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血管力をチェックシートで確認と改善!血管から老化する「4大悪と肥満」は血液事故243倍に!

 

血管力は血液サラサラだから大丈夫ではない

血管の若返りとイメージすると、“血液サラサラ・血液ドロドロ”という表現をしてしまいがちですが、血管の強さとはまた別の話です。

もちろん血管はドロドロしているよりもサラサラしている方がいいですね♪

でも、血管サラサラでも動脈硬化が進んでいることがあり、サラサラの血液であっても血栓はできます。

血液はサラサラなのに、できた血栓が血管を詰まらせて心筋梗塞などの深刻な血管事故を起こして、突然倒れるということが、十分あり得るのです。

大切なことは、新しい水道管のように丈夫で詰まりやヘドロがこびりついていない管、つまり血管そのものが強くきれいで健康的であることと、サラサラな血が流れることなんです。

血管力を上げる生活と食事をしていれ結果的に血液もサラサラになりますが、血液サラサラだけを気にしても血管力はつきません。

それは食べればいいだけではないからです。

 

血管力をチェックシートで確認

 

人の体は全身まんべんなく同時に衰えるのではなく、全身の細胞に酸素や栄養素を運んでくれる血管が老化してしまうと、それば全身に及びます。

しかし、血管の健康状態はなかなかわかりません。

どこかの痛くだったりするようなSOSサインがなく、密かにじわじわと老いていて、詰まってしまったら突然死や後遺症の残る病が多いのが、怖いところです。

セルフチェックで確認してみましょう。

リスク度があるので、すべて足してください。

<血管力チェックシート>

  • 胸囲が男性で85cm・女性で90cm以上 … 1点
  • 毎日歩くことが少ない … 1点
  • 満腹になるまで食べないと気がすまない … 1点
  • 生活のリズムが不規則 … 1点
  • 完璧主義でイライラすることが多く、人に負けたくない … 1点
  • 階段や坂を歩くのがつらい … 1点
  • 下肢の冷えやしびれを感じる … 1点
  • 親兄弟に心臓病や脳卒中になった人がいる … 1点
  • 現在タバコを吸っている … 1点
  • 脂質異常症と診断、またはその傾向ありと指摘されている … 3点
  • 高血圧と診断、またはその傾向ありと指摘されている … 3点
  • 糖尿病と診断、またはその傾向ありと指摘されている … 3点

判定

  • 0~2 血管力は正常と考えられる
  • 3~5 血管力は低下している可能性がある
  • 6以上 血管力は低下している可能性が高い

いかがでしたか?

私は歩くことが少ないように感じているし、生活のリズムが不規則であり、運動不足で体力がないのか、階段は上がって3階で疲れているなど、血管力が低下しているような気がします。

このチェックシートは「人は血管から老化する」医学博士 池谷敏郎氏 の書籍を抜粋しています。

もっと詳しく知りたい方は「冠動脈疾患絶対リスクチャート」と「10年間で脳卒中を発症する確率 算出表」がありますので、試してみてください。

 

老化招く4大悪に注意!-血管力低下の原因

心臓には自信があるという人も、体質の分岐点である40歳以降は気をつけなけましょう。

私は幼少から高校入学ぐらいまで、水泳選手でした。

スポ根時代なので、強化合宿では10時間は泳いでいるような、無理な練習を重ねていたので成長期の心臓に負担をかけていました。

高校の時にはスポーツ心臓の症状がありましたが、スポーツをやめて3年ぐらいで症状はなくなりました。

今でも気をつけるようにしています。

スポーツ選手だった人は、どこか体に対して過信していて、体力に自信を持ってしまう人ほど、血管や心臓の病気になったり、脳卒中や心筋梗塞を起こす危険性が高いのだそうです。

そして、勝気・完璧主義者・負けず嫌いな性格の人は血管や心臓に負担をかけています。

熟眠できないことで自律神経のバランスが崩れて、通常なら下がるはずの睡眠中の血圧が高くなるだけではなく、そのまま日中になっても血圧に影響されるので、悪化させてしまう…そして、血管が老化する…老化すると睡眠の質が低下すると、悪循環になります。

このように老化の招くことは多くあるのですが、その中でも「4大悪」があります。

血管力4大悪【喫煙】自らが招く最大リスクファクター

血管を老けさせる1つ目は「喫煙」です。

タバコの煙に含まれるニコチンは、体内に入ると血管を収縮させて、血圧と心拍数が上昇して高血圧や動脈硬化を引き起こします。

そして、タバコを吸うと快感を呼び起こす「ドーパミン」が脳内で分泌されますが、見せかけのリラックス状態なので、交感神経が緊張して、体には強いストレスを受けることになるのです。

