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TOMOIKU*ブログ
10.72019
精進料理レシピ“煮びたし”不足気味の緑黄野菜類を取るのが簡単
“煮浸し:煮びたし”とは?
「煮浸しとは、野菜や魚を薄い出汁で煮、そのまま冷まして味を含める料理のこと」
<Wikipedia>
煮びたしは、「お浸し(おひたし)」または「含め煮」の一種で、茹でてから出汁をかけたのが「お浸し」で、出汁で煮ると「煮浸し」になります。
しかしナスの場合、皮付きのまま素揚げしてつゆに浸した物を「煮びたし」と呼ぶことがあり、少々言葉の使い方が混ざっていますね。
野菜類の“煮びたし”不足気味の緑黄野菜類を取るのが簡単
野菜を多く食べた方が良いと思っても、毎日生のサラダを食べていて飽きてしまうことや、生野菜は量を多くとることができません。
サラダはメニューにもよりますが、体を冷やしてしまうことや、ドレッシングによっては添加物が多かったり油が多いなど、味の感覚も麻痺して濃い口になることが多いと感じます。
ビタミンなどは熱を通すと若干流れてしまい栄養が減ってしまうことが懸念されてしまいがちですが、その分、食べる量が増やせるため食物繊維が多く食べられて、野菜不足の方におすすめしたい料理法です。
精進料理“煮びたし”効果
煮びたしはほとんどの野菜でつくることができるので、使用する野菜の栄養がそのまま体に効果を発揮してくれます。
煮びたしで基本となる緑黄色野菜のほうれん草や小松菜は、カルシウムが多く骨を丈夫にしたいお子様や、中高年の骨粗しょう症予防などに必要不可欠の栄養素です。
さらに効果アップをするためにも、厚揚げや油揚げなどを加えることで、カルシウムを摂取できるのが「煮びたし」です。
さっぱりとした味わいなので、食欲がないときにも食べやすいのが嬉しいポイントです。
精進料理“煮びたし”レシピ
葉物野菜類(小松菜、ほうれん草・チンゲンサイ・水菜・キャベツなど)で煮びたしをつくるときは、火を通しすぎると食感が損なわれる上に色も悪くなるので、煮すぎないように気を付けるようにします。
厚揚げなどを加えてボリュームをつけることもでき、緑黄色野菜が不足気味の方の副菜としておすすめです。
「煮びたし」は短時間でできるおかずで、だしと調味料の割合も覚えやすいと思います。
ぜひ普段の食卓に取り入れてほしい一品です。
精進料理 “煮びたし”
材料(2~4人)
- 緑黄色野菜葉物(ほうれん草・小松菜)…1わ
- 油揚げ…好み
- にんじん…好み
- 切干大根…好み
- きのこ類…好み
- 煮汁
・だし汁…200ml
・薄口醤油…小さじ5(25ml)
・みりん…小さじ5(25ml)
作り方
- ほうれん草や小松菜は根を切り落とし、4~5cmに切って軸と葉先を分けておく。
- 油揚げや他の材料も細切りにする。
- 鍋に煮汁の材料すべて入れて煮立てる。
- 煮汁ができた鍋に、野菜の軸や油揚げなどをさっと煮る。
- 野菜の葉先も加えて、ひと煮立ちしたら、火を止める。
- 器に盛りつけて、煮汁をかける。
様々な野菜や大豆類である豆腐や厚揚げ・油揚げなどをプラスして、豪華にすると手が込んだお料理に見えますが、複雑な工程はなく、簡単に作ることができるのが「煮びたし」です。
油が多い食生活をしていることで、胃腸が疲れているかもしれません。
焼きモノ以外の料理で、さっぱりといただきたい…と、思ったときは体が疲れているのかも。
そんなときにおすすめの一品です。
週に数回、体にやさしい野菜の煮びたしを食べてる習慣を持つことで、体を休めさせてあげましょう。
きっと心まで、穏やかになります。
<健康を意識した目的別レシピ>
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