TOMOIKU*ブログ
2.142016
冷え性の方必見!蜜柑(みかん)&柚子(ゆず)風呂の美肌効果と健康効能!
先人の知恵「薬湯」
現代のように各メーカーがさまざまな入浴剤がなかった時代、日本では身近な植物を用いた季節ごとの薬湯が伝わっていました。
最近はなかなか菖蒲が販売されていませんが、端午の節句(5月5日)の菖蒲湯は、息子達に伝統を教える意味で、わが家では恒例行事にしていました。
他には冬至(12月22日)の柚子湯(ゆずゆ)が挙げられますが、みかんやゆずは皮ができた時に入浴するようにしています。
柑橘系の爽やかな香りにはアロマテラピー効果・ストレス解消・リラックス作用がありますね。
各メーカーの入浴剤も寛げますが、寒いこの時期にお勧めの薬湯は、みかん湯とゆず湯♪
こうした薬湯の中でも、寒いこの時期には柚子湯が最もおすすめです。
こたつに入って、みかんを食べるという習慣から、ゆずより購入率が高いと思いますが、「ゆず湯に入れば風邪を引かない」と言われているので、お料理でも香り高くおいしいいただけるゆずもお試しください。
ゆず&みかんの皮:入浴剤の健康効能と美容効果
【美容効果】
- 乾燥肌・ニキビ・肌
- 荒れの予防改善
- 美肌美白
- ニキビ・シミ・シワ・そばかす予防改善
- 体臭・加齢臭・わきがの予防解消
- 湯冷めの防止
- リフレッシュ効果
- 風邪の予防
- 保温効果
- 血行促進
- 冷え性の解消
- 老化防止・アンチエイジング
- 代謝アップ・新陳代謝の促進
- アレルギーの予防改善
- 喘息の予防改善
- アトピー性皮膚炎の予防改善
- リウマチの症状緩和
- 神経痛の症状緩和
柑橘類湯の効能-ゆずやみかんの薬湯
ゆずの皮に含まれているαピネンやリモネンという精油成分には、血行を促進してからだを温めてくれます。
そのリモネンには、肌をつるつるぷるぷるにしたり、肌のかゆみを防ぐという美容効能・美肌美白作用があるのです。
そして、血行促進作用や保温作用があり、身体をポカポカにして湯冷めを防ぎ、寝付きをよくする作用や風邪を予防する効果があります。
柑橘類の精油が、風呂上りに皮膚からの水分蒸発を防いで、急速に乾燥する皮膚を守り、体が冷えるのを抑えます。
ゆず湯・しょうが湯・日本酒湯・ネギ湯を、サーモグラフィーで保温効果を比較すると、ゆず湯が他の薬湯と比べて保温効果があります。
柚子湯の注意点は?
血流促進・保温効果が期待できる柚子湯は、風呂釜の大きさにもよりますが、ゆずを2~6個そのまま、あるいは半分に切って湯に入れます。
お風呂に入れることで成分が浸み出し、その酸化防止効果によって、美肌美白作用があります。
注意点として柚子を絞り過ぎて精油や果汁を入れてしますと、刺激が強くなり、肌を傷めることになりますし、入手困難な私は、絞り汁などを作って料理に利用した後にお風呂に入れています。
ゆずがないときは、手軽な「みかん湯」を!
みかんの外皮は「陳皮(ちんぴ)」として漢方薬では有名で頻繁に使用されています。
「陳皮」はリモネンやテルピネンが含まれる、みかんの皮を干したもので、皮は干したことで効果が高まります。
ポリフェノールの一種であるヘスペリジンやビタミンCなどを含んでいるので、かぜによるのどの痛みや咳・食欲増進などに用いられています。
食べ終わったみかんの皮を千切ったり刻んだりしてザルにのせ、陰干しすることでカラカラになるまで乾燥させることができます。
細かく千切ったみかんの皮は排水口に詰まってしまうので、100円均一の洗濯ネットや水切りネットなどの袋に入れて、お風呂に浮かべましょう。
皮を干すのが面倒くさい場合、むいた外皮を生のまま水洗いしてネットに入れてお風呂に入れてください。
みかん湯の注意点
柑橘類の皮には「ソラレン」という成分が含まれていて、紫外線を吸収して色素沈着を起こすなどの肌トラブルの原因となる場合があります。
肌トラブルを防ぐには、お風呂から上がる時に、シャワーで全身さっと流すことで防げます。
そして、皮を乾燥させることのおすすめ理由は、みかんの皮は乾燥させることによって、ソラレンの悪影響を無くすことができ、乾燥させたみかんの皮(陳皮)は、入浴剤の原料にも使われています。
未来の子どもたちに残しておきたい先人の知恵でもある「薬湯」は、捨てる柑橘類の皮を再利用できる利点もあります。
そして、汚れを落とす効果や汚れを吸着する効果があるので、鏡を皮で拭くと水垢の防止ができきれいになったり、お風呂釜の掃除も楽になるというお得感もあるので、冬の習慣にしてはいかがでしょう。
<健康を意識した目的別レシピ>
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