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TOMOIKU*ブログ
2.42017
【如月】ていねいに暮らす-「立春」春を感じる風と初音
「ていねいに暮らす」ことは、自分や家族、愛する人を大切にすることが原点です。
そして、美しい四季、それらを彩る行事をちょっとだけ心の中に置いておきませんか?
暮らしや心を豊かにしてくれるような気がします。
立春は春のはじまり…風にのって春がきて、鳥の囀りを聞こう!
立春は二十四節気の一番はじめの節で、旧暦では立春から新しいスタートすると考えられていました。
寒い日が続いていても、確実に風が「春」を読んでいます。
立春は春のはじまりで、生まれたばかりの「春」なので弱々しいですが、日に日につよくなって、少しずつ風景が変わり、四季をまわっていくのです。
立春から数えて88日目を「八十八夜」と言って、茶摘みの目安にしています。
♪夏も近づく八十八夜~♪と歌がありますね。
210日・220日は台風を警戒する日にするなど、立春はあらゆる自然の基準日になっています。
風と鳥で感じる四季-立春
この時期に吹く、「春一番」は、立春から春分の間に初めて吹く強い南風~。
花粉も含めているので要注意ですね。
スカートや帽子などは気をつけていないと、まくれてしまったり飛んでしまったり~。
うららかに晴れた春の日に吹くそよ風は、花が咲くのを知らせる風として「花信風-かしんふう」と呼ばれています。
梅の香りをのせて…春の桜へと風景がかわっていきます。
梅の木々から「ホーホケキョ」と鶯(うぐいす)別名(春告鳥-はるつげとり)が囀ります。
鳥や虫がその年に初めて鳴く声を「初音-はつね」といって、都会でも「ホーホケキョ」と聞こえますね。
♪梅の小枝でうぐいすは、春が来たよと歌います。ホウホウ ホケキョ ホウホケキョ♪
童謡には多くの四季を感じる歌があります。
鳥の囀りを人間の言葉に当てはめて覚えやすくしたものを「聞きなし」といいます。
実際に聞き声と言葉を比べてみると、たしかにそう聞こえるような…聞こえないような…
鶯(うぐいす)別名(春告鳥-はるつげとり)は「ホーホケキョウ」 聞きなし「法・法華経」と仏教用語です。
初音を聴いてみてね… ホーホケキョ♪ 法~法華経♪ …と聞こえますか?笑
ホトトギス「テッペンカケタカ」 聞きなし「天辺駆けたか」
他にも多数あります。
・コノハズク「ブッポソウ」…聞きなし「仏法僧」
・ホオジロ「イッピツイジョウツカマツリソウロウ」…聞きなし「一筆啓上仕り候」
・フクロウ「ボロキテホウコウ」…「ボロキテホウコウ」…聞きなし「ぼろ着て奉公」
厄除けとして「立春大吉-りっしゅんだいきち」
この「立春大吉」という字、左右対称になっていて表から見ても、裏から見ても、「立春大吉」と読めますね。
このお札が玄関などに貼ってあると、鬼がどこからみても「立春大吉」と書かれたお札が見えるために、例え玄関から入っても、また札を見て鬼はこの家にはまだ入っていないと勘違いをして逆戻りしてしまうため、一年を平穏無事に過ごすことが出来るという分けです。
鬼の勘違いを利用した厄除けと言われています。
鬼ってそそっかしいようです(*^^*)
近所のお店で素朴な味が自慢の和菓子屋さんがあるのです♪
孫はパウンドケーキよりもお饅頭が好きで、お茶をたててゆっくりと節分と立春の話をし、5つの鬼がもう来ないねと安心したようです。
我家の節分と立春お茶時間です♪かわいいおまんじゅうさんでしょ♪
おいしくいただきました(*^^*)
<健康を意識した目的別レシピ>
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