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猫の尻尾が曲がっているのはなぜ?もっと知りたい猫話

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ヒトと愛猫の生活情報誌「ねこのきもち」

 

まだまだ研究中の分野だが、有力とされている説はアリ

街中や公園などで時々、尻尾の先が曲がっている猫を見かけることはないだろうか。

生まれつきなのか、病気なのか?痛みなどがあれば治すことはできるのか?など、猫好きであれば気になってしまうのでは?

そこで、曲がっている猫の尻尾について、アレス動物医療センターの院長である沖田将人獣医師に話を聞いてみた。

猫の尻尾が曲がっているのはなぜなのだろう。いつ曲がってしまうのだろうか。

「先端の曲がった尻尾は、カギしっぽ、曲がりしっぽと言われています。

まだ骨の軟らかい小さい頃に、親猫に踏まれるなどの事故で曲がることもまれにあるようですが、基本的には、生まれつきで遺伝的なものと言われています」(沖田獣医師)

沖田獣医師によると、現時点ではしっかり研究されている分野ではないため、はっきりしない部分もあるが今の所は遺伝的なもの、という説が有力とのことだ。

 

カギしっぽの猫が多い地域と少ない地域がある?

 

遺伝説が有力なようだが、日本以外の猫ではどうなのだろう。

種類や国内海外問わず、カギしっぽの猫は多いのだろうか。

「カギしっぽの猫は、インドネシアなどの東南アジア、日本に多く生息しています。

特に長崎県で多いことが有名です。中国やヨーロッパでは非常に珍しく『幸せの扉を開くカギしっぽ』『カギしっぽが幸せを引っ掛けて帰ってくる』など、幸せの象徴とされています。長崎に多いのは、江戸時代にオランダと日本が貿易していた際、貿易拠点として東インド会社アジア支店(インドネシア)を介していたので、その時に多くのカギしっぽをもった猫が持ち込まれたのではと言われています」(沖田獣医師)

日本ではよく見かけるカギしっぽの猫ちゃんが、中国やヨーロッパでは希少性の高い猫になっているとは!

「何らかの事故で発生するものであれば、どこの国でも同じくらいの確率でカギしっぽの猫が現れるはずです。

特定の地域で多いということが、遺伝的な発生であることを示していると思われます」(沖田獣医師)

 

尻尾が曲がっていると痛いの?

 

曲がっている尻尾を見ると「痛くないのかな」と心配になる人もいるかもしれない。

曲がった尻尾に痛みはあるのか? はたまた治すことは可能なのだろうか。

「カギしっぽのままにしておくこと自体は特に痛みなどの症状はないと言われていますので、外観のために曲がった尻尾をなおす手術をすることは、好ましくはないかもしれません。

ただ、治すとしたら、手術で一度曲がっている部分の骨を切り、それをまっすぐに整形して再固定するということになります」(沖田獣医師)

さらに沖田獣医師はこう付け加える。

「ラッキーを運ぶカギしっぽですので、治すどころかむしろ歓迎しなければいけないのかもしれません」(沖田獣医師)

研究中の分野のため、はっきりしていない部分もあるが、特定の地域に多いことから遺伝である可能性が高く、痛みなどの症状は特にないと言われている。

一緒に暮らしている猫や、街で見かけた猫がカギしっぽだったら、運ばれてくる幸せを待つのも良いのではないだろうか。

< Staff 抜粋>








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