タバコを吸う人は吸わない人に比べて狭心症・心筋梗塞を起こすリスクが約3倍高まり、20本以上吸う人は心筋梗塞による死亡率が1.7倍に上がります。

 

血管力4大悪【高血圧】間違った情報が拡散されている

血管を老けさせる2つ目は「高血圧」です。

「上の血圧と下の血圧は離れているほうが良い」という説は真逆で、血圧の場合上と下が離れているほど、幹の部分の大動脈が硬くなっていることを意味しています。

脈圧が上と下が60mmHgほど離れていたら要注意です。

そして、上の血圧は「年齢+90mmHg」という説があったようですが、一昔前のことで、現在は否定されています。

家庭で測って135/85mmHg・検診や医療機関では140/90mmHg以上は高血圧です。

血圧がやや高いと気づいた時に対処すれば、負のスパイラルから抜け出せるので、早めに対処しましょう。

 

血管力4大悪【脂質代謝異常】以前の高脂血症

血管を老けさせる3つ目は「脂質代謝異常」です。

脂質代謝異常とは、脂質の中でも“悪玉”と言われる「LDLコレステロール」「中性脂肪」が多すぎて、“善玉”と呼ばれる「HDLコレステロール」が少なすぎることです。

肝臓から全身へコレステロールを運ぶ役目がありますが、増えすぎると余分なコレステロールを血液中に残してしまいます。HDLコレステロールが残されたコレステロールを回収して肝臓に戻すのですが、コレステロールの量が多すぎると回収しきれないのです。

回収されなかったコレステロールは、血管にできた傷から血管の壁に入り込み、酸化して変性すると、動脈硬化が進行するのです。

中性脂肪が血中に増えると、善玉のHDLコレステロールが小さくなってしまい、血管の壁に入りやすくなってしまい、動脈硬化が進行します。
余った中性脂肪も血管にコブの材料になります。

コレステロール値が高いのは問題ないという医師もいるようですが、バランスの問題で、悪玉が多すぎて善玉が少なかったら悪影響であることは想像できると思います。

 

血管力4大悪【高血糖】食後高血糖のダメージ

血管を老けさせる4つ目は「高血糖」です。

食事で炭水化物や甘いモノを摂ると、体内でブドウ糖に分解されて吸収されます。

インスリンが正常に分泌されて働いてくれている限りは血糖値が大きく外れることはないのですが、暴飲暴食や運動不足・ストレスの日々が続いたら、インスリンの働きが悪くなって、すい臓からのインスリンの分泌が遅れたりして、血糖値が一定範囲に収まらなくなってしまうのです。

血中に余った糖質はタンパク質と結びついて「終末糖化産物」になって、活性酸素を発生させて血管を傷つけてしまうのです。

 

「4大悪と肥満」で血液事故243倍

4大悪である喫煙・高血圧・脂質代謝異常・高血糖が揃うと、心筋梗塞や脳卒中などの血管事故を起こします。

健康な人が血管事故を起こす危険度を“1”として、4大悪を1つ持っていると3✕3になり、4つ持っていると「3☓3☓3☓3」で81倍になります。

そして肥満である「内臓脂肪型肥満」が加わったり、心臓のまわりにも脂肪がつく「エイリアン脂肪」によって、「3☓3☓3☓3☓3」で243倍になってしまい、それが「突然死」に繋がります。

ひとつでも要因を減らすことがグンと確率が減ります。

メタボリックシンドロームの基準をチェックします。

へその高さで測った腹囲が、男性85cm・女性90cmに加えて次のうち2つが当てはまるとメタボと判断されます。

  • 血圧-収縮期血圧  130mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上
  • 空腹時血糖値  110mg/dL以上
  • 中性脂肪  150mg/dLまたはHDLコレステロール10mg/dL

肥満かどうか?…

BMI=体重÷(身長m☓身長m)標準体重=(身長m☓身長m)✕22

  • BMI…18.5未満 : 痩せている
  • BMI…22.0 : 標準体重
  • BMI…18.5以上25未満 : 普通体重
  • BMI…25以上 : 肥満

いかがでしたか?

