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TOMOIKU*ブログ
7.242016
1.犬の長寿の秘訣?ドッグフードのメリット?デメリット!脳の活性の食事法と病気の時の対策
Contents
ドッグフードに含まれる成分を理解してドッグフードをよく知ろう!
我家の愛犬若葉は、4か月で我家の子になったのですが、飲み込むことができない子で手づくり食で上を向いた状態で食べられるようになった子です。
虚弱体質と水頭症の可能性があると獣医さんに告知されたのですが、手づくり食を食べるようになってから、体力がついて頭の骨の成長によって水頭症は回避できました。
私の55年の人生では子どもの頃から動物がいて、犬や猫は手づくり食+ドックフードで過ごし、全員長寿だったので「手づくり食」にする違和感はなかったのです。
犬や猫に食べさせてはいけない食材を抜いて、家庭での食事と同じ食材で作る犬や猫の食事は何も難しいことはありません。
今は、手作り食を始めようという人の多くは、病気の発症によって食事の見直しを余儀なくされたり、ドッグフードの素材に疑問を抱いているのではないでしょうか。
ドッグフードに含まれる成分は一体何なのだろう?とドッグフードの実情を把握して、かわいい愛犬の健康を考えてみませんか?
犬に食べさせてはいけない食材についての記事です。
ドッグフードは人間の食品で考えるとインスタント食品
まず、手づくり食でないと犬は短命になるとは私は思っていません。
ドッグフードと水だけで健康に生活して天寿をまっとうする犬もたくさんいますし、手軽で便利で保存性バツグンのドックフードは忙しい飼い主さんにはありがたいものです。
決してドックフード反対派という訳ではないことをご理解していただきたいと思います。
人間に対しても「栄養的に良い物をすすんで食べていきたい」と思っていますが、ストイックになって食事に縛り設定し自分を苦しめることには違和感があります。
ペットフードはすべて悪であるかのような主張してヒートアップすることもないですし、「食」の考え方は人それぞれであるというのが私の基本的なスタンスです。
人間にアレルギーや好き嫌いがあるように、ドックフードが合わない犬がいるというのも事実だと思うのです。
でも、フードはインスタント食品のようなもので、私たちも日頃から食べることもありますが、毎日食べ続けたいかといわれると疑問で、添加物摂取の過多で安全性の面で不安があります。
食中毒を起こさず長期間保存できるインスタントにはメリットがありますが、食べ続けるという継続性には健康面でどうしても不安があります。
同様にドッグフードも同じことが言えて、材料は何を使っているのか?添加物は大丈夫なのだろうか?と疑問を抱くのも当然のことでしょう。
その延長線上の不安から、私たち飼い主がドックフード以外の選択肢を考え始めているのだと思います。
でも、「塩分の多い食べ物は犬に危険であり、人と同じものを食べさせてはいけない。」といった話を信じていることが、手作り食が普及しないことに繋がっているのでしょう。
人の「食」に対する基準はまちまちで、塩分の摂取量だって多い人と少ない人がいます。
人間の健康的な食事の考え方を持っていて、犬や猫が食べてはいけない危険な材料を除いた食事であればじゅうぶん健康で過ごせると思います。
ひと昔前の犬は魚にみそ汁かけごはんで十分健康に生活していました。
短命だった犬の原因の大半は「感染症対策の不備」によるもので、決して食事が悪かったのではないというデータもあり、最近では犬の寿命は確かに長くなりましたが、一方で生活習慣病が急増しているという現状も認識しておくべきで、間違った情報を鵜呑みにしてしまうのはとても残念なことです。
犬の長寿の秘訣!お母さんの手作りごはんが元気の源で脳の活性化にも繋がる
昔から犬を飼っていた、とある家庭ではいつも食事の残り物を与えてきました。ところが、最近になっていろいろと勉強したお嬢さんが「このドッグフードが一番いい」といい 出して、フードに切り替えました。すると、犬は元気がなくなり、毛ヅヤも悪くなって、とうとう病気になってしまいました。
そこで当院にやってきて、私がアドバイスをすることになったわけです。手作り食をすすめると、「栄養バランスが」「塩分が」とお嬢さんからは判で押したような言葉が返っ てきます。それを全部バサリと切って論破すると、彼女の隣に座っていたお母さんが「そうですよね~」とうなずいていました。
以上が、私のところを訪れる飼い主さんに定番の反応です。<獣医 須﨑恭彦 書籍出典>
手作りごはんとファーストフード
自分の体調が高熱で悪くなった時、ファストフードを食べたいと思いますか?
毎日、ファストフードだけで健康を保つ自信はありますか?
体調不良時やファストフードが続いた場合、手作りのごはんを食べたくなりませんか?
野生の動物は自分で事故管理ができますが、人間と住む動物は飼い主が出す食事がすべてです。
犬にはドッグフードでなければといけないと思い込んでいる方はもう一度、自分の食生活の見直しをして自問自答してみるといいのではないでしょうか。
手作りの食事には、どんな材料を使っているかがわかる安心感があって、体の調子を崩しても、たぶんあれを食べたせいだなと思い当たります。
その点、ドックフードだと何が悪いのか見当もつかずにいつまでも不安が解消されません。
アレルギーなどの病気の場合、手作り食を食べていると原因が探しやすいなど、この違いはとても大きなものではないでしょうか。
犬の脳の活性化と病気対策のデドックスができる食事法のすすめ
毎日同じドックフードを食べている子よりも脳が活性する時間は、食事前の準備をしている時で、「あ!ママがごはんを作ってくれている。今日の匂いは肉?魚?」という臭覚と、食べている時に毎食味が変わるので味覚、食べるという日々の興奮という刺激から、「生きる」という基本的な刺激を得られることができることが、私にとって手作り食にする大きな要素となっています。
人間の食卓で気になっている解毒作用(デトックス)のある食事を、犬にもしてあげることができます。
水をあまり飲まない子が乾燥した食事を食べ続けると体内に老廃物を蓄積し、結果的に医療費がかさむ場合が多く見受けられますね。
「手作り食は食材費がかかるから高くつく」という意見を耳にしますが、目先の安いドッグフードで後々高い医療費を払うということも考えられます。
ドッグフードのメリットとデメリット
ドッグフードはなぜ、こんなにも多くの飼い主さんに受け入れられるようになったのでしょう。
手軽なフードがあるからこそ、犬との生活を送れるという飼い主さんも多いですね。
メリット・デメリットを改めて考えてみたいと思います。
メリット
- 価格が安い(100グラム当たり約13~150円)
- 簡単便利(食事の準備に数秒程度しかかからない)
- 腐りにくい
- 面倒な栄養計算が不要
- 必要な栄養が摂取できる
デメリット
- 原料に何が使われているのか
- 添加物に危険性はないのか
- これだけで本当に栄養が足りているのか不安
ドッグフードは法律上では食品ではなく雑貨なので、法で定められた安全基準もありません。
自主規制の世界ですからメーカーはポリシーを持って作っていると信じたいところですが、死亡につながるニュースも目にします。
価格が安すぎて不安という意見も多く、たとえば、100グラム13円の食べ物はスーパーで探してもなかなか見つからなく、精肉でも100グラム50円以上するものなのに、加工してこの値段で利益が出るというのは、どのような内容なのだろうか?と納得いかなくて当然かもしれません。
私はドックフードもおやつに少々あげています。
災害時にドックフードも食べられない子では、困る場合もあると思っているからです。
災害時に栄養を満たす食事の確保は、人間でも難しいとされているので、動物は特に食べるもので困るのではないかと思っています。
災害用保存食に1袋用意して、一ヶ月後購入したときに新しいものと入れ替えをしています。
ドックフードにトッピングというメニューもあり、愛犬若葉は手作り食だけで過ごしていません。
歴代の犬達は、16~18歳の長寿でしたので、手作り食で短命になることはまずありません。
人間の食生活を健康的に考える延長線上に、愛犬の食事もあるのです。
当院ではオリジナルフードを製造していますが、作ってみて初めてわかったことがいくつかあります。まず、人間用の食材を使うという当たり前のことが難しいのです。動物用フードというと露骨に嫌な顔をされ、原料を調達してもらえないのです。加工の段階では、添加物を使わない機械そのものを探し出すだけでも大変でした。こうした現状が、フードの実態を物語っているように感じました。
<獣医 須﨑恭彦 書籍出典>
<健康を意識した目的別レシピ>
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