
保険診療ですが5,000円前後の治療費がかかります。 - 自宅で簡易なピロリ菌検査をする方法
尿を摂取する方法で、自宅でカンタンにできて、結果も郵送で自宅に届けられます。
様々な自宅検査があります。
ピロリ菌簡易検査キット
日本ではピロリ菌の除菌が保険で出来るようになっていますので、ピロリ菌を検査して陽性だったときは除菌をしましょう。
一般的な除菌方法は、除菌前に内視鏡を受け、抗生剤をと胃酸を抑える薬を1週間飲んで除菌します。
その後の経過は、医師の指導のもと、除菌された状態を保ちましょう。
身近な8種の食べ物でピロリ菌対策
ピロリ菌を減らすように、除菌に効果的な食品があります。
普段の食事に取り入れることで、ピロリ菌の活動を弱めて増殖を止める効果が期待できる10種の食品を紹介します。
海藻フコイダンはピロリ菌の定着を妨ぐ
昆布やめかぶなどの海藻類にネバネバしている「フコイダン」と呼ばれるぬめり成分が、胃の粘膜を守りピロリ菌の定着を妨げてくれます。
ピロリ菌は胃粘膜表面の硫酸基に住み着くという性質があります。
フコイダンを食べることで、ピロリ菌は胃と同じ硫酸基を持ったフコイダンにも付着して体外へ排出されるので、ピロリ菌を減少させることができます。
フコイダンは酢と相性がよく、いくつも複雑に絡まりあってできているフコイダンに酢を加えることで、酢酸が絡まったフコイダンをほどき、胃腸への接着面積が広がり高い効果が得られます。
納豆はピロリ菌の活動を抑えて胃の調子を整える
納豆に含まれているナットウキナーゼは血栓溶解作用の酵素として、多くの人に知られています。
ピロリ感染症に対する治療薬「メトロニダゾール」は、厚生労働省に承認されている薬ですが、納豆菌にはピロリ菌に対して薬のメトロニダゾールにも劣らない抗菌活性が確認されています。
日本の伝統的な食材である納豆には、ピロリ菌の活動を抑えて胃の調子を整える働きがあることが報告されています。
わさびでピロリ菌を制御し胃粘膜障害を抑制
わさびはピロリ菌の数を減らす効果があり、ピロリ菌で傷ついた胃粘膜障害を抑制します。
わさびの香り成分には、がんによくないと言われている「ストレス」の抗ストレス作用と、ストレスで誘発する消化器系の障害に対しても回復作用があります。
他にも、わさびほどの効果はありませんが、にんにくや生姜・パセリなどの香辛料やハーブ類でもピロリ菌を制御するものがあります。
ココアはピロリ菌を減らして定着させない
ココアの中でピロリ菌を除去できる効果がある成分は遊離脂肪酸で「カカオFFA」と言われています。
カカオFFAがピロリ菌の細胞膜に攻撃をするので、ピロリ菌は弱まり胃から排出されます。
そして、ピロリ菌が胃の粘膜に定着するのを妨害し増加を抑える働きがあるのです。
コーヒーにはココアの1/3の効果があり、ウーロン茶、紅茶などにはピロリ菌の除菌効果はありません。
ブロッコリースプラウトでピロリ菌を減らして殺菌
新芽(スプラウト)には、ピロリ菌を減らし殺菌する成分があります。
アブラナ科のスプラウトに同じ効果が期待できるのは、スプラウトに含まれている抗酸化作用がある「スルフォラファン」というファイトケミカルの一種に効果があるからです。
スルフォラファンはピロリ菌に関連する酵素を誘導して、直接ピロリ菌を攻撃できるようにしるのです。
アブラナ科の植物に多く含まれるスルフォラファンにはピロリ菌の発生を低下させる効果が強く見られるだけでなく、抗がん作用が確認されています
(ブロッコリーやブロッコリースプラウト(新芽)、カリフラワー、キャベツ、大根、ラディッシュなど)
シナモンでピロリ菌を殺菌
シナモンは香辛料で、ケーキや料理などの独特なニッキな香りで、クスノキの樹皮から作られています。
シナモンはピロリ菌を殺菌する働きがあり、ゴースト化した毛細血管とリンパ管のお掃除、コレステロール値を下げ中性脂肪を減らすなどの生活習慣病にも効果的な働きをしてくれます。
緑茶の殺菌効果でピロリ菌の活動を抑制
緑茶に含まれるカテキンという成分には、ピロリ菌の活動を抑制する働きがあります。毎日の飲み物を緑茶に変えてみてはいかがでしょうか。
茶葉に含まれるタンニンはカテキンに属する物質で、カテキンにはピロリ菌だけではなく、腸管出血性大腸菌O-15やコレラ菌の活発な運動をさせる菌に強く、食中毒の予防などに効果的です。
梅干しでピロリ菌の殺菌と活動を抑える
日本古来の保存食品である梅干しには、ピロリ菌を殺菌する働きと、活動を抑える働きなど、ガンの原因を抑制する力があることがわかってきました。
ピロリ菌はたんぱく分解酵素を持っているのですが、梅干しで粘液を分解して胃の防御作用を低下させることができるのです。
ピロリ菌の細胞レベルでの研究が現在も進められ、抗菌作用のある梅干しを食べる習慣のある人ほど、胃が健康でピロリ菌の感染度も低いという結果でした。
他の食品も食べることを前提に一日一粒、梅干しを食べることでピロリ菌を抑制することができます。
乳酸菌LG21を含むヨーグルト
「乳酸菌LG2」1は明治がピロリ菌を減らす効果が一番期待できる乳酸菌として販売しています。
普通のヨーグルトはピロリ菌を除菌しません。
乳酸菌OLL2716株という、胃酸に強くて胃の粘膜上皮細胞に接着してピロリ菌の働きを阻害する働きが効果的なのです。
ヨーグルトには様々な目的をもったものが多く販売されています。
ハチミツのマヌカハニーで抑制し殺菌!
