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12.242016
どうしてガンになる?(2)日本人の男女のなりやすい部位と年齢罹患数比率
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Contents
日本人の男女の年齢がん罹患数比率と部位は?
がん患者の男女別割合は、全体的には男性の方が多いですが、若い世代では女性の方が多いのが特徴です。
まだ若いからと油断しないで、定期検診を受けたり気になる症状があったら受診しましょう。
がんにかかる部位は男女特徴があります。
女性は乳がんや子宮がんを気にするあまり、他のがんの意識が低いのが特徴です。
男女の年齢別がん罹患数比率と死亡率の確認
男女とも、約60歳代から増加して、高齢になるほど高くなっていて、60歳代以降は男性が女性より顕著に高いので注意しましょう。
高齢になるほどがんになる人が増えるのは、老化によって免疫力が落ちてしまうため、遺伝子の傷を修復する力が落ちてしまうためで、加齢はがんのリスクを最大の要因になっています。
医師がデータ検索する国立がん研究センター「がん対策情報センター」のデータをもとに分析しています。
男女のがんになりやすい部位と死亡率は?
罹患数と死亡数を見ていただけるとわかると思いますが、女性の乳がんは治療によって治る確率が高く、死亡率は罹患数に対してとても低いことになります。
早期発見ができる環境や、定期検診を受ける方が増えているのでしょう。
肺がんと胃がんは罹患数がほぼ同じなのに、胃がんよりも死亡数が多いですね。
日本ではもともと胃がんが圧倒的に多かったのですが、大腸がんや乳がん、前立腺がんが右肩上がりで増えています。
大腸がん・乳がん・前立腺がんが多い欧米人と同じ道を辿っていることから、食生活の欧米化の影響が大きいと指摘されています。
がんにかかりやすい部位別の罹患数
食の欧米化によって増えているのが、大腸がん・乳がん・前立腺がんです。
高齢化が進んでいるため、高齢者に多い前立腺がんが胃がんを追い抜いていくと見られているようです。
女性も胃がんがトップだったのですが、食生活の改善や感染予防によって減少しています。
しかし、男女とも「大腸がん」がますます増えていると予想されているので、食生活の改善が必要になってきています。
罹患数(新たにがんと診断されるがんの数)
<出典データ 国立がん研究センター>
死亡が多い部位のがんは?
患者数では男性が3位・女性は4位だった「肺がん」が死亡数で上位にきているのは、進行した状態でみつかることが多くて、治りにくいことが原因です。
患者数がそれほど多くないにも関わらず「すい臓がん」もかなり進行した状態でみつかる人が多いので、死亡率が高くなります。
乳がんと前立腺がんは比較的治りやすく、患者数が多い割には亡くなる方は少ないとみられます。
死亡数(がんで亡くなる人の数)
<出典データ 国立がん研究センター>
<出典データ 国立がん研究センター>
40歳以上からがんにかかりやすい部位の変化
40歳過ぎてから気をつけなければならないがんが変動していきます。
男性は、40歳以上で消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)の死亡が多くを占めていますが、70歳代以上での割合は減少して肺がんと前立腺がんの割合が増加しています。
女性は、40歳代では女性特有の乳がん、子宮がん、卵巣がんなどの死亡が多くを占めていますが、高齢になるほどその割合は減少して、消化器系(胃、大腸、肝臓)と肺がんの割合が増加しています。
<出典データ 国立がん研究センター>
いかがですか?
年齢によってがんにかかりやすい部位はかわっていきます。
免疫力の底上げを若い時から心がけることによって、加齢によるがんになる確率を下げることができます。
次は「ダイエット・喫煙・飲酒などの生活習慣について」
<健康を意識した目的別レシピ>
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