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【カトラリー】無印良品・ニトリ・国産ブランドのステンレス品質と価格の比較!

 

私は25年間、大人のカトラリーを一度も購入したことがありません。

カトラリーとは、毎日の食卓で使うナイフ・フォーク・スプーンなどの事です。

25年前、食器のイベントの仕事で新潟県燕市に行く機会があり、多くの調査をした上でとっておきのカトラリーセットを購入して、それ以降子供のカトラリー以外購入していないのです。

スリムなスタイルのフォルムがすごく気に入ったことと、素材を学んだ後だったので、惚れ込んで購入したカトラリーセットです。

カトラリーLuckyWood18-小林工業の「Lucky Wood-ラッキーウッド」の〈スカンジナビア〉シリーズです。

当時は18-12で作られていたのですが、今は12-10になってしまって、ちょっと残念です。

その18-12や12-10とは素材の比率の表示です。

一般的によく使われている、「18-8」の数字はクロームとニッケルの配合比です。

私は、父親にレストランの高級度はスプーンの裏を見て、シェフの品格がわかる…と教わりました。

その比率で、料理の味が変わるからです。

例えば、使用しないスプーンをしまっておいたら黒くなったような気がする…ということはありませんか?

そんなトラブルも配合比によって様々あるのです。

カトラリーのステンレス品質の良し悪しは配合比で決まる!

現在、日本で製造される洋食器の大部分がステンレス製です。
「ステンレス」とは「ステンレス・スチール(スティール)」の略で、「錆びにくい鋼」という意味です。

鋼をベースにクロム・ニッケルなどを添加した合金鋼です。

クロム・ニッケルなどを添加することで、クロムとステンレス表面を大気中の酸素が化合して、無色透明の酸化被膜がステンレス表面を覆うことによって、ステンレス自体と酸素が触れるのを防ぎ「錆-サビ」の発生を防止するのです。

クロムやニッケル成分が多いほど耐久性が良くなるので、その含有量で酸化被膜の堅牢製はグレードにより異なり、18-8・18-12ステンレスなどのグレードに分かれています。

クロムやニッケルの含有量が多くなると、硬度が増してしまうので加工性が悪くなることから、グレードの高いステンレス製洋食器を作るには製造における職人技が必要なのです。

ステンレス洋食器の素材は、耐食・耐久性、加工性、コストにおいて、バランスのとれた18-12ステンレスが高級ステンレスカトラリーの標準となっています。

イタリアでは、何世代にも渡って、娘に食器や家具を受け継いで行くという習慣があって、何十年経っても、同じブランド・同じ製品が手に入るようになっています。

今回、孫にも「Lucky Wood」のカトラリーセットを揃えてあげようかと思っていたら、フォルムが同じなのに18-12から18-10になってしまっていたので、これから他のデザインのものを探すことにしました。

そして、いろいろ調べていて、記事にしたのです…苦笑

カトラリー配合比で味も変わる!

カトラリーはフォルムやテーブルの演出を考えて、ブランドを統一して揃えると便利です。

素材は、シルバーやステンレスのものが多く使用され、陶器や木製カトラリーもあって、カフェなどでは温かみを感じるので人気ですね。

シルバーやステンレスのカトラリーは、壊れにくいものなので、最初に買う時は慎重に選び、飽きのこないようにシンプルなデザインがベストだと思います。

カトラリーお気に入り私は、「Lucky Wood」の持ち手のカーブ具合、食べ物をすくうフォークの先や、スプーンも食べ物をすくう先の大きさなどもすごく悩みました。

シルバー製のカトラリーは、使い終わったらすぐに洗って水分を拭き取り、磨いてあげるような手入れが大変で、格式の高いレストランで使用されていることもありますが、一般家庭で日常で使用するには、手間がかかりすぎます。

木製のカトラリーは、使っていく内に木の表面のコーティングが剥げ削れやすくなり、劣化していきますし、使用後の乾燥が不足するとカビる場合があります。

木独特の温かみがあって、カフェなどでもよく使われているように、温かみを感じるので、取扱に注意しましょう。

このような不便なことから、ステンレス製のカトラリーが一般的になりました。

そのステンレス製のカトラリーは配合比でお料理の味が違い、数字があがっていくごとに、錆びなどの発生率が極めて低くて、耐蝕性・耐久性にも優れています

舌触りなど滑らかさが加わり高品質になっていきます。カトラリー配合比

  • 18-8…一般的に一番馴染みがあるので、基本の味になっていると思います。
  • 18-10…金属っぽい鉄の味が緩和され、口触りが滑らかに感じます。
  • 18-12…食品を口に入れ、口から引いた時にスプーンがほとんどないといわれているほど違いは明白です。
  • 18-18…今まで使用していたスプーンに味があったのだと気がつくほど全然別物です。

食器専門の会社「アヅマ」配合比18-18(クロム・ニッケルの含有率が共に18%)の「インペリアル」シリーズは最高級のカトラリーブランドです。
お箸の文化の日本ではカトラリーに感じて、無頓着でいられるのですが、フランスの高級レストランでは、カトラリーの裏側には材質の表記とブランドの刻印がわかるようにカトラリーはすべて裏返してテーブルに並べられます。

これも、各国の文化の違いなのでしょうね。

私は当時、家計が苦しかったので、清水の舞台から飛び込む気持ちで購入した18-12ステンレスカトラリーでしたが、25年間使用してこれからも使い続けるのだと思います。

私が購入してよかった…と、しみじみ感じるアイテムのひとつです。

身近な無印良品・ニトリ・国産ブランドの価格の比較!

