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【皐月】ていねいに暮らす-5月の旬の食材には心を整える薬膳を!

 

 

5月病に注意!心のアンバランスを整える薬膳

自分は「5月病」は関係ない!…と思っていても、人は生きている限りイライラしたり不安で落ち込んで急に悲しくなったり、体が動かずクタクタで何もやる気が起きない…など、毎日様々なストレスで自分をコントロールできないことがあります。

4月新年度の新しい環境や人間関係に神経を張りつめた後には緊張感がちょっと溶けて、5月の連休で襲ってくる心の疲労感である「五月病」は、誰にでも春に起きやすい症状です。

精神不安定な心の疲れや不安が長引いてしまうと、体にも様々な影響を及ぼしてしまうのです。
ストレスを受けると胸がモヤモヤと詰まって息苦しい感じがしませんか?

これは「気」の流れが滞って固まってしまう「気滞-きたい」という状態で、気滞があると血流まで滞ってしまいます。

気滞-きたい → 瘀血-おけつ → 体温低下 → 免疫力低下 → 病気 と、心とカラダが悪循環に陥ってしまい、免疫力が下がってしまうことで病気を受け入れやすくなって体に体調不良を起こすことになってしまいます。

心と体は一体で「ストレスは万病の元」と言われています。

日々の生活でストレスを回避することができないので「今の心の症状に合った食べ物と適度な運動で改善」することを日常化できればいいと思います。
晴れ「ハレの日」と褻「ケの日」と歳時記を生活軸に丁寧な暮らし

旬の食材は状況に合った栄養がいっぱい!

「旬」の野菜による春の食養生のポイントは、肝機能を高めて潤し「気・血」の巡りを活性化させることです。

体内の各組織の細胞が一斉に活動を始めるので、この上昇する エネルギーをサポートする旬の食材を摂るようにしましょう。

種 類旬のもの
野菜あしたば アスパラガス うど かぶ きくらげ キャベツ グリーンピース クレソン ごぼう さやえんどう しいたけ じゃがいも ぜんまい そらまめ たけのこ たらのめ ながいも にら にんにく ふき ルッコラ レタス など
果実いちご キウイ グレープフルーツ デコポン なつみかん マンゴー メロン など
魚介類あじ いさき かつお きびなご さわら しらす めばる など
海産物アオリイカ コウイカ ウニ 毛ガニ サザエ トリ貝 ホタルイカ マダコ モズク ワカメ など
その他はちみつ 茶 など

 

症状別に食材をプラスして、明日のために整える

ストレスによって悪い状態を感じたらそのまま放置しないで長引かせないことを心がけましょう。

精神不安のタイプ別に適する食材を利用して、早めに解決しましょう。
イライラ・ムカムカと不快感

頭にきた時に「頭に血がのぼる」と言いますね。

イライラすると気の流れが一気に上へ昇り、血の流れも気に引っ張らることから、頭に血がぼるという状態になり、頭が痛くなることがあります。

こんな時の食材は香りもスカッとするような食材を選びます。

  • 野菜
    香味野菜を食材にプラス
    ミント・三つ葉・セロリ・春菊・ニラ・ねぎ・しょうが など
  • 果物
    柑橘類がスカッとなり、果物として食べる他にも魚やサラダにも添えましょう
    レモン・ゆず・ライム・みかん・オレンジ・グレープフルーツ など
  • 貝類
    鎮静作用があります。
    あさり・しじみ・はまぐり…などを、殻ごと出汁を摂るようしましょう。
  • お茶
    香るお花系のお茶は安定な気持ちを和ませます。
    ジャスミン・バラ・菊花・好きな香りのするお茶 など

落ち着かず不安感でいっぱい

強い不安感は、血が足りていない時に出やすい症状です。

血液は酸素と栄養を運ぶだけでなく精神を安定させることにも関わっていて、血の不足を補うのは色の濃い(緑・赤・黒)食材です。

  • 野菜
    色の濃い野菜を選びましょう。
    ピーマン・小松菜・ほうれん草・にんじん・トマト・かぼちゃ・シソ・グリンピース など
  • 肉魚類
    血の濃い肉や魚を選びましょう。
    レバー・まぐろ・はまち など
  • 豆類
    黒い色を選びましょう。
    黒ごま・黒豆・ひじき など
  • 貝類
    鎮静作用があります。
    あさり・しじみ・はまぐり…などを、殻ごと出汁を摂るようしましょう。

悲観的で落ち込んでいる

急に悲しくなって落ち込んでしまい、ひとりでいたい…と思ってしまうのは気が沈んでいるので、温活が有効です。

  • 野菜
    タマネギ・にんにく・ねぎ・しょうが など
  • プラス味付け
    こしょう・わさび・からし・とうがらし など

体力がないように感じて、やる気がない

疲れを感じて精神的に不安定で無気力になった時は「気虚-ききょ」と言われる状態です。

疲れをとって気血の流れを良くする食材を選びましょう。

  • クエン酸-梅干し・お酢類
  • イモ類・きのこ類・豆類
  • 魚介類全般

特にクエン酸である梅干しはおすすめで、比較的早めに効果を感じられると思います。

食事と合わせて気をつけたいことは、軽い運動をして汗をかくことで気を上げることができ、大きく深呼吸をするなどヨガや瞑想が効果的です。

睡眠を十分にとって、音楽を聴きながら口ずさんだり、楽しいTVを観て笑ったりすることもとても有効なのです。

自分ひとりで抱え込まないで、信頼できる人に話を聞いてもらうこともいいですね。

私は会社での立場上、愚痴は人に言いたくなかったので、枕に顔を埋め込んで大きな声で一言吐き出すこともしたことがあります。

くだらない…と思われてしまいますが、声を出し思った言葉を吐き出すことは「悪い気」を出すことでもあるので、私には効果的でした(*^^*)

 
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<健康を意識した目的別レシピ>
   




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(合)共育生活研究所

“漢方養生士・中医薬膳師”として「薬膳・ローフードの食事」と、“LOHASライフスタイリスト”として「ロハスな生活」の講座を各地で行っています。


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