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犬の必要な栄養(3)5大栄養素以外の栄養素の内科的な病気で食材を探し!

犬の必要な栄養
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犬の必要な栄養(2)ビタミンの効き目で食材を探して健康的な食生活を!

犬の長寿の秘訣シリーズ




体をつくる5大栄養素の他に体を守る大切な栄養素

ナイアシン…代謝を促進し、脳をサポート

【ナイアシンを多く含む食品】

レバー・豚肉・鶏肉・アジ・カツオ・マグロ・イワシ・玄米・ピーナッツ

鉄の欠乏で二次的に不足する可能性も

ビタミンB群の一種であるナイアシンは、主に肉や魚などの動物性食品や豆類、種実類に多く含まれていて、体内に入ると、エネルギー源となる糖質・脂質の代謝を促進する補酵素として機能します。

皮膚や粘膜の強化にも役立つ上、脳の神経伝達物質の生成に不可欠で、脳神経の働きをサポートしています。

通常、ナイアシンは必須アミノ酸の一種であるトリプトファンが肝臓で代謝されて合成されますが、それだけでは十分量を満たしません。
鉄はトリプトファンをナイアシンにするために必要で、鉄が欠乏すると二次的なナイアシン不足になる可能性もあります。

  • 不足 皮膚炎や口内炎、下痢を起こし、知覚障害が表れます。
  • 過剰 通常の食事では過剰症は起こりませんが、大量に摂取すると嘔吐や下痢、不静脈などを起こします。

 

パントテン酸…副腎を刺激して、ストレス緩和

【パントテン酸を多く含む食品】

レバー・シャケ・サンマ・ウナギ・納豆・モロヘイヤ・干ししいたけ

免疫力をアップする抗体の生成を促進

ギリシャ語の「いたるところに存在する」の意味を持つ、パントテン酸はその名のとおり、ほとんどすべての食べ物の中に含まれています。

脂質・糖質・たんぱく質からのエネルギー生成に欠かせない補酵素の主成分となるため、あらゆる組織に必要なビタミンです。

また、ストレスへの抵抗力をつけるためにもパントテン酸は不可欠です。副腎機能を刺激して、ストレスを和らげる働きのある副腎皮質ホルモンの生成を促進します。

さらに、免疫抗体を合成して免疫力を高めたり、神経伝達物質の合成にも関わっています。

パントテン酸は腸内細菌により合成されるので、普通に食事していれば欠乏症は起こりません。

  • 不足 疲れやすくなり、皮膚炎や脱毛が起こります。食欲が減退し、免疫力の低下によって、感染症にもかかりやすくなります。
  • 過剰 水溶性なので過剰症はありません。

 

葉酸…細胞の生成と造血作用に不可欠

【葉酸を多く含む食品】

レバー・ほうれんそう・モロヘイヤ・ブロッコリー・アスパラガス・枝豆

DNAの合成に関与、妊娠中は多めに必要

補酵素として、体内のさまざまな反応に役立っているビタミンで、赤血球の合成をサポートしているので、「造血ビタミン」とも呼ばれ、貧血を予防にします。

遺伝子物質DNAの合成にも、重要な役割を果たしていまが、欠乏すると、細胞の正常な生成が阻害され、成長が遅れます。

葉酸の消耗が激しい妊娠中には、必要量が増加。先天性異常の予防のためにも、豊富に含む青菜などの野菜を積極的に摂取しましょう。

さらに、葉酸の動脈硬化を抑制する働きも注目されていて、肝臓内で動脈硬化の原因になる物質を必須アミノ酸のメチオニンに変化されることで、動脈硬化や生活習慣病を防ぎます。

  • 不足 疲れやすくなり、皮膚炎や胃腸のかいようを引き起こします。また、白血球が減少して、悪性貧血を発症します。
  • 過剰 水溶性なので過剰症はありません。

 

コリン…動脈硬化や脂肪肝の予防に有効

【コリンを多く含む食品】

レバー・牛肉・豚肉・大豆・豆腐・卵・さつまいも・とうもろこし

神経伝達物質を生成、要求量の多さが特徴

コリンは細胞膜や神経組織のもとになるレシチンや神経伝達物質であるアセチルコリンの材料になり、レシチンにはコレステロールの沈着を抑制する作用があり、アセチルコリンには血液の循環をよくする作用があります。

そのため、これらを構成する成分となるコリンを摂取することは、動脈硬化や脂肪肝の予防につながります。

ビタミンB群に分類されるコリンですが、他のB群のように代謝を促進する酵素を助ける役割は認められず、要求量が格段に多く、B群とは別に扱う場合もあります。

なお、コリンは体内でも合成されますが、要求量も多いため、食事で補う必要があります。

  • 不足 神経伝達物質が減るため、神経障害が起こりやすくなります。成長抑制が見られ、脂肪肝や腎不全なども発症します。
  • 過剰 水溶性なので過剰症はありません。

カリウム…体内のペーハーバランスを維持

【カリウムを多く含む食品】

青菜・トマト・さつまいも・山いも・納豆・いんげん豆・りんご・海藻類

過剰な塩分を排出し、高血圧を予防する

細胞内液に含まれるカリウムは、細胞外液に多く含まれるナトリウムと一緒になって、細胞内のペーハーや浸透圧を維持する働きがあります。

細胞内にナトリウムが増えると、バランスを保つ機能が働き始めます。ナトリウムと細胞外のカリウムを交換して、ナトリウムの増加を抑制する際、カリウムが不足していると、ナトリウムの排出ができず、細胞内で過剰になり結果的に、高血圧を引き起こしてしまいます。

したがって、塩分の多いものを食べたときには、カリウムも多く摂取する必要があり、カリウムは調理による損失が大きく、不足しがちですので、十分な量をとるように心がけたいものです。

  • 不足 下痢や嘔吐など、低カリウム血症を起こします。心臓病を発症するリスクも高まります。
  • 過剰 通常の食生活では、過剰になる心配はありません。

 

鉄…ヘモグロビンの成分として必須

【鉄を多く含む食品】

レバー・イワシ・カツオ・アサリ・豚肉・青菜・納豆・ひじき・煮干し

貧血予防のために効率のよい摂取を

赤血球のヘモグロビンの構成成分となる鉄は、機能鉄と呼ばれ、機能鉄は酸素を全身の組織に運ぶ重要な役割を担っています。

そのため、鉄が不足すると、体が酸欠状態に陥り、貧血症状が表れます。

その他の鉄は、肝臓や筋肉などに貯蔵され、これらは機能鉄が欠乏すると、速やかに補充され貧血を防ぎます。

食品中の鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄に分類されます。主に肉類に含まれるヘム鉄は吸収率が高いのですが、植物性食品に多い非ヘム鉄は5%程度しか吸収されません。

また、ビタミンCには鉄の吸収率を高める効果があるので、Cが豊富な野菜や果物を合わせれば効率的に摂取できます。

  • 不足 疲れやすくなり、貧血を起こします。免疫力が低下して、感染症にもかかりやすくなります。
  • 過剰 嘔吐や頭痛など急性中毒の症状が見られます。

銅…ヘモグロビンの生成をサポート

【銅を多く含む食品】

レバー・シジミ・エビ・豆腐・納豆・そら豆・きのこ・カシューナッツ

抗酸化酵素になって生活習慣病を予防

銅は鉄と深い関係があり、赤血球中のヘモグロビンが酸素と結びつくには鉄が不可欠ですが、その際、同時に銅もなければ鉄を送り込むことがスムーズにできません。

銅は貯蔵されている鉄を、ヘモグロビンに吸収する働きを助けているので、鉄が十分にあっても銅が不足していると、鉄欠乏と同様の貧血になってしまいます。

また、銅は多くの酵素の成分になっています。コラーゲンなどたんぱく質の生成を助ける酵素となり、皮膚や骨を丈夫にするためにも役立ちます。

他にも、注目されているのが亜鉛やマンガンとともに抗酸化酵素SODを作る働きです。活性酸素を除去し、老化や生活習慣病も予防します。

  • 不足 疲れやすくなり、貧血を起こします。成長期には骨が弱くなるなど、成長遅延が起こります。
  • 過剰 通常の食生活では、過剰になる心配はありません。

マンガン…酵素を活性化して抗酸化に働く

【マンガンを多く含む食品】

卵・シジミ・納豆・ヘーゼルナッツ・モロヘイヤ・玄米・のり・ショウガ

成長や繁殖のために不可欠のミネラル

マンガンの主な作用は、補酵素として多くの酵素を活性化することで、糖質・脂質・たんぱく質の生成にも関わり、エネルギーの産出に役立っています。

中でも、骨の形成に欠かせないミネラルで、不足すると発育不全が起こるなど、軟骨の合成に必要な酵素の成分にもなっています。

また、性ホルモンの分泌にも関与して、欠乏すると生殖機能に障害が起こり、繁殖能力が低下してしまいます。

さらに、マンガンは体内の抗酸化作用を担う酵素であるSODの構成成分としても広く知られています。過酸化物質の生成を抑制して、老化や生活習慣病の予防にも働きかけます。

  • 不足 骨や軟骨が弱り、発育不全を起こします。また、生活習慣病にかかるリスクも高まります。
  • 過剰 通常の食生活では、過剰になる心配はありません。

 

ヨウ素…大切な甲状腺ホルモンの原料

【ヨウ素を多く含む食品】

イワシ・サバ・カツオ・ブリ・タラ・わかめ・ひじき・昆布・のり

皮膚を健やかに保ちダイエット効果

体内のヨウ素の大部分は、のどの下にある甲状腺に存在します。甲状腺内ではヨウ素を原料として、甲状腺ホルモンが作られます。

甲状腺ホルモンには、細胞の酸素消費量を調整して、エネルギー生産や脳の働きを助け、基礎代謝を促す働きがあり、成長や生殖、筋肉の機能にも重要な役割を果たしています。

ヨウ素が欠乏すると、甲状腺が必要なヨウ素を取り込もうと肥大して、欠乏症である甲状腺腫を発症します。

他にも、ヨウ素は体温の維持や呼吸の促進、皮膚の健康を維持するなど、多くの作用に関与している上、最近ではコレステロールの蓄積を防ぐダイエット効果にも注目が集まっています。

・不足 甲状腺腫になります。疲れやすくなり、脱毛や貧血、むくみなどの症状が出てきます。

・過剰 過剰になると、欠乏した場合と同様に甲状腺腫を引き起こします。

セレン…抗酸化作用で細胞の酸化を防ぐ

【セレンを多く含む食品】

卵・鶏肉・イワシ・カツオ・カレイ・アジ・タラ・わかめ・昆布・玄米

ガンを抑制する抗酸化酵素の主成分

セレンには活性酸素を分解し、体を酸化から守る働きがあります。

中性脂肪などの脂質は活性酸素により酸化すると有害な過酸化脂質に変わりますが、これを解毒するのがグルタチオンと過酸化脂質を引き合わせ、有害物質を排除する抗酸化酵素グルタチオンペルオキシダーゼの主成分がセレンです。

グルタチオンペルオキシダーゼは強い抗酸化力を示し、細胞膜の酸化を防ぎます。中でも、もっとも有毒な活性酸素といわれるヒドロキシラジカルを除去する作用があり、ガンを防止します。

他にも、セレンは数多くの難病への有効性が期待されていて、研究が進んでいます。

  • 不足 脱毛が起こり、老化現象が表れ、繁殖力が低下します。
  • 過剰 爪がもろくなり、脱毛します。嘔吐や下痢など、消化器官にも悪い影響を及ぼします。

 

次のページは老犬にはとても大切な骨と皮膚についてです。

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