一流カトラリーブランドで、柄が細くで形に丸みを帯びているのにシャープな印象があるポルトガルのカトラリーブランド「Cutipol(クチポール)」のコピー品が100円均一で売られているようです。

100円均一の商品は私もよく利用しますが、安全基準に関しては気持ちの中で一線引いているので、口の中にいれるものは避けるようにしています。

ただ壊れやすいということではなく健康被害があります。

中国産カトラリーからのニッケルの溶出(0.87 mg/kg)、
中国産ステンレススチールナイフからのクロムの溶出(0.52 mg/kg)
中国産ステーキナイフのクロム(2.5 mg/kg)
中国産スチールカトラリーからのカドミウム・クロム・鉛・ニッケルの溶出、
中国産スパゲッティスプーンからの一級芳香族アミンの溶出(2.74 mg/kg)など

最近100円均一も日本製の食器などが増えていますので、表示確認してみてくださいね。

今回は、人気ブランドの商品の無印良品・ニトリ・国産ブランドの柳宗理とLucky Woodのスプーンを比較してみます。

一般的に使用されている品質18-8でカレーなどに使用するタイプを基準に調べてみました。

  • 無印良品-中国製
    1本売り 商品名「テーブルスプーン18cm」 品質表示 18-8 価格 400円  中国製
    ディスプレーで高級品に見せていますが、実は中国製で価格が高く設定されていて、無印良品のキッチン用品はほとんど中国製です。
  • ニトリ-日本製
    1本売り 商品名「スプーン(センチェリー)18cm」 品質表示 18-8 価格 285円  日本製
    ニトリのカトラリーはセットもありますが、安価なものの品質表示がステンレスとだけ表示されていて、明確に表示されていません。
    18-8の品質に達していない商品が多く、「4本組 品質表示 ステンレススティール」などのセット商品は、色が変色したり錆びたりする可能性があり、セット売りに関しては疑問が多く残ります。
  • 柳宗理-日本製(新潟県燕市)
    東京本社ですが、世界一の研磨技術を持つ新潟県燕市でつくられていて、デザインが斬新であることで世界的に人気があります。
    1本売り 商品名「柳宗理 YANAGI SORI 柳 183mm」 品質表示 18-8 価格 525円~  日本製
  • Lucky Wood-日本製(新潟県燕市)
    世界でも評価されている新潟県燕市でシンプルなカトラリーを長年作られているブランドメーカーです。
    1本売り 商品名 ラッキーウッド ニンバス テーブルスプーン18.3cm 価格 256円~  日本製

個人的な考えですが、18-8と同じ品質で無印良品は中国製400円であるのに対して、新潟県燕市は世界一の技術とさえ言われているメーカブランドLucky Woodが256円であることにビックリしました。

柳宗理はデザインが進化しつづけていることから、ブランドデザイン料と考えていいでしょう。

モノはデザインやブランドなどの付加価値が加わるので、価格だけでモノの良し悪しを決めてはいけないものではありますが、無印良品やニトリと歴史が浅い企業体質が商品を見てわかります。

同時に、中国産キッチン用品の無印良品やニトリについて、あわせてお読みいただくと、より深くご理解いただけると思います。

健康になるためにサプリメントや食事法で、デトックスも必要ですが、まずは「口に毒を入れない」という注意もしていきたいです。

そして、食卓を彩り料理をさらにおいしくしてくれるような、おしゃれで機能性があるお気に入りのカトラリーに出会えるといいですね。

18-8のセットで購入すると、一本あたり200円ちょっとで買えちゃうようです。

私が大好きな18-10ステンレススチール「Lucky Wood-ラッキーウッド」の〈スカンジナビア〉シリーズです(*^^*)

外食時、ナイフとフォークなどを持った時、その高級感によって食事の格があがる感覚があると思います。

自宅でも、人をおもてなしをするとき、その時の呼ぶ人のランクをつけている…とも言われています。

銀食器でおもてなしをするか…自宅使いの食器で簡単に済ますか…カトラリーもその重要なモノのひとつなんですよ。

 
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一般社団法人 日本共育ライフ協会内

(合)共育生活研究所

“漢方養生士・中医薬膳師”として「薬膳・ローフードの食事」と、“LOHASライフスタイリスト”として「ロハスな生活」の講座を各地で行っています。


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