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無印良品の小冊子「皮膚は見ている、聞いている!」五感を鍛え暮らしを見直そう!

 

私は買い物先で無料で配布されている情報雑誌は必ずと言っていいほど、頂いてきます。

そのお店がどのようなお店なのか、発信する情報で企業理念や商品傾向などをリサーチできるからです。

無印良品は情報発信の多い企業で、レジ横に様々なサッシが置かれています。

その中で「暮らし中心 no.17-皮膚にびっくり」というテーマで皮膚の五感について書かれていました。

冊子をコピーするわけにはいかないので、気になることをまとめてみました。

 

無印良品発信!皮膚を身近に感じて、五感を鍛え自分と暮らしを見直してみましょう

皮膚を「肌」と表現すると美容というイメージになりますが、「皮膚」と表現すると医学的なイメージになりますよね。

皮膚は人体で一番大きな臓器とし、面積は約1.6㎡(約たたみ1畳分)重さ約3kg(体重の約5%)ということで、皮膚は人体の中で最大の臓器ということです。

脳や神経が情報処理をしている過程で、重要な役割を果たしている「受容体」が表皮を構成する「ケラチノサイト」という細胞が皮膚にもあることがわかったとのこと!…ということは、皮膚も考えているということです。

私たちの身体は皮膚に覆われていて、健康を察知するバロメーターにはしてきましたが、皮膚は表面に見えているちょっと下のところで、想像を超えるパワーがあり、皮膚にもちゃんと五感があったのです。

【エシカル的思考】私のロハスな生活は35年前から始まっていた五感とは「視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚」と5つのことを感じる感覚のことですが、その感覚が皮膚にはあるのです!

以前、人が目隠しして、赤い部屋・青い部屋にそれぞれの人を一定時間入っていると、赤い部屋の人の方が青い部屋に入っている人よりも体温が上がったり、赤い下着が温活にも役立つという記事を書いたことがありますが、科学的根拠が明確になった研究結果ですね。

熱いものに触れば皮膚は「熱い」と感じますが、高熱ではない唐辛子やタバスコ・にんにく・シナモンなどにも、皮膚は「熱い・辛い」と感じ取ったのです。

そして、耳には聞こえない「高周波数の音」を皮膚で受け取っていることがわかり、野生の動物やコウモリみたいな力は人間の場合、皮膚にあるようです。

面白い例は、車のディラーで固い椅子に座った人は、柔らかい椅子に座った人より値切り額が小さいのだそうです。

固い椅子に座ると気持ちも固くなるという、気持ちにまで影響するとのこと!

私、以前の記事で椅子が固いので座布団を購入した記事を書いたことがあるのですが、以前よりお尻がフカフカでゆったりしているのですぐに眠くなるのかしら…と思っているところです。

仕事と捉える作業のPCの椅子は固いほうがいいのかしら?苦笑

そんな皮膚感覚を把握することで、自分の理想とする方向へと生活デザインできそうです。

 

皮膚の「感じる力」皮膚は見ている、聞いている?!

表皮を形づくっている主たる細胞「ケラチノサイト」は、表皮の一番底の部分で細胞分裂を起こし、表皮の浅いところに向かって進み、2週間ほどで自動的に死を迎え、垢となって剥がれ落ちるまでの4週間をターンオーバーと言いますが、その細胞の層に、光を見たり音を聞いたりする能力があったのです。

ケラチノサイトの光の研究で、皮膚のバリア機能を破壊して、赤・青・緑・白の光を転射して、全く光を当てない場合と比較したとき、赤い光を当てるとバリア機能の回復が速く、青い光では回復が遅れたので、光の波長を皮膚が見分けていたことになります。

原理的に表皮のケラチノサイトが「視覚」を同じ仕組みがあるということです。

耳で聞き取れる5000ヘルツの音は皮膚への影響はなかったのですが、1万~3万ヘルツの音はバリア機能の回復したので、「聴覚」があるとされていますが、実際の目や耳の機能というよりも「感覚」が大脳に信号が行き、初めて「知覚」されるものです。

コーヒー病気の危険が急減被験者に熱いコーヒーカップか冷たいコーヒーカップを持ってもらい、その後架空の人物についてその人の特徴を書いた文章を読んでもらい、「その人は温かい人か?冷たい人か?」と問うと、熱いコーピーカップの人は「温かい人」、冷たいコーヒーカップと持った人は「冷たい人」と評価したそうです。

そして、「ザラザラ・ツルツル」「固い・柔らかい」と言った感覚が、人の行動を左右する背景に、脳と皮膚の関係があるのでしょう。

そう思うと、喧嘩した時などの場面では、ツルツルのテーブルの上で、フカフカのマットに座り、ツルツルのカップに入った温かいコーヒーを飲みながら、リラックス効果のあるアロマを用意すると、最良の解決策を見つけられるのかもしれませんね。(*^^*)

このように、皮膚は光や音・香りを感じ、心と繋がっている大切な機関なのです。

 

日本の風土と日本人の皮膚

四季の移ろいとともにある日本の気候風土や自然に寄り添った暮らしは、キメがこまかい美しい日本人の皮膚にも大きく影響しているようです。

秋田美人と言われるように、日照時間が短いことや雪国独特の湿度が影響していると言われていますね。

『徒然草』の中で、「家のつくりやうは、夏をむねとすべし」と綴られていて、「家をつくるときは夏の住みやすさを優先してつくるのがよい」と先人達は冬の寒さは我慢できるが、夏の蒸し暑さは耐え難いと、気密性の低い木造建築で自然の風や陽射しを巧みに取り込みながら暮らしていたのです。

長い歴史の中で、自然環境に対応するために選び取られてきたものに住んでいた人間が、その環境に順応し、自力で回復する力が人間の皮膚に備わっていたのです。

日本の風土と日本人の皮膚現代の日本では、建築資材や構造の変化によって、建物の気密性・断熱性が高まり、環境の近代化は快適な生活ですが、長い歴史の中で経験をしたことのない湿度や、1日で室内温度と外気との気温差にさらされるようになったのです。

土や緑の多い大地に雨が降り、雨上がりに陽が射しても、土や植物から蒸発された水分のおかげで急激な湿度変化が起きませんが、現代のアスファルトやコンクリートで覆い尽くされた場所では、陽が射すと劇的に湿度が低下し、皮膚は乾燥にさらされてしまいます。

その状況についていかれない皮膚は、大切なバリア機能の破綻を起こしてしまうのです。

皮膚アレルギーや花粉症など、表皮や粘膜などのバリア機能の破綻は大きな問題となってきました。

環境の変化は、肌で感じられます。

「肌感覚」を失いつつある私達ですが、環境と生活を見直すことで少しずつ感覚を取り戻していくことで、私達にとって本当に大切なこと…大切なモノが見えてくると思うのです。

肌にやさしいことって、自分や人にやさしくできることなのでしょうね。

 
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<健康を意識した目的別レシピ>
   




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