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TOMOIKU*ブログ
9.162015
犬にとって毒になる食べてはいけない物リストを気をつけるだけで、おいしいごはんを食べさせてあげられる

Contents
いぬのごはんは食べてはいけないものを避けるだけ!
ワンちゃんと生活をされているみなさん。
ごはんはドッグフードですか?手作り食をあげていますか?
我家の若葉は手作り食です。
ペットショップでもなかなか食べない子で、虚弱体質だったのでやわらかい手作り食で育っていますが、ドッグフードが大好きな子もいるでしょう。
私たちの食の習慣から、毎日ドッグフードだけだと飽きてしまうような気がしたり、お友だちから犬用ビスケットなどのプレゼントをいただいたり、特別な日のお祝いなでは美味しいものを食べさせてあげたい、なんて思うこともありますよね。
でもちょっと待って下さい!
たとえワンちゃんがすごくほしがったとしても、食べてはいけない・避けたほうがよい食材・飲み物などががあります。
犬が食べてはいけない食材
人間の食べ物を何でも食べてしまうのですが、中には命にかかわるような食材もあります。
ほんの少しの配慮で安心できることです。
何でも食べられる雑食性の犬ですが、与えない方がよい食材もあります。ちょっとした心配りでリスクを回避してください。
ネギ類(ネギ、タマネギ、ニラ)
ネギ類にはアリルプロピルジスルフィドという有機硫黄化合物が含まれているので、この成分によって赤血球が破壊されてしまうのです。
赤血球が破壊されると、溶血尿や溶血性貧血を起こす可能性もありますし、黄疸・下痢・嘔吐などの胃腸障害を引き起こすこともあります。
見た目、ネギ類そのものを口にしなくても、ネギ類を食材の一部として一緒に煮込んだ汁(味噌汁や牛丼など)などでも症状が出る場合がありますし、調味料でもオニオンの粉なども入っています。
個体差が強くて、食べても問題がないワンちゃんもいますが、敏感に反応してしまう場合、少量でも中毒症状がでて亡くなってしまうケースもあるようですのでとっても危険です。
ブドウ、レーズン
嘔吐、下痢などの胃腸障害や急性の腎不全を起こす可能性があります。
キシリトール
人間の食品によく含まれている、甘味料として添加されているキシリトールはお菓子類によく入っています。
犬用キシリトール入りのガムを中毒量食べてしまうと、血糖値が急激に下がってしまい、大量のインスリンが分泌されることがわかっていて、低血糖症状に伴う歩行困難・けいれんを引き起こし、嘔吐・内出血・肝不全など発症することがあります。
チョコレート、カカオ、ココア
人間の食品としてリラックスや集中力UPなどの効果から話題のチョコレート類は、犬にとってテオブロミンという成分が、体外へ排泄させる機能がないため蓄積されてしまい、中毒症状がでてしまいます。
チョコレートでも種類によって違いがあり、ミルクチョコレートの方がダークチョコはよりテオブロミンの量が多くなります。
ワンちゃんがテオブロミンを過剰に体内に取り込むんでしまうと、中枢神経や心臓を刺激してしまい、発熱・不整脈・嘔吐・けいれんなどの症状が見られ、重度の場合、死に至る場合もあるようです。
アボカド
人間の食品に多く使用するようになったアボカドですが、含まれているペルジンが嘔吐・下痢・胃腸炎を引き起こして、重篤になる場合があります。
ナッツ類
ワンちゃんにとって、ナッツ類全般に中毒症状が出てしまいます。
個体差が大きくて、少しでも症状が現れるワンちゃんと、多量に食べても全く問題のないワンちゃんがいるとのこと。
中毒症状として、発熱・体痛・嘔吐・けいれんなどを起こしてぐったりしてしまいますが、時間の経過と共にほとんどは回復へ向かうようです。
ワンちゃんの体格(小型犬)によっては、ナッツ類の形状で腸閉塞になる可能性があります。
骨
個体や調理方法などで変わりますが、多量摂取の場合腸閉塞や、消化されない場合胃腸障害を起こしてしまいます。
大きい犬種は一口の大きさでも、小さい犬種にとって鳥の骨は噛み砕くと縦に割れることで、割れ目が鋭利で消化管に刺さってしまうことがあるので注意が必要です。
卵の白身
生卵の白身に含まれるアビジンという成分は、ビタミンの一種であるビオチンの吸収を阻害します。
長期にわたって大量に摂取すると、疲れやすく食欲不振になり、皮膚炎を起こす場合もあります。
卵を与えるときは、加熱してから食べさせましょう。
香辛料
嗅覚の強い犬は、香辛料など香りの強い食べ物を好みません。
もちろん、平気な犬も多いのですが、デリケートな犬の場合は食べると胃腸に刺激を受けて、下痢をするなどのトラブルを起こす可能性があります。
基本的にはあまりおすすめしませんが、薬効があるといわれるハーブなどを手作り食に加えるときはほどほどにしてあげましょう。
犬が嫌がらない程度の量にしてあげることで、薬効を少々期待し食事を楽しませてあげましょう。
お菓子
犬はもともと甘党ですから、お菓子を与えると喜んで食べますが、人間と同じように糖分の多いものをとり続けると肥満につながり、生活習慣病を誘発する原因になります。
特にチョコレートに含まれるテオブロミンは心臓や中枢神経系を刺激して、ひどい場合はショック状態をもたらすので、おやつには甘い野菜を活用するなどして、お菓子はできるだけ食べさせないでください。
消化の悪いもの
イカ、タコ、カニ、エビなどの甲殻類は下痢の原因になる可能性がありますし、食べて苦しんでいるときは動物病院に連れて行くべきです。
下痢をしても元気なら心配はいりません。
消化できなかったのだなという程度に受け止めてください。
わざわざ消化不良を起こす食べ物をあげる必要はなく、人間の食事が魚介類の場合は、犬の場合は鶏肉などに替えればいいことですね。
タウリンなどの有効成分を含むこれらの食材は、体質改善にも有効なので、細かく刻んで煮込んだり、ひと手間かけて食べさせれば問題はないでしょう。
飲んではいけない飲み物
ちょっとなら大丈夫なんて思わないで!嘔吐・下痢・けいれんなどを引き起こしてしまう可能性があります。
アルコール
犬が酔ったらどんな風になるか?とユーチューブでアップされていたことがありましたが、そのようなことは絶対しないでほしい…泣
少量でも急性アルコール中毒になる場合もあります。アルコール入りのお菓子には要注意。
牛乳
ワンちゃんは乳糖を分解する能力が低いため、下痢を起こすそうです。
私は犬用のミルクをあげたことがあります。
良い悪いの判断には個体差がありますが、食べても全然平気なワンちゃんもいますが、人間と同じくどの食品・飲み物でも、食べすぎ・飲みすぎはよくありません。
ちょっとだけなら…と食べさせてしまったがために、危険なことがあるということを知っておくことで、愛犬の健康を守ってあげてくださいね。
「犬の手づくり食の食品別栄養」として6編の記事になっています。
<健康を意識した目的別レシピ>




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