自分でチェックすることも大切ですが、健康診断で血液がサラサラしているのか?血管の状態も調べることができます。

気になる方は、病院で調べて適切な指導を受けましょう。

 

血管が原因の病気

様々な原因で血管にコブができて、そのコブは小さくもて表面が傷つきやすく、詰まってしまうことがあります。

コブが傷つけばそこに血小板があつまって、血液のかたまり(血栓)ができ、内腔が詰まってしまいます。

血栓が冠動脈にできれば「心筋梗塞」脳動脈にできれば「脳梗塞」と、どちらも後遺症が残ったり死に至る血管事故です。

  • 血管が詰まる病気
    脳梗塞・肺血栓塞栓症・急性動脈閉塞症・閉塞性動脈硬化症・虚血性大腸炎・急性肝不全・狭心症・心筋梗塞など
  • 血管か切れる病気
    脳動脈瘤・脳出血・糖尿病性網膜症・大動脈解離・胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤など

様々な血管事故が急性と感じるのは、「サイレントキラー」と呼ばれ自覚症状が現れません。

肩が凝る・冷え性・疲れがとれない・腰痛・頭痛など、血管の病とは関係ないように感じるSOSも、検査をしてみたら重大な血管病であることがあります。

そして、肥満は老化を加速させてしまう要因のひとつで、腸内環境の良し悪しが血管老化を左右します。

血管力は何歳からでも修復できる

血管力とは、血管全体がしなやかで、血管の内側がなめらかで、血液をスムーズに循環させることができる力のことです。

書籍の患者さんで、実年齢よりも10歳も老化していた方が、体に悪い生活習慣をやめて、睡眠時間をしっかりとって、体に良い食生活に変えたところ、血管年齢は一気に若返ったようです。

血管アンチエイジングは、70歳を超えてからでもできて、血管年齢が45歳になることは珍しいことではないとのこと。

体も見た目も肌ツヤがよくなって、全体的に若返り、嬉しいのは効果がすぐに表れることです。

多くの不安を抱えてもはじまりません!

血管力をつけるように血管のメンテナンスをしましょう!

血管のメンテナンスをする「NO」と増やす方法

1980年代に、NOが血管を広げて血流をよくし、血圧を安定させ、傷ついた血管を修復してくれることがわかり、血管のメンテナンスをすることで、重要なポストにつきました。

NOというのは、血管内皮細胞が分泌してできるのですが、近年までは何も手を打たなければ減る一方だったのです。

しかし、ちょっとしたコツで意図的に増やすことができるようになりました。

 

血管若返り物質「NO」を増やす方法は「有酸素運動」です。

 

運動をする→「ブラジキニン」が放出→NOが活性化する→全身の血管が広がる→血の巡りがよくなり、血圧も安定する。

1日30分が目安で、家事をしながら体を伸ばしたり、通勤で階段を使うとか…「運動」と意識して、1日合計30分運動っぽいことをします。

そしてベストタイミングは、夕食を食べて30分経ってから、お風呂に入るまでの時間にあまり息の上がらい軽い運動をすると効率よいのです。

糖質を消費できることと、食後に血糖値が急上昇することを防げます。

血糖値が上がらないということは、肥満のもとになるインスリンの分泌量を抑えることに繋がります。

お風呂に入る前であることは、湯船につかって。交感神経優位の状態から、副交感神経優位に切り替えて、睡眠することがいいからです。

 

血管力をつける三大栄養素と働きとは?HASH食について

血管力をつけるHASH食については、過去記事があります。

合わせてお読みいただいて、生活・運動・食事を整えて、血管力をつけましょう!

過去記事で血管力のつく食材のリストを制作していますので、合わせてお読みいただくとお役にたつと思います。

「血管力」をつける若返り法と食材リスト!

 

健康に過ごすには、当たり前のことなのに…

 

どんな健康法でも基本は、生活習慣・食事・運動・入浴・睡眠に辿り着きます。

規則正しい生活…運動…と、できればいいのですが、なかなかイメージ通りにできないのが人間で、誘われれば飲みに行くし夜更かしだってしてしまいます。

その一時の時間が彩られるものであるならば、それはそれでとても幸せなこと。

健康思考の聖人君子など面白くないと思ってしまうかもしれないし、社会人がそうそう規則正しく生活はできません。

お子さんがいれば、寝静まってから、学校への提出物などの準備で夜更かしだってあります。

そのようなお付き合いや仕事で深夜でしかできない状況が重なっている時、翌日にはちょっと自分の体を労る。

バランスを考えて料理をつくる…と、健康を意識していると自然に自分の体を労ってあげられます。

そして、◯◯を食べていれば血液サラサラになる…と情報は次々登場しますが、「コレさえ食べていれば体に悪い生活習慣も帳消しにしてくれる」という魔法の食べ物はありません。

何でもバランスが大切で、その中で効果をあるものを取り入れていくという“食べ方”が大切ですし、食べる量や生活リズムなど、総合的な判断をしなければならないことです。

 
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<健康を意識した目的別レシピ>
   




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