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TOMOIKU*ブログ
10.222016
食欲の秋なのに、食べ過ぎると毒害になる食べ物!調理方法と量に気をつけよう!
Contents
美容健康によいとされている食材の害のない食べ方
食欲の秋!
美味しい実になる食べ物がたくさんありますね。
実になるものや野菜など、自然の中で生きていくために、自らが毒を持ち人間にとって害のある物質を出しているものが多くあります。
皆さんがよくご存知なのは「ふぐ」や「じゃがいもの芽」などには気をつける方が多いと思います。
外敵に自分が食べられないように動植物には、分子構造をもつ一郡の物質「アルカロイド」が含まれているのです。
美容や健康によさそうなものとしてTOMOIKUでも紹介している「きのこ」など、摂取し過ぎたり調理方法を間違えないようにしましょう。
生食は危険!きのこ類
最近おいしいレシピなどで、「生のきのこのサラダ」などを紹介されて、中毒事故で救急車で運ばれた例がありました。
きのこには「毒キノコ」があるのはご存知だと思いますが、食用のきのこは原則としてすべて加熱用食品なので、生を食べてしまうことで中毒事故を起こしてしまいます。
エリンギ・舞茸
シアン産生菌のグループで、青酸化合物を含んでいることがあるので、生命の危機までには至りませんが、腹痛・下痢などの食中毒と似た症状になります。
シイタケ
日本の代表的なきのこですが、生を食べると全身に湿疹が出ることがあります。(シイタケ皮膚炎)
ホルムアルデヒドも含まれているので、大量に食べることでアレルギーのような症状が出ることもあります。
マツタケ
アレルギー反応が出る物質のヒスタミンが含まれているので、アレルギー性の胃腸炎を起こすことがあります。
秋なす-茄子を家庭菜園している方への注意
秋の茄子はとても美味しく「嫁に秋茄子は食わすな」などと言われますが、嫁が憎くて食べさすなという訳ではなく、体を冷やすという思いやりと、体を冷やすと子供ができにくく、子孫繁栄のために食べさすなという謂われからきています。
食べすぎることで体を冷やすということです。あくまで、食べ過ぎの場合です。
そして、ナスは実以外は全て毒性があって、根を通して他の作物にも毒性を与えてしまうことがあり、その毒成分は非常に強くて、近くで植えた他の野菜がナスの球根や根と結合し毒成分を吸収することによって、他の野菜に毒成分が含まれることがあります。
家庭菜園をする方は要注意です。
トマトは美容にもいいのに害があるのか?
しかし、秋になり緑っぽい未熟な実にはトマチンというアルカロイドが含まれているので、たくさん食べてしまうことで腹痛などを起こす可能性があります。
トマトで健康を害することは想像できないかもしれませんね。
植物としてのトマトが害虫を寄せつけない、虫よけの成分であるトマチンというアルカロイドが含まれていて、トマトの未熟果実や茎・葉によって腹痛や下痢などを起こしてしまうのです。
ぎんなん-銀杏は高級料理には付き物だけど?
夏から秋にかけて果実が黄色く熟すぎんなんですが、特有の悪臭があって触れることで外果皮に含まれるビロボールが原因でアレルギー性皮膚炎を起こすことがあります。
ぎんなんは料理を数個使用することが多いのですが、大量に食べてしまうことで、ビタミンB6欠乏症を引き起こす場合があって、ビタミンB6は、脳内の神経伝達物質の生成に重要な役割を担っているため、おう吐・下痢・呼吸困難・けいれんなどを起こすことがあります
じゃがいもは誰もが食べるのもなのに?
じゃがいもによる集団の食中毒症状など報道されることがありますが、幼稚園などで幼児が収穫し調理する場合もあり、芽が取り切れていない上に生の部分が残るのが原因です。
通常、芽塊茎の部分を食用としますが、発芽部分や緑色部分には有毒物質のソラニンを多く含み、そのソラニンを多量に含んだ部分の除去が不完全だと、おう吐・下痢・腹痛・脱力感・めまい・呼吸困難などの中毒を起こすのです。
自然の恵みをいただいている私たち
動植物達だって、自分が生き残るための自己防衛なので、その自然の恵みを頂く私たちが注意すべきことなのです。
他にも多種ありますが、注意する点は火を通すべき食べ物にはしっかり火を通して食べて、芽にはだいたい毒があるので注意して取り除き、育ちきっていないものは熟すのを待ち、家庭菜園では多種の野菜が混合してしまう環境で育てることがないようにしなければならないという例として、身近な素材でお知らせしました。
<健康を意識した目的別レシピ>
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