私は保存料理で甘味料を使用するときは、殺菌作用のあるハチミツを使うことが多いです。
はちみつはもともと殺菌力がある食品として有名ですが、ピロリ菌にも効果があることがわかりました。
はちみつの中でもマヌカハニーにはピロリ菌をゼロにまで持っていく力があると、海外の医療機関では治療のひとつとして取り扱われています。
しかし、日本でのマヌカハニーの広がり方は「マヌカハニーが良い」というだけが独り歩きして、効能のランクがあることが広まっていないために、安価で効果があまり期待できないマヌカハニーが広がってしまっています。
効果がある本物のマヌカハニーを選びましょう!
マヌカハニーはハチミツよりも水分が少ないですが、紅茶やコーヒーに砂糖代わりとして使えて、カンタンに取り入れられる食品です。
特に効果があり抗菌力の強いマヌカハニーを「アクティブ・マヌカハニー」と呼ばれ、傷の化膿を防いだり、殺菌成分のUMFがピロリ菌抑制効果があります。
「アクティブマヌカハニー」には“UMF”や“MGO”という2つの基準があり、効果を得られるか?ピロリ菌対策できるものかなど、確認をして購入する方が少ないようです。
“UMF”アクティブ・マヌカハニーの基準
“UMF”は、ニュージーランドのピーター・モラン博士が発見したマヌカハニーにだけ含まれる特殊な抗菌作用を数値で表したものです。
UMFの数値は5+、10+、15+、20+、25+などがあり、数字が大きいほどマヌカの抗菌作用が強いとされ、「アクティブ・マヌカハニー」と呼ばれているのは“10+”以上のものを指し、ニュージーランドでは医療の現場でも使われているものです。
「マヌカハニー」と謳っている製品がいっぱいありすぎて、安いものは普通のハチミツと変わらない値段で売られているので、注意して購入しましょう。
“MGO”アクティブ・マヌカハニーの基準
“MGO”は、ドイツのドレスデン大学の研究グループが見つけた抗菌作用をもたらす物質を数値で表したものです。
効果が期待できるマヌカハニーは、UMFの場合10+ ・ MGO+200 以上は必要です。
UMF10+ = MGO200 最低でもこのランクのモノにしましょう。(子供の普段用)
UMF15+ = MGO500 体調不良を感じていない時(大人の普段用・子供の効果期待)
UMF20+ = MGO800 体調不良を感じている時(大人の効果期待)
マヌカハニーの特徴であるメチオグリオキサールは熱に強いと言われていますが、加熱によって減少してしまうのでできるだけ低い温度でいただくようにしてください。
栄養成分は42℃以上の加熱で壊れていき、100℃で半減すると言われていますので、できることなら加熱殺菌を行っていない「非加熱」でつくられたハチミツやマヌカハニーであることが理想です。
しかし、それはとても高価なものです。
マヌカハニーを購入するときは、効果がある「アクティブ・マヌカハニー」の数値を確認し、低温でいただくようにしましょう。
数値がはっきりしない「マヌカハニーもどき」であるならば、普通のハチミツの殺菌効果で十分だと思います。
そして、活性パワーを保つためには、遮光ボトルであることも重要です。
安くてかわいいボトルでアクティブ・マヌカハニー数値が表示されていないなど、マヌカハニーの効果が得られない商品が出回っっているので、気をつけてください。
食事やマヌカハニーでピロリ菌の除去ができるように心がけ、現在あるピロリ菌を増やさいない…そして減らす…ピロリ菌ゼロにむけての食生活はとても大切です。
まずは自分が、陰性なのか陽性なのかを知って、ピロリ菌を減らす食材が使われている食事に心がけていきましょう。
<健康を意識した目的別レシピ>
生活を彩る 関連記事
* TOMOIKUの姉妹サイト紹介 *