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TOMOIKU*ブログ
11.132017
「冬バテ」チェックシートで確認!4つの原因と5つの改善対策!寒暖差・日照時間が問題?!
Contents
夏バテと冬バテの違いは?
「夏バテ」もあるように季節の移り変わりに体が慣れていないことで、体調不良になる「◯バテ」
「冬バテ?感じていないよ!」と思っているように、原因がわからない状態で過ごされている方が多いと思います。
よく考えてみれば、自分の絶好調の基準もわからないとも言えるのではないでしょか。
夏バテ
原因:暑さと室内冷房による温度差で自律神経が乱れる
症状:心身ともに力がでない
冬バテ
原因:寒さと気温差と多忙によるストレスで自律神経の交感神経が高く乱れる
症状:心身ともに緊張状態で休まらない
バテる原因はちょっとの違いに感じますが、症状は大きく変わってきます。
人間に限らず動物は四季に応じて体の働きは変化していきます。
先人達はその四季にあわせて、祭事を行い邪気を祓い健康を祈ってきたように、農耕民族である日本は、季節の変わり目の体調不良は、生活を脅かすことであることから敏感でした。
現代「◯バテ」は、日本の暦に合わせて考えると実にわかりやすく、体に結果としてあらわれます。
冬は動物や植物も、熊は冬眠をし、木々は葉を落として、生命のエネルギーの浪費を防ぎ、春に向けてエネルギーを蓄えています。
人間だけが、そのような四季に合わせた生活をしていない上、年末年始にむけて仕事が多くなり、飲食の機会も多いイベントも増えていくので、内臓にかかる負担・精神的に休まることがない生活をしています。
人の体は、活動を司る交感神経と、休息させる副交感神経のバランスを保っていることで、健康的な生活ができるのですが、人間の冬の生活は“交感神経”が過敏に働いているのです。
人間の体を動かすのに重要な働きが崩れていきます。
「冬バテ」になっている…若しくは「冬バテ」になりやすい生活をしているか?…と、チェックシートで自分の状態を確認しておくことで、生活面での対策が見えてきます。
冬バテ症状「チェックシート」
何気なく生活している中で、冬バテがどのような症状となっているかわからないこともありますね。
2~3個の場合は生活の改善を心がけ、4個以上は症状の重さによっては病院で相談することも考えましょう。
- 手足が冷える
- 体がむくむ場合がある
- 胃腸の調子が悪い(下痢・便秘など)
- 精神的に穏やかに過ごせない(脱力感・イライラ)
- 睡眠をとっても疲労感がある
- 頭痛の頻度が上がる
- 肩こりなどの筋肉にコリを感じる
- 動いていても汗をかかない
- 爪が柔らかくなったり割れたりする
- 耳を曲げたりすると痛みを感じる
冬バテ4つの原因
- 日が短い
夏に比べて太陽の光を浴びている時間が少ないために、気持ちが落ち込み体が重く感じるようになります。 - 筋肉が衰える
気持ちが落ち込み体が重くなっているので疲労感から、運動量が減り体内で熱が十分に作られない上、エネルギーが燃えないことの悪循環です。 - 寒い日が多い
血のめぐりが悪くなり、血管が収縮し体が冷えてしまい体温調節ができなくなってしまいます。夏の屋内外の平均温度差は2.8度ですが、冬の平均温度差は19.1度と、冬の方が温度差があります。 - 年末年始ならではの忙しさ
仕事・イベントと年末年始は気が休まらないことから、自律神経の交感神経が常に興奮状態です。
このように、冬ならではの条件が重なるために、体調不良の引き金となるのです。
冬バテは交感神経と副交感神経のバランスが崩れることが大きな原因
交感神経と副交感神経のバランスが崩れることが、冬バテの原因となます。
冬バテで体調不良を起こしている場合、交感神経に傾いているので疲労感を拭えることができません。
血液の循環・体温の調節・心臓の安定・胃腸の動きが悪くなるのは、バランスを保つことで改善されていきます。
交感神経:活動的に導く神経 副交感神経:休息に導く神経
交感神経に傾く | 自分の体 | 副交感神経に傾く |
---|---|---|
収縮 | 血管 | 拡張 |
上昇 | 血圧 | 下降 |
速い | 心拍 | 遅い |
抑制 | 腸-ぜん動運動 | 促進 |
緊張 | 筋肉 | 弛緩 |
促進 | 発汗 | 抑制 |
このように、自律神経が交感神経側に大きく傾いてしまっていることが大きな要因となっています。
冬バテ5つの改善方法
冬バテの改善方法はたとえ冬バテを感じていなくても、生活習慣として身につけていることで、快適な冬の生活ができるようになります。
体を温めて冬バテ対策!
体がじんわり温まり、副交感神経の働きであるリラックスモードに切り替えることができるのは、38~40℃のお風呂にゆっくりつかることです。
忙しいとシャワーで済ませてしまうことが多いですが、ゆっくりお風呂に入ることは、習慣にしましょう。
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体を急に冷やさないで調整することで冬バテ対策!
体を急に冷やすと交感神経が一気に緊張状態になります。室内と野外との気温差をすくなくするような工夫をしましょう。
コートで厚着をすることはもちろん、マフラー・スカーフや手袋やマスクなど冬の小物を用意しましょう。
関連記事:寒い場所で咳や鼻水「寒暖差アレルギー」花粉症や風邪ではなく温度差が原因
姿勢と呼吸を意識することで冬バテ対策!
自然の呼吸の中に、ゆっくりと息を吐くことを意識して、猫背にならないように姿勢にも気をつけましょう。
室内でできる運動を心がけることでで冬バテ対策!
自宅で簡単にできるスクワット!ラジオ体操など、自分でゆっくりとできる運動を心がけることによって、副交感神経が優位になります。
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食事に気をつけることで冬バテ対策!
食事はどんな季節でも、バランスの良い食事を規則正しく食べることが基本です。
自律神経の働きを整える成分の食材を意識して食べるようにしましょう。
ストレスが増えると交感神経が多く働き、体内の活性酸素を増やしてしまいます。
- 食物繊維が多い食べ物
きのこ類・海藻・ごぼう・そば・かぼちゃ・玄米・全粒粉…など - すっぱいもの、辛い食べ物
梅干・お酢・レモン・とうがらし・わさび・しそ…など - 発酵食品
乳酸菌・味噌・納豆・漬け物・キムチ・ヨーグルト…など - 水分をとる(体を温めるもの)
紅茶・赤ワイン・生姜湯・黒豆茶…など - 抗酸化作用の高い食材
大豆・ごま・緑茶・緑黄野菜・にんにく・しょうが…など
特定される病名ではない…しかし体調不良と感じることは、誰にだってあることです。
病状が目に見えない、健康診断での数値でははっきりしないような、未病や潜病なども、現代社会ではほとんどの人が抱え持っているものです。
社会で生きていれば、ストレス“0”の状態などありえません。
更に気候による変化もあり、風邪をひいたり、体が重く感じたり…
そんな小さなことを感じたら改善をしていく…
そのようなことを繰り返していくことで、自分自身を鍛え大切にでき、生活習慣病と距離を置くことができるのだと思います。
<健康を意識した目的別レシピ>
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