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TOMOIKU*ブログ
8.162016
犬の手づくり食の食品別栄養!効能効果を期待する野菜は冷蔵庫にあるもので料理
Contents
飼い主の野菜の摂取量によって、犬も影響される
基本は人間用に用意した冷蔵庫の中の野菜が犬の手作り食の材料になるので、飼い主が偏った食生活をしていると、犬の食生活に影響されるということです。
犬の食事で、野菜類ではタマネギなどのネギ類はあげてはいけない食材になるのですが、他の効能は人間も同じです。
飼い主も健康な生活をすることで、犬も健康でいられることになりますね。
では…前ページの続きで野菜の効果効能を書いていきます。
カリフラワーはビタミンCで免疫力強化。抗ストレスにも有効。
抗ガン作用のある栄養素を多く含むカリフラワーは、豊富なビタミンCは加熱しても失われにくいという特徴があります。
皮膚の健康に働きかけるので、皮膚病の犬に有益で、犬のストレスがたまっているなと感じた時、ゆでたものを手作り食にプラスしましょう。
【主な栄養素】
ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンK・ビタミンU・葉酸・食物繊維
【栄養効果】
ガン予防、老化防止、便秘解消、整腸、精神安定、抗ストレス、皮膚・骨の健康維持
栄養と効能について
カリフラワーをブロッコリーはもともと同じ系統から誕生しているので、栄養面でも共通する部分がたくさんあり、ビタミンCが豊富に含まれています。
含有量を比較すればブロッコリーの方が多いのですが、カリフラワーのビタミンCは熱に強く、火を通しても損失が少ないので、ゆでるとほぼ同じ量になります。
ビタミンCには、皮膚や筋肉の組織を結合するコラーゲンの生成を促す働きがあり、肌や骨の健康のために欠かせません。
また、免疫力を高めたり、抗ストレスにも効果的です。
ごぼうは豊富な食物繊維で排泄を促し、生活習慣病を防ぐ
食物繊維の多い野菜ごぼうは血糖値の上昇を抑えたり、腎機能を高める働きがありますので、糖尿病や腎臓病の犬におすすめです。
また、腸内の老廃物を排泄して、便通をよくして、解毒という観点からも、毎日の手作り食に取り入れたいものです。
繊維は消化できなくても胃腸に負担をかけませんが、細かく刻んでよく煮てから与えてください。
【主な栄養素】
葉酸・亜鉛・鉄・マグネシウム・銅・カルシウム・セレン・食物繊維
【栄養効果】
生活習慣病予防・便秘解消、整腸、ガン抑制・予防、腎機能強化、解毒促進
栄養と効能について
繊維の多い野菜の代表ともいえるごぼうは、食物繊維は腸内の老廃物の排泄を促して便秘を解消してくれます。
そして同時にコレステロールや塩分を吸着・排泄して、高血圧予防にも効果的です。
糖分の吸収抑制作用で血糖値が上がるのを防ぐため、糖尿病の予防にも効果が期待できます。
水溶性の食物繊維であるイヌリンが腎臓の機能を強化して、利尿を促し、体内の解毒作用を高めるためにも有益な上、ごぼうには亜鉛や銅、セレンなども多く、ミネラル補給にも役立ちます。
小松菜はミネラル豊富で栄養価の高い緑黄色野菜の代表
肝臓の機能を高めて、解毒したいときには野菜では小松菜が有効で、β-カロテンが多く含まれているため、粘膜を保護して、免疫力をアップする効果もあります。
整腸作用もあり、細胞の生成に欠かせない亜鉛も豊富なので、愛犬がケガをしたときにもおすすめです。
【主な栄養素】
ビタミンA・ビタミンC・葉酸・カルシウム・鉄・カリウム・亜鉛・銅・リン
【栄養効果】
皮膚・骨の健康維持、ガン抑制、動脈硬化予防、血行促進、貧血の改善、腎臓病の強化、解毒促進
栄養と効能について
ビタミンもミネラルも豊富で、非常に栄養価の高い野菜です。
特にカルシウムの含有量は際立っていて、ほうれんそうの3倍以上、カルシウムは骨や歯を丈夫にし、ストレス緩和に働きかけます。
他にも、亜鉛やカリウム、鉄、銅、リンなど、いろいろなミネラル類を含み、鉄や銅は貧血予防、カリウムは高血圧予防に効果を発揮し、β-カロテンやビタミンCといった抗酸化力の強いビタミン類をたっぷりと含んでいます。
免疫力を強化し、生活習慣病を予防したり、ガンに対する抑制力が期待されます。
大根は酵素の働きで消化を助ける。葉の部分も栄養豊富
消化酵素の多い大根は胃腸の弱っている犬やアレルギーの犬におすすめで、解毒作用のある成分も含まれているため、肝機能が低下しているときも積極的にあげましょう。
酵素は熱に弱いので、大根おろしにするなど、生でトッピングのようにすることで、食べてくれます。
大根の葉にはカルシウムが多いので、カルシウム供給源としても役立ててください
【主な栄養素】
ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・葉酸・カルシウム・カリウム・食物繊維・ジアスターゼ
【栄養効果】
便秘解消、整腸、健胃・ガン予防、腎機能強化、皮膚・骨の健康維持、精神安定、抗ストレス
栄養と効能について
消化作用に優れた野菜で、ジアスターゼなどの消化・吸収を助ける酵素を含んでいるので胃腸の働きを整えてくれます。
この消化酵素には解毒作用もあり、発ガン物質を排除するのにも役立ちます。
ビタミンCや食物繊維を豊富に含んでるので、ガンを予防したり、便秘の解消にも有効で、栄養的な面では、根の部分より、むしろ葉の方にあり。カロテンやビタミンC、Eをはじめ、ミネラルも豊富。特に丈夫な体作りに欠かせないカルシウムを多く含んでいます。
なすは強い抗酸化作用を持つ色素成分ナスニンに注目
利尿作用のあるなすは、体内の排毒を促進し、愛犬が発熱して、むくみが見られるときにも活用したい食材です。
【主な栄養素】
糖質・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・カリウム・食物繊維・ナスニン
【栄養効果】
動脈硬化・高血圧予防、生活習慣病・ガン予防、血行促進、利尿促進、夏バテ・のぼせの解消
栄養と効能について
なすの90%以上は水分で、糖質や食物繊維、少量のビタミンやカリウムを含む他にはとりたてて栄養のない野菜と、長年思われてきましたが、有効な物質が確認されました。
それはナスニンと呼ばれる皮に含まれる色素成分で、ナスニンには強い抗酸化力があり、コレステロール値を下げて、動脈硬化を防ぎ、生活習慣病やガンを予防する効果が認められています。
漢方では、なすには体の熱を冷ましたり、血行を促進する働きがあり、利尿作用があるともいわれてきました。のぼせや高血圧予防にも役立ちます。
ほうれんそうは多彩なビタミン・ミネラルが元気の源
鉄の多いほうれんそうは、貧血ぎみの犬におすすめで、β-カロテンも豊富に含んでるので、皮膚や粘膜を保護して、感染症対策にも役立ちます。
カルシウムも含んでるので、骨や歯の健康維持やストレス解消にも効果を発揮し、にアレルギーなどで動物性カルシウムがとれない犬には、意識的に食べさせてあげたいものです。
【主な栄養素】
ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・葉酸・カリウム・鉄・マンガン・カルシウム
【栄養効果】
貧血予防、血行促進、疲労回復、動脈硬化予防、ガン抑制、老化防止、白内障予防、感染症対策
栄養と効能について
古くから、元気のもとになる健康野菜として広く知られるほうれんそうには、ビタミンやミネラルがたっぷり含まれていて、注目されるのが鉄や葉酸など造血作用に役立つ成分が多いことです。
鉄には血液中のヘモグロビンの合成を促す働きがあり、葉酸は赤血球の合成を助け、造血ビタミンとも呼ばれ、これらの効果で貧血を予防・改善してくれます。
鉄の吸収を助けるビタミンCなど、ビタミン類も豊富で、特にβ-カロテンは多く、活性酸素の除去に役立ちます。
さらに免疫力を高め、感染症の予防にも有益です。
山いもは胃腸をいたわり、疲れをとり滋養強壮に効果的
山いものヌルヌル成分には胃腸の粘膜を保護する働きがあり、胃が弱っているときや腸炎の改善に役立ちます。
消化能力の低い犬にも、積極的に食べさせたい野菜で、水溶性の繊維を多く含まれているため、血糖値が上がるのを防ぎ、糖尿病の犬に有益です。
肥満や生活習慣病を防ぐ効果も認められています。
【主な栄養素】
炭水化物・ビタミンB1・ビタミンC・カリウム・食物繊維・ムチン・アミラーゼ・サポニン
【栄養効果】
疲労回復、スタミナ増強、生活習慣病予防、血行促進、高血圧予防、整腸、健胃
栄養と効能について
いも類の中で、唯一そのまま生で食べられるのが山いもです。
栄養分を損なうことなく、摂取できるのが何よりの魅力で、でんぷん分解酵素アミラーゼを豊富に含み、アミラーゼという酵素は消化を助けるだけでなく、新陳代謝を促して疲労回復に働きかけます。
カリウムが多いのも山いもの特徴で、カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促し、血圧の上昇を抑えて、生活習慣病を予防し、独特の粘りけはムチンという成分によるもの。
ムチンは胃壁の粘膜を強化して、胃かいようの改善にも有効です。
きのこはノンカロリーで豊富な繊維。ガン予防にも有効
きのこの重要な成分は水に溶ける部分に含まれるので、細かく刻み、グツグツと煮込んでその成分を煮出せば、免疫力を高めるエキスの溶け込んだスープができあがります。
病原体などへの抵抗力が少ない子犬や低下してきた老犬には、特にしっかりと食べさせてください。
【主な栄養素】
ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンD・葉酸・ナイアシン・カリウム・食物繊維・グルカン
【栄養効果】
ガン・生活習慣病予防、便秘・肥満解消、骨や歯の強化、精神安定、疲労回復、免疫力の増強
栄養と効能について
ほとんどノンカロリーのきのこは、ダイエットに最適の食べ物で、食物繊維も豊富で便秘解消に役立つだけでなく、腸内の有害物質を排出するのを促して、生活習慣病を予防してくれます。
栄養素的には、ビタミンB群やビタミンDのもとになる成分を多く含み、ビタミンB群は脂質や糖質の代謝を促し、疲労回復にも有益です。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、丈夫な骨作りに欠かせません。
きのこ類に含まれるグルカンという多糖類には、強い抗ガン作用があります。特に、まいたけはその含有量が多いことで知られています。
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