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TOMOIKU*ブログ
12.82015
「健康オタク」が早死?フードファディズムとオルトレキシアに注意
[最新更新日:2020年2月18日:追記]
メディアに踊らされている「健康オタク」
TVや雑誌でモデルや芸能人が科学的に立証されていなくとも、「私の美容法は〇〇私が健康なのは、〇〇のおかげ」と言われると、信じてしまう人は意外に多いです。
健康ブームが怖いは、私たちが毎日口にするものすべて根拠もないのに信じ込むことだと感じます。
栄養とはバランスであって、食材がお互いの栄養や効能を生かせる食べ方は、「バランス」を摂った食事であって、どれか1つだけ選んで、そればかり食べるような食事の仕方は、健康を害すだけです。
健康食品の定義が曖昧
「特定保健用食品」という言葉はありますが、法的には「健康食品」という定義は存在していません。
販売業者は「健康によい」というイメージと大げさな体験談だけで宣伝・販売しています。
「薬」には、Aさんにに効果があってたとしても、Bさんに同じように効果があるとは言い切れないため、必ず偽薬を用いた「二重盲検法」という厳密な臨床試験が行われるのです。
つまり、心理上の効果によって治癒が起きる「プラシーボ反応」という現象が存在するのです。
怖いフードファディズム!ヒステリーを引き起こす原因
「フードファディズム」とは、特定の食べものや栄養が健康と病気に与えると過大に信じることを言います。
ひとつのモノで健康やダイエットを期待することによって、必ずと言ってもよいほど、後から何かしらの害が生じます。
TVの健康や美容をテーマにした番組で紹介されただけで、翌日にはスーパーから特定の食品が消えてしまうほどの過熱は、異常な状態でもあります。
その数週間後には、また棚には在庫がある状態。
私は米油を数年使用して料理をしていたのですが、「動脈硬化」「がんの予防に効く」「肝機能を助ける」「コレステロールを抑える」など、TVで放送されてから、ネット販売での価格が高騰!通常1,000円位で購入していた米油が同じ商品で7,800円で販売されているのを見かけた時、あまりのえげつない販売方法と情報の怖さに愕然としました。
特定の食品や健康食品・ダイエットに良いとされている食品だけで健康やダイエットに繋がり、体に無害ということはないことを知っていただきたいと思うのです。
「フードファディズム」は、一種の洗脳で、本当に恐ろしいです。
昔から良いとされている食品をバランスよく食し、風邪気味と感じたらその対処としてよいであろうものを取り入れるという、ヒステリーになることなく穏やかな食生活を心がけていただきたいと思うのです。
フィンランドの労働衛生研究所が調べたところ、健康に関心のない人より気を使っている人のほうが検査数値が悪いというのだ。
1200人の被験者を600人ずつ、砂糖や塩分を控えたばこやアルコールを制限したグループと、特別な指示がなく気ままに生活したグループの2つに分けて15年後に健康調査を行った。すると、後者の方が検査数値が軒並みよかったという。
強迫観念・オルトレキシアとは?
オルトレキシアとは「正しい食事に対する強迫観念」のことです。
純粋でクリーンな食品だけを食べたいと望むあまり、極度に食事を制限し、不健康な状態に陥ってしまう。未加工の食品しか食べない完全菜食主義者や、乳製品、糖質、グルテンを含む食品を除外する人などにその傾向が見られ、行き過ぎると精神に異常をきたし、栄養失調や過度な体重減少など拒食症や過食症と似た症状を示す。
まだ認知度が低く、患者がどのくらいいるのかわかっていないのですが、「オルトレキシア」の心理的恐怖心で悩む人が増えていると警鐘を鳴らしています。
食べられるものが限られるため、健康状態だけでなくて、外食を避けて「健康主張」が激しい人など、人間関係も悪化しかねません。
「心」は体に素直です。怖いです。
食事は、生きていく糧ですが、楽しく食事をすることで、人生が変わります。
寒い冬、あたたかいお鍋で、こたつでみかん…もうそれだけで幸せそして、栄養満点!
健康でいたい…スタイルがよくなりたい…という気持ちは、誰にでもある気持ちです。
楽しんで情報を得て、楽しんで実行してみる…そんな気持ちが一番ラクですし充実感を得ることができます。
旬のものを良く噛んで、食べられることに感謝して食することで、食べるものは栄養になっちゃう…そんな気がしませんか?
これホントなんですよ♪
体を労わり、腸内の掃除をするイメージで、バランスのとれた食事を心がけ、楽しんで食べるようにしましょう。
<健康を意識した目的別レシピ>
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