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「もやもや病」の症状は?脳梗塞発症の予防の手術した徳永英明さん難病

 

もやもや病って何?

徳永英明さんは2月上旬に体調不良を訴えて、医師の診察を受けた結果、もやもや病と診断されました。徳永英明

もやもや病とともに脳梗塞を起こす恐れがあると医師が判断したため、「左複合バイパス」手術して無事成功!

同年代の方なので、人事ではないと思い調べたのですが、年齢による脳梗塞発症の疑いということではなく、「もやもや病」は小さなお子様でも突然起こりえることでした。

若い頃から、彼のかすれたようなやさしい歌声と、心うたれる歌い方の表現が大好きです。

4月から活動再開する予定とのことなので、無理なく回復してくださることを、祈っています。

いったいその「もやもや病」って何なのでしょう?

この病気は、日本人に多発しています。なぜ多いのかは不明です。

脳に栄養を送る太い動脈がつまってしまい、不足した血液を補うように周りから細い血管が発達する病気で、この発達した血管がレントゲンで「もやもや」した血管の様に見えることから、「もやもや病」の名前がつけられました。

太い血管がなぜつまるのかという原因はまだわからなく、欧米人には少なくて、アジア系人種に多い病気です。

 

もやもや病の症状

 

大きな息を短い時間に繰り返すと、血液中のある成分のバランスが崩れ、これにより“もやもや血管”が細くなり、血液の流れが乏しくなった結果、脳梗塞のように症状を出すと理解されています。このような“もやもや血管”の血流が低下して、脳梗塞に似た症状を出す現象を「虚血(きょけつ)」と呼びます。これら虚血の症状は、左右交代で現れたり、時に片方から反対側へ症状が進行することがあります。虚血の症状がさらに進行すると、麻痺や知能低下が出現することもあります。

 

【子供の場合】

頭痛・けいれん発作・失神発作・脱力発作などの症状があって、過呼吸のように楽器を演奏した、かけっこをした時などのきっかけとなる動作があります。

【大人の場合】

大人は、約半数が脳出血で発症します。

脳出血の症状は突然おこる、頭痛、意識障害、麻痺などで、緊急の対応が必要です。

残り半数は、小児と同じような虚血症状です。

日常で気をつける症状

【おかしいと疑うべき症状】ビジネスパーソンが抱える問題解決法は3つキーワードと5つのツールを利用

  • 全身の力が抜ける
  • 両足の脱力
  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 目が見えにくい
  • 行動異常(落ち着きがない)
  • 言葉が聞き取りにくい
  • ふらっとして体が崩れるように倒れる
  • 学力の低下

【緊急を要する】ビジネスパーソンが抱える問題

  • 失語症
  • 片半身の麻痺や知覚異常
  • 歩行障害
  • けいれん
  • 失神する
  • 不随意運動
  • 視野異常
  • 構音障害

治療方法は?

お薬による治療法としては、血液を流れやすくする抗血小板剤などが使われることがありますが、症状をよくしたり出血を予防する効果はありません。

出血した場合は緊急手術が必要で、血液を脳の中から排除する外科治療が行われます。

つまった太い血管の血流を、直接開通させる有効な治療はありません。このつまりを補うために発達した“もやもや血管”の血流が低下し、虚血の症状が発作的に出ることを防止するため、不足している血流をさらに補う「血行再建術(けっこうさいけんじゅつ)」が広く行われます。脳の血流は低下していても、頭蓋骨の外側で頭皮の下の血流は良好に保たれています。そこで、ここを走行する「浅側頭動脈(せんそくとうどうみゃく)」を、脳の表面の「中大脳動脈(ちゅうだいのうどうみゃく)」につなげる「吻合術(ふんごうじゅつ)」が血行再建術の代表です。その他、浅側頭動脈とその周囲の豊富な血流を有する組織を一緒に、脳の表面に移植する手術も行われます。さらに頭蓋骨の表面にある「側頭筋(そくとうきん)」を、脳の表面に敷く手術も場合により選択されます。「もやもや病」は両方の脳の血流が低下しますので、これらの治療は通常両方の脳に対して数ヶ月間の時期をずらして行われます。

<東海大学医学部 脳神経科 参考>

診断と治療は、日本で多くの実績があり、子供のもやもや病に適切な吻合術が行われた場合、その経過が良好であることがわかっております。

一方、年齢が低く症状の進行が早い子供では、重い神経障害や知能障害を残す場合があります。

成人に多い脳出血で発症するタイプでは、その出血量と場所により重い後遺症を残す場合があります。

何気ない日常で、あれ?何かおかしいと感じたら、病院に行きましょう。

子供の場合は、年齢に対して食べこぼしが多いなど、親の観察が必要なのです。

大人になれば、脳出血での発症が多いのであれば、緊急を要します。

日々の健康管理が一番大切なのは、どの病気も同じです。